こんなビッチ絶対アリ!! [しらないひとし] コイツとだけは絶対ない! (BEAST 2023.04)

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copyright 2023 ワニマガジン しらないひとし

タイトル コイツとだけは絶対ない!
作者 しらないひとし
掲載誌 BEAST 2023.04
ページ数 24
ヒロイン 青野マオ
竿役 レオ
エロページ位置(割合) 1 – 23 (95.8%)
発射数 3
公式タグ ビッチ / 巨乳 / 恋愛 / 淫乱 / 童貞 / 逆転
修正 白抜き修正

萱野寮の怪奇

本作はビッチが竿役を食ってくれる物語である。このパターンは、「ヒロインに食い尽くされる」「竿役が持ち前の精力でリードを取る」の分岐があり、本作は後者を取る。
昨今のエロ漫画は性的同意の必要性から、とかくヒロインがリードする展開が多すぎる。結果、本作のようなビッチヒロインが多数を占める事になるのだが、竿役目線で進行する物語ではビッチ遍歴をことさら描かない事が多い。本作は1ページ目から石澤くんにマウントしてアエギ倒している上に、タイトルページで多数の男性遍歴を匂わせている。マオちゃんスマイルに目が行ってしまうが、じっくり見て頂くと印象がまた変わるかもしれない。
本作は「萱野寮」での共同生活が舞台である。大学寮だと思われるが、男女入居OKで、実際に男女で住んでいるというのは極めて珍しいのではないだろうか。完全に個室ならともかく、少なくとも食堂は共同で寮生の当番制ということは、風呂や洗濯など共同スペースが他にもあると思われる。経緯は不明だが、青野家のご両親はよく認めたと感心する。そして当然のように不純異性交遊が始まるのだが、男子寮生が「搾精され過ぎて退寮する」という理解不能な椿事が多発したらしいのだ。マオちゃんは本作通して割と分別はある感じなのに、男に何を要求したらそうなるのか謎である。石澤君には申し訳ないが、もっと人数がいるうちに男子寮生でローテ組むなど対策はあったように思えるし、なにも退寮するこたあないとしか思えない。何なら噂を聞きつけたキモい寮生がで溢れ返っても不思議ではない。

感嘆符の読み方

結果、レオ君のエロいことしたい宣言から二人がおっ始める。先手は無論ビッチ側で、巨乳を駆使しあっさり2発抜いてしまう。この後セックスシーンに移るのだが、百戦錬磨で静かにセックスできないタイプのマオちゃんが黙り込んでしまう。
エロ漫画というよりグルメ漫画でよくある、「美味しすぎて何も言えない」状態である。漫画のセリフで、「・・・!!」という表現はよく使われる。さてこの吹き出しがあったとき、キャラはなんと発音したのだろうか? 感嘆符「!」自体は「エクスクラメーション(exclamation)」もしくは「ビックリマーク」などと呼称される。感嘆符が何かの言葉の後ろについているとき(例:「気持ち良すぎだろ!!」)は、若干声を荒げるのが正解だろう。しかし感嘆符を単独で発音しろと言われた場合は、「アッ」とか「おっ」とか言う人は少ないと思う。多くは「んっ」に近い無音で応じるのではないか。感嘆は時に人から言葉を奪ってしまうのだ。ただぶっちゃけ現実的には、漫画越しに感覚的なものは伝わらないので、具体的な説明をすっ飛ばす意味で「沈黙に語らせる」手法ともいえる。女性の性感など男性読者に(作者にさえ)伝わらないものナンバーワンなので、極上の快感を「喘がない」形で表現するのは合理的でさえある。本作はこの着想から逆算してヤカマシイ女を描いた(それを聞かす必要があるので寮生活にした?)まである。
いずれにしてもマオちゃんが可愛いのと、竿役のレオ君が比較的デキるので素直に応援したくなる爽やかさがある。あと、本作のもう一つの奇跡である妙に艶っぽい大家さんがキャラ立っててまた良い。しらないひとし先生も出番少ないがお気に入りと評価されているのも頷ける。コイツは絶対アリ!

あらすじ

萱野寮に下宿している青野マオは、寮生の男を取っ替え引っ替え食い散らかした挙げ句に退寮させていた。最後の男寮生となったレオは、隣室でのマオのHな物音を聞かぬふりでここまでやり過ごしてきたが、本当は童貞を捨てたいとカミングアウトする。

掲載号はこちら!!

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