copyright 2025 コアマガジン すぎぢー
| タイトル | いろどりかぞく 最終話 |
| 作者 | すぎぢー |
| 掲載誌 | HOTMILK 2025.12 |
| ページ数 | 34 |
| ヒロイン | 与見沢桃香 |
| 竿役 | 与見沢只彦 |
| 発射数 | 5 |
| 公式タグ | めがね / フェラ / ムチムチ / 中出し / 制服 / 妹 / 学園 / 学生 / 巨乳 / 恋愛 / 淫乱 / 背徳・インモラル / 陰毛 |
| 修正 | モザイク修正 |
本日はホットミルクから、すぎぢー先生の長編シリーズ最終話をご紹介したい。
本シリーズは近親の描写が多く登場します。苦手な方はお気を付け下さい。
シリーズ一覧
現時点で4話以前はkomiflo配信期間満了となっている。一方で1・2話は単行本「発情コントラスト」に既に収録されている。初出は3.5話以外はホットミルク。3.5話はメガストアへ出張といった形で背景説明を含めて掲載された。
| 話数 | 初出 | ヒロイン | 特記事項 |
|---|---|---|---|
| 1 | 2023.04 | 冬美 | 紅葉にバレ |
| 2 | 2023.08 | 紅葉 | 桃香パンツ入手 |
| 3 | 2024.01 | 冬美 | 桃香母の香りを知る |
| 3.5 | メガストア#10 | 夏芽・桃香 | 紅葉の妄想 |
| 4 | 2024.12 | 冬美 | 桃香にバレ |
| 5 | 2025.05 | 冬美・桃香 | ゴムを強要 |
| 最終 | 2025.12 | 桃香 | ネタバラシ |
登場人物紹介
本シリーズはクラシックスタイルと言うべき、男性語彙でエロシーンがサクサク進むタイプの作品だ。エロシーンを中心に組み立てられているため、各キャラのエロ以外の背景は最低限にとどめられている。以下、名前のある登場人物を順次紹介する。6話のネタバラシ部分については最後に記述する。
与見沢只彦 – 本作唯一の竿役。再婚した父親の連れ子。子供の中では最年長。
与見沢桃香 – 本作メインヒロイン。母親側の長女。メガネ。
与見沢夏芽 – 次女。陸上部で頑張る中学生。3.5話の妄想を除いてエロには絡んでいない。
与見沢冬美 – 母親。現在は専業主婦だが、下着メーカーでデザインを担当しており今でも後進の指導に行っているらしい。全ての元凶。
深峰紅葉 – 冬美の妹。男性向け商業エロ漫画家。独身。メガネ。奔放な性格で居候のような立ち位置で新婚の与見沢家に居座っている。
与見沢父 – 冬美と再婚した只彦の父。単身赴任が長く作中には声でしか出てこない。
江口本 – 紅葉の担当。何を隠そうコアマガジンの人。メガネ。只彦と同じくおぼこい感じ。作中描写は無いがぜったい紅葉のタイプ。
過去話あらすじ
基本的に時系列で話が進んでいるので、1話から順に流れで説明したい。
1話
只彦の父親が再婚・同居してから半年後。与見沢家の只彦・冬美・桃香・夏芽が冒頭に登場する。男嫌いらしい桃香と裏腹に、夏芽は只彦とスキンシップ多めだ。そして只彦と冬美は既に一ヶ月前から肉体関係があることを示唆しており、姉妹が学校に行った直後からおっぱじめる。只彦の父は単身赴任で家を空けがちであり、再婚したのに放っておかれている冬美を慰めるうち関係に至ったと明かされる。真夜中、冬美と只彦がセックスしているところを紅葉に目撃されたところでオチとなる。
2話
只彦以外の家族が出払ったとある土曜日。冬美の妹である深峯紅葉は只彦にコナをかける。強めのスキンシップを図った上で、冬美との行為動画を暴露。断れない只彦に「エロ漫画の参考にする」という建前で関係を迫る。事後、洗濯物を持ってきた桃香は紅葉の部屋にあるはずのない只彦の使用後ブリーフを見つけてしまい、つい持ち帰ってしまう。
3話
只彦の下着の匂いでオナニーに耽る桃香。只彦との距離が急に近くなった紅葉。そんな日に冬美が雨に降られてしまう。傘を持って迎えに出た只彦は、公園のガゼボにてセックスに至る。その日の夜、桃香は只彦から冬美の香水の匂いがすることに気づいてしまう。桃香の中で只彦への疑念と劣情が積み上がってゆく。
3.5話
冬美さんとベッドでセックスした只彦はシャワーを浴びる。気がつくと夏芽が裸で後ろから抱きついてきており手コキを始め出す。そのまま只彦を押し倒した夏芽は本番に向けて只彦を誘惑する。そこに同じく全裸の桃香が乱入し、只彦のチンコをW素股して射精。さらに二人でおねだりを初め出す。ここで場面が変わり、全ては「メープル深峰」こと紅葉の夢の中での「プロット」だとしてオチる。
4話
桃香には幼少期にとある男子と遊んでいた憧憬を思い出していた。只彦は冬美と買い物に出ており家には桃香と紅葉しか居なかった。桃香は意を決してブリーフの件を紅葉に訊く。紅葉は肝心なところをはぐらかしつつ、桃香に「只彦