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「エロつなぎの大秘宝」の正体 [姶蜜] ラヴ・トラップ迷宮 (異世快楽天 Vol.24)

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copyright 2023 ワニマガジン 姶蜜

タイトル ラヴ・トラップ迷宮
作者 姶蜜
掲載誌 異世快楽天 Vol.24
ページ数 24
ヒロイン エロトラップダンジョンメーカー
竿役 イスカ
エロページ位置(割合) 1 – 24 (100.%)
発射数 2
公式タグ しつけ / アナル / パイパン / フタナリ / サキュバス / レズプレイ / ショートカット / ファンタジー・SF / 中出し / 淫乱 / 潮吹き / 異種間 / 百合 / 金髪・茶髪 / 陥没乳首
修正 白抜き修正
世間は夏コミ(C102)が開幕し、酷暑と台風と帰省ラッシュが入り交じる中皆さんどうお過ごしだろうか? 私は諸般の事情で今年も家でパソコンに向かう日々である。帰省先で、旅行先で、もちろんビッグサイトでのふとした合間に読むのに最高にふさわしくないエグめの作品を本日は異世快楽天からご紹介したい。念のため、異世快楽天は書店売りしていないkomifloオリジナルコンテンツである。いずれ傑作選や単話配信されると思うが、現時点では出ていないようだ。
 

みんな大好きETD

本作のあらすじは一口で説明しづらいのだが、ひとつ前置きしたい。当ブログでは登場人物の名前を原則記載するようにしているが、本作は初めて「竿役が女性」である。ヒロインが男性だったり、くんずほぐれつというのは既にあるのだが、このパターンは初である。
本作の舞台は「エロトラップダンジョン」(略してETD)だ。侵入者をエロい罠にかけるダンジョンということらしい。並いる冒険者がドン引きしたためか300年にわたって攻略者が居なかったのだが、冒険家かつ好事家の「ミフロ・L・エロー」が無事生還し迷宮に眠る秘宝の数々が白日にさらされた。ここから歴史の歯車が動き出し、女冒険者が続々やって来る「大エロトラップ時代」が始まったところから本作は幕を開ける。もうここまでで腹一杯なのだが、本作のヒロインはこのETDをデザインした上級淫魔である。上記の設定は彼女の部下のゴブリンちゃんの宣伝工作で随分盛られているらしく、ミフロさんのあたりの設定もワンピ読みながら考えた感が否めない。ヒロインの目的は「自分がデザインしたエロトラップにかかる冒険者から精気を奪い取りつつ、その痴態を遠隔モニタで眺めて楽しむ」という趣味と実益を兼ねた事業といえる。人間趣味が絡むとコスパ度外視でディティールに凝りがちであり、彼女のダンジョンもおそらく増改築を加えて大発展したものと思われる。概ね大魔王などと呼ばれるラスボスは「壮大な目的」と「姑息な手段」がかみ合っておらずチグハグになっている事が多い中で、本作ヒロインの合理的な戦略性には脱帽する。
そこに現れた挑戦者、イスカが本作の「竿役」である。ヒロインは冒険者のステータスを読める能力があり、次のような分析結果が出ている。原文通り抜き書く。

L・イスカ
性別: ♀
レベル: 12
職業: 魔法使い(冒険家)
年齢: ??
スキル:
　魔罠(トラップ)耐性+2
　状態変化量増加+3
　純潔の加護
感度: C
弱点: 不明
開発度
　膣 C
　クリ B
　胸 C
　尻 D
　精神 B

 
もちろんこの世界のことは分からないが「見るからに初心者の冒険者」という見立てらしい。早速1Fの「入口罠・触手(1)」に絡め取られる。イスカは魔法で撃退するが、触手の粘液を浴びてしまう。これが遅効性の媚薬らしい。仕込みは万全である。続いてスライムプール。制作者いわく「体力を消耗するし逆戻り防止に適している」という理由で「序盤罠の王道」だとか。冒頭でドン引きした冒険者を何となく帰りたくなくさせる気の利いたギミックである。このプールにわざわざ靴を脱いで素足で突っ込んだイスカは、制作者の意図通りスライムに足をすくわれ下半身を責められる。この時点で「状態異常: 発情状態1」が付与された。続いて地下3F (マイナス3Fという原表記だが以下こう書く)の大通路には早くもローバーというミミズ型のモンスターが出現し、哀れイスカは丸呑みにされてしまう。もちろんローバーの体内はエロ責めに特化しており、体中をまさぐられてイスカは絶頂を迎える。ついでにこのときイスカの一人称は「ボク」だと判明する。以降、ダイジェストで「地下4F 感覚遮断絶頂罠」「地下5F 膨乳化」「地下9F ガニ股強制オナニー洗脳」「地下12F エロミミック」「地下18F アクメビーム罠」「地下25F スライム苗床」とどこかで聞いたようなエロトラップがてんこ盛りお見舞いされる。ちなみに本号のひとつ前の作品「マリアエレナは挫けない」では、ヒロインがゴブリン苗床にされて精神破綻しかけていたのだが、本作ではただの通過点であった。そして地下32F、地面に伏していたエルフを助けようとしたところそのふたなりエルフに襲われるという罠にかかる。何とこのエルフはかつての冒険者を罠として再利用したとか。ちなみに上記の射精数カウントの１つはこのエルフである。
 

