いじらし成分最大量配合 [くっきおーれ] ひきこもり彼女 (COMIC BAVEL 2023.11)

By camomesensei 2023年9月27日No Comments

タイトル	ひきこもり彼女
作者	くっきおーれ
掲載誌	COMIC BAVEL 2023.11
ページ数	22
ヒロイン	紗江
竿役	亮
エロページ位置(割合)	4 – 21 (81.8%)
発射数	2
公式タグ	パイパン / 中出し / 処女 / カップル・夫婦 / 学生 / 巨乳 / 幼なじみ / 恋愛 / 淫乱 / 羞恥
修正	白抜き修正

本日はオキニ作家のくっきおーれ先生の作品をご紹介する。くっきおーれガールズは世間的に優秀なのだが恋に奥手でいじらしいのが胸をプスプス刺してきて非常にそそられる。作品によって濃淡はあるのだが、本作はまさにいじらし成分最大量配合である。

ギフテッド

学生の不登校は昔からあったと思うが、認知される件数が増えてきている。理由は様々だが、少数派の一つに「ギフテッド」と呼ばれる人達がいる。神からの贈り物としか思えないような優れた才能を持った彼らは、並外れた洞察力と知識欲で周囲から突出した存在になってしまう。適切な介入がないと周囲から疎外され、ひどい場合は排斥されてしまう。本人もそれを望む場合が多く、ギフテッド同士のコミュニティに接触できない場合は孤立を選択することが多い。本作の紗江さんはそこまでいかないにせよ、学業優秀なため学校も家庭も自主性に任せる、悪く言えば放任主義で引きこもっている。そんな中でも話せる友達というのがいれば世界は十分な色を持つ。それが幼なじみの亮という存在だ。

つながりたい紗江、がんばりたい亮

本作の見所は、紗江が学力普通の亮に上から物を言うのに対して、オナニーを見られたことを茶化さず受け止めてくれた亮に対して「もし亮君がそういうの…興味があるなら　わ…私もシてみたい…かも♡　…です♡」この最後の「です♡」に臆病さと敬愛を感じずにいられない。強い人間こそ弱さを見せるのが怖い。そして紗江のために好意と弱さをさらけ出してくれた事が紗江の事を守るためだと理解するのも早い。

いざ始めるとなると勝手がわからない亮。それに対して安心しきった表情で服を脱いでいく紗江。お互いの性器を見て、紗江は「きて」と告げる。最中、紗江はセックスのことを「つながる」と表現する。孤独な中かまってくれていた亮への一番の願いがそこにあった。対して、亮は男として紗江に恥をかかせたくない、イカせたいという思いが強く出ている。ここが最後の「頑張れっ！俺」という表現に繋がっている。ギフテッド紗江はやはり飲み込みが早く、初体験から7ページで騎乗位の感覚を掴んでいる。繋がりたい欲求を満たせて満足げな紗江と、自らの不器用さを鼓舞する亮の対比もいじらしく映る。

止まらない学習意欲

翌日、目覚めた亮の前に制服姿の紗江が！学校にいく気になったか、いやでも今日は休みだぞ、と思考を巡らす。紗江の答えは「制服でHしよ」だった。やはり紗江さんは常に一歩先へ進んでしまう。受け止めてくれる亮という存在がいるから、紗江は安心してその一歩を進められるのだ。残念ながら亮君はまだその域には至っておらず我武者羅に紗江に着いていこうとするだろう。それが微笑ましいのだ。人間の成長についての洞察を感じられる、そして温かみのあるくっきおーれ先生らしい作品だ。

あらすじ

亮はついに幼なじみの紗江と付き合うことができた。紗江は才色兼備が過ぎて学校に行く必要性を失ってしまい家に引きこもっている。そんな紗江の無防備な部屋着が気になって仕方ない亮だが一線を踏み出せずにいた。そんなある日、忘れ物を取りに戻った亮は、自分すわっていたクッションを抱えてオナニーにふける紗江を見てしまう。