師を超える逸材 [こんこんとちゅ] えっちの予習をしたら天才だった (失楽天 2024.12)

タイトル	えっちの予習をしたら天才だった
作者	こんこんとちゅ
掲載誌	失楽天 2024.12
ページ数	28
ヒロイン	咲笑
竿役	歩
発射数	2
公式タグ	しつけ / フェラ / オナニー / パイパン / JD / 処女 / カップル・夫婦 / お嬢様 / 巨乳 / 後輩・部下 / 恋愛 / 淫乱 / 潮吹き / 羞恥 / 金髪・茶髪
修正	白抜き修正

月末。快楽天が配信されかなり出遅れているのだが、本作だけは触れておきたい。失楽天から、こんこんとちゅ先生の作品をご紹介する。新星デビューとのアオリだが、まさにその名にふさわしい快作だ。

ターゲッティング広告

本作ヒロインは咲笑(さえ)、竿役は歩である。咲笑は大学の後輩で、電車の改札の通り方も覚束ないお嬢様であった。結論から言うと無知シチュお嬢様のえっちなお勉強タイムに入るのだが、いきなりそこへ飛び込めるほどの度胸と経験が歩には足らなかった。エルオーなどではヒロイン側が性的に無知なことを利用する話が大変多いが、基本的に竿役にとって触法行為を伴うこともあり前途は微妙だったりする。二人の関係を大事にした前提の作品は少数派である。前回も書いた通り、大学生は全て成人なはずなので本作はエロいこと自体は合法だ。その上での紳士的な躊躇いが本作のテーマである。しかしそれが一気に崩れる。ゲーセンで調べ物をしようとした咲笑のスマホからエロ広告が流れだした。慌てて止めようとしたのが逆に音声まで流れ出るハメになり半狂乱。その際に歩は咲笑のスマホの検索履歴を見てしまう。さあ実際に追体験したい方は下記のリンクを押していただければgoogle検索結果が開くぞ。

ケロウチャ Tシャツ
初体験
 初めて　H
初めてのH　痛い
 処女
 ヴァージン

実際にやってみたわけだが、この程度でエロ広告は出ないし出るとは思われない。無論私は普段からこんなことを検索しまくっているのでビクともしないのはさて置く。まずターゲッティング広告の前提としてこの検索ワード群から想定されるプロファイルが必要となる。どう考えても女性でありエロ広告を望んでいる層とは思い難い。実際これらのワードで検索してみると、婦人科系の真面目な解説サイトがヒットする。思うにこの並びで出るべき広告は「オンラインピル処方」あたりではないだろうか。ちなみに上記キーワードのうち「ヴァージン」だけは航空会社が前に出てくる。旅行関係はターゲット広告がうるさいので、格安航空券サイトのバナーが出まくる可能性もあろう。つまりエロじゃないワードを検索しようとしてエロ広告「寝ているあの子にぐっぽり…♡」「ハメて生き残れ..!!!」がヒットするのは、普段からそれなりにこの手のクリック率が高くないといけない。2つの可能性がある。1つはもちろん咲笑自身が相当なムッツリなパターン、もう1つはお屋敷内に同一IPでムフフな検索をしている誰かがいる可能性だ。兄弟の示唆はないため、冒頭で運転手を貸し与えた父がアヤシイ。オチ的には前者も捨てがたいが、後者だとすると娘の変態調教のきっかけとなったのが親父のエロサイト検索ということになり、これはこれで面白い。

師を超える逸材

いきなりエロい空気に閉じ込められてしまった二人は、とりあえず歩の家に連れ帰る。初めてであろう彼部屋でいきなりキスからの脱衣に向かう。本作では咲笑中心に描かれているのだが、脱がされるお嬢様以上に、脱がしている歩のほうがテンパっているのは想像に難くない。しかも咲笑さんはなかなかの巨乳をお持ちだ。このサイズの巨乳を見て揉んでしまったら頭など回らない。攻略手順が分からない歩はなんと「自分で下触ってみる?」とブン投げた。男はとにかく自分の下半身を触ることに関しては幼少期から慣れているので迷いがないのだが、女性はそもそも何をどうすればいいのかさえ分からない。そこで「歩が下を触るから咲笑はおっぱいを触って」と分担が決まった。バックハグの体勢で下半身に手を入れつつ、耳元でおっぱいの触り方を指導する。これが咲笑にキマった。まんざらでもない歩もまたこの形で調教しようと決意する。歩は後述するのだが、ここで調教の形が決まってしまったため、挿入のタイミングを逸してしまった。12ページ、ここから教科書的でない性教育の時間が始まる。各種呼称を教え、自分の下半身の構造を教える。14ページ、歩はいろいろ教えていくにあたり結局咲笑の羞恥心を取り去る必要があるという考えに至り、公共図書館でのペッティングトレーニングを敢行する。そして総仕上げとして、咲笑の家、咲笑の部屋で、ドアに向かってのM字開脚オナニーを強要する。十分すぎるほど仕上がってゆく咲笑に対して歩の方が限界だった。歩君はこの期に及んで自らセックスを切り出すことに羞恥心を持っており、ホテルでいよいよという時にも「ここ…」とチンコをあてがった先には何も言えず挿入を果たす。彼女はこれが本番であることを理解し、持てる知識を総動員して淫語をひねり出す。無垢なお嬢様から囁かれる教育の成果にゾクゾクした歩は射精し、その後申し訳なくなって咲笑に詫びる。既に出来上がっている咲笑は「もっとえっちできもちいいことおしえて…」と尻を突き出して懇願した。その後バスルームに舞台を移してさらに一発。大量のコンドームを使った事後、ピロートークで歩に淫語満載のおねだりをかまし、歩の教えた範囲を超えてきたというところでオチとなる。咲笑の読みは「さえ」なのだが、二人並べて「さきへ、あゆむ」とも読める。実家が太くて綺麗でおっぱいが大きい、その上に変態という最高の属性を手にした歩は人生の絶頂だろう。いったん火をつけてしまった咲笑を満足させ続けられる限りにおいて。

あらすじ

歩は大学の後輩で深窓の令嬢である咲笑と付き合うことができた。二人の関係は良好だったが、チェリーな歩はお嬢様との距離の詰め方がわからず悶々としていた。３か月記念日のデートのさなかに、咲笑のスマホから嬌声が響き渡る。あわてて止めようとする咲笑のスマホの検索サジェストから、咲笑もまた手探りで関係を進めたいと思っていたことが分かった。二人三脚でのえっちな「予習」がはじまる。