「エロつなぎの大秘宝」の正体

ここから話が大きく動く。ヒロインはイスカがエロトラップに対してあまりにも平然としていることに疑問を呈した。イスカを「通路D」に誘導してボーナスの小部屋に連れてゆく。イスカは「攻撃力カンストのさいきょうのつるぎ」と「ディルド」から好きな「武器」を選べる。イスカは錯乱した面持ちでディルドに手を伸ばしたところで落とし穴に堕とされる。EDTの設計主であるヒロインは、彼女が「エンジョイ勢」と呼ぶ、秘宝ではなくエロトラップ自体を目当てにやって来る「薄汚い痴女共」を毛嫌いしていた。進んで罠にかかるタイプはデザイン側として気に入らないらしい。イスカは落とし穴の下で触手責めに遭ったあと石化させられる。興が醒めたヒロインは不貞寝すると言って制御室をゴブリンちゃんに任せた。
 
しかし気が付くとヒロインはイスカに逆に触手責めされている最中だった。ゴブリンちゃんもイスカの手に落ちた。実はイスカはエロトラップを全て食らいながら、この陰湿かつ精巧なトラップを用意した制作者のことを想い、ダンジョン愛溢れる淫魔の顔を拝みに来たのだ。イスカが最初からそのつもりだったか、途中で興味が湧いたかは不明だが、ヒロインの設計したあらゆるトラップを食らい抜けることでその身をエロモンスターと化していたのだ。ヒロインは触手の制御権を取り戻し反撃を試みるが、イスカの転移魔法で腕をもぎ取られる。そして倒れこんだヒロインに催淫液をかける。ヒロインは匂いから自分が使った遅効性の薬液と判断し時間稼ぎを試みるが、イスカは一枚上手だった。イスカは裏ダンジョン(=運営側のバックヤード)を攻略し、催淫液の原料である「ニゥペ・ペ」の実から高濃度の薬液を用意していた。ヒロインはここで屈服し、秘宝を明け渡すと告げる。しかしイスカの求めるものはヒロインを含めた「ETDそのもの」を乗っ取ることだった。淫魔の弱点である耳を責め、どこぞでふたなりと化した自らの陽根でヒロインの秘所を貫く。かくしてヒロインは、ETDは完全に攻略された。イスカはヒロインとゴブリンちゃんを侍らせ、新たなるエロトラップで侵入者を手籠めにする快感をヒロインと共有する仲となった。

ステータスオープン!!

以上で本作はオチる。ご理解いただけたであろうか?　確認のために、イスカの最終ステータスを原文通りに書き写したものを見て比較しよう。
 

L・イスカ
性別: ♀
レベル: -82
職業: ???
開発度
　膣 S+
　クリ SS+
　胸 SS
　尻 SS
　精神 SS(完堕)
スキル:
　堕悦写呪(自分にかかった状態異常・魔法呪術などを体内に記憶し相手にも与えることができる)
状態異常:(注: アラビア数字表記は原文はローマ字表記、一部原文の時点で見切れている) 
　催淫6
　媚薬耐性-4
　ふたなり5
　早漏
　緊縛術3
　常識改変
　痴女化
　膨乳6
　噴乳4
　時空転移
　石化2
　感覚遮断
　変態性欲6
　マゾ化
　ぽっかりアナル
　スライム苗床化
　時間停止3
　ガニ股オナニー催眠
　催眠耐性-4
　「ぐつぐつ精子工場」
　「全身性器」
　「無限絶頂」

 
もう何が何だか分からない。まず職業が不詳になった。12あったレベルはなんと減少し、マイナス82にまで成長(退化?)した。元々持っていた「純潔の加護」などのスキルは全喪失し、かわりに「堕悦写呪」というコピー忍者のようなチートスキルのみを持つこととなった。おそらくこのスキルを使いありとあらゆるアビリティを得たのだろう。開発度は完全に仕上がり、精神に関してはカンスト(カンオチ)したと思われる。状態異常が山と積まれ、もうバフなのかデバフなのかも分からない。耐性に関してはマイナス値になっており、常人より催眠も媚薬も効く体になったようだ。「早漏」がおっぱいにも効いているのかは分からないが上からも下からも噴きまくっている。「石化2」「時間停止3」に至っては実績解除的な何かなんだろうか? そしておそらく状態異常「常識改変」を付与した時点でこの非常識な乗っ取りエンドが確定したのだろう。個人的には「ぐつぐつ精子工場」がどういう効果なのか非常にそそられる。年齢という項目が削られているのはもうそれどころではないからなのだろう。
 

本作からの学び

上記の通り、イスカは一貫して「性別: ♀」と判明している。それでも紆余曲折を経て「生えた」イチモツでヒロインとヤッたので立派な「竿役」である。それだけでなく「竿役♀が、他の♀に掘られる」という展開も最初で最後だろう。エロ漫画レビュー冥利に尽きる。本作はETDにストイックに心血を注ぐがゆえに孤独だったヒロインが、自らの試練を突破したイスカという「同好の士」を得て、末永く幸せに趣味を続けられたという、オタクなら誰しも涙なしには読めない、ある意味でコミケ時期に向いた名作と言える。そしてココにしかないニッチ性癖に刺さった方に幸せのあらんことを。それ以外の方には正直言ってエロという意味での実用性はあまりないかもしれないと付言しておこう。
 

あらすじ

本文に記載

本作の単話配信はこちら!!

姶蜜先生の作品はこちら!!

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