「色・形・匂い・感度」全て申し分ない!! [肉棒魔羅ノ進] バラ色両想い (快楽天 2023.06)

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copyright 2023 ワニマガジン 肉棒魔羅ノ進

タイトル バラ色両想い
作者 肉棒魔羅ノ進
掲載誌 快楽天 2023.06
ページ数 18
ヒロイン 西垣めいな
竿役 先輩
エロページ位置(割合) 5 – 18 (77.8%)
発射数 2
公式タグ めがね / パイパン / ショートカット / 後輩・部下 / 恋愛 / 手コキ / 潮吹き / 貧乳・微乳
修正 白抜き修正

当ブログではkomifloのいいねランキングを随時トレースしている。配信開始から1ヶ月の間に獲得したいいねの数で競う。いいねの更新がどこまでリアルタイムなのかよく分からないが、必ずしも見えるいいねの数だけで決まるわけではないらしい。とはいえランキング上位に載るにあたって1000いいねが一つのボーダーと想定される。先月の快楽天はどじろー先生がぶっちぎっていたのだが、今号で抜きん出る作品と睨んでいるのが肉棒魔羅ノ進先生の本作だ。余談だが快楽天作家の中で一番漢字変換が難しいのが肉棒魔羅ノ進先生である。辞書登録すればいいのだが。

ざーこざこざこざこ先輩

本作はラブコメ界隈を席巻している「メスガキわからせ」ど直球の作品である。要するに「女子の方から構われたい」という欲求の具現化といえる。二十世紀の「うる星やつら」「GS美神」のようなラブコメでは、スケベ心を持った男の方からヒロインにちょっかいをかけるのが自然であった。当然現代的でない表現(スカートめくり、女湯覗きなど)が挟まれたわけだが表面的には寛容であった。この後の「いちご100%」「ToLoveる」あたりから、主人公とヒロインの関係性がフラットになる。恋心もスケベ心も男女持ちつ持たれつというわけだ。いわゆる「ラッキースケベ」という、(少なくとも表向きは)男性側に非のない性的接触に、諸星あたるや横島忠夫ほどグイグイリスクを取れない弱者男性が心奪われた。背後には男性側の故意的な性的嫌がらせ「セクハラ」に対する社会圧の上昇がある。同時に月9ドラマなどのコンテンツにおいて恋愛を女性が主導することが良しとされ、男性が隷属的に「貢ぐ」関係や、「いいひと」=無害男性だが恋愛対象外といった女尊男卑的価値観が商業的に不問とされるようになった。大多数の男性から見ればヤらずぶったくりである。結果、モテない男が女子にアプローチする行為自体が良しとされないため、理屈抜きに「女子側がなぜか男性に言い寄ってくる」というスタイルが男性向けラブコメに残されたほぼ唯一の選択肢となったのだ。おそらく転機は山本崇一朗先生「からかい上手の高木さん」で、「女子側に好意がありさえすれば、意中の男子に対するいじめに近い行為であっても正当化されるだけでなく、男性側がそれを求めている」というスキームが確立された。「高木さん」自体はからかいの原因を男側(西片くん)に持たせること、高木さんが客観的にはしっかり求愛していることで純粋な加害被害関係ではないことを明示しており、学生以上の男性にも爆発的にヒットした要因であると考える。しかしこれ以降の作品、「イジらないで長瀞さん」や「宇崎ちゃんは遊びたい」などはこういった建前がなく、ヒロインがやりたい放題やってくれる。そしてこの風潮に対するカウンター、いじめっ子がやり返されるスカッと話として「メスガキわからせ」が概念として定着したと考えている。エロ漫画は舞台背景の説明にページを割けないため、定着した概念にまるっと乗っかるスタイルが読む側にとっても入りやすい(前回紹介した「朝起きたら女体化」も同様だ。理屈はないのだがこれが一番わかり易いのだ)。その意味で本作は極めてテンプレートに乗った導入をかましている。

胸がキュルルン 桃色のファンタジー

本作の西垣めいなさんは開幕ドデカアップから非常にノリがいい。先輩のタイプであるらしい「デカパイ・デカケツ・デカタッパ」、声に出して言いたい日本語である。彼女は事あるごとに「チンチンがカピカピに干からびる」という表現をする。これは本来女性器に対して使う表現だと思うのだが、繰り返されるとそんな気もしてくる。冷静に考えればチンチンは外に露出しているため元来「干からびて」おり、常時湿っているチンチンは病気のもとである。でもまあ挿入すれば両者とも「バラ色でジュンジュン」なのも間違っていない。先輩もここは一理あると首肯している。

作中で出てくる桃色片想いといえば、昭和生まれのオッサンとしては懐かしい思い出がある。AKBに歌謡界を席巻される直前のつんく政権で大ブレイクした松浦亜弥のシングル。2002年2月のリリースだそうだ。

改めて歌詞をマジマジと見つめてみたのだが、アップテンポで楽しげに歌っているのだが片思いは解決していないのね。「片思いしている自分が桃色」という一人称視点の恋愛風景ということか。

4ページ冒頭、大文字で「まずは俺のチンポを見てくれ」

エロ漫画らしい加速度のある場面転換にゾクゾクする。メスガキものは所詮スカッと話なので、
この瞬間が一番気持ちいいように出来ている。下ネタから一気に主導権を取る。もちろん流れ的に引けない西垣さん。5ページでは既に裸にひん剥かれている。「着衣ではわからなかった胸部から肋骨にかけてのライン」から始まる言葉によるヌードデッサン。確かに着衣時とは少し体型が違うように見える。体型に自信のなさそうな西垣さんだが、何故か先輩から高評価をもらう。「なんなんすかこれ!先輩のチンチン見せてくれるって話じゃなかったんすか!?」一字一句そのとおりである。ここで先輩の巨根が天を向く。先輩はここにコンプレックスがあるような事を言っているが、全く懲りていないし、西垣さんサイドも引く素振りを見せないため、ここに宣戦が布告された。

「彼女ができたらまずはケツ穴の検分と決めているんだ」肉棒魔羅ノ進先生は今回筆が乗っているのかド下ネタの名言オンパレードである。最高だ。西垣さんのケツ穴は「色・形・匂い・感度」全て申し分ないらしい。形? もはや火鳥先生ワールドの公用語である。ちなみに紙面の都合上(意味深)なのか使用は持ち越しとなっている。身長差キスもラブコメ感があって非常に良いが、同時に立ったままキツめのペッティングで出来上がった二人は、立ったまま待望の挿入にうつる。キスが難しいほどの身長差で立ったまま手マンも挿入も難しいと思うのだが、足の長さはそんなに変わらないということか。14ページ、相当悩んだがエロ漫画の擬音スタンダードにより、先輩はここで一発出していると判定している。流れ的には不自然なのだが、ここから抜かずの2発目と読んだ。西垣さんはメガネなしでも可愛いと思うのだが、最後までメガネだけは外さないままフィニッシュとなる。冒頭はコメディタッチなのだが、加速度がついたまま怒涛のエロシーンで大満足の一作である。

あらすじ

西垣めいなはしつこく先輩にアタックを掛けている。先輩の女性遍歴も知っており、下ネタもお構いなしだ。しつこいイジリにうんざりしていた先輩だったが、ここで彼女の恋心に決着をつけてやるべく、自らのチンポを見てくれと告げる。突然の反撃に戸惑う西垣だったが、彼女もまた自分の片思いに決着をつけるべく裸体を先輩に見せつけた。

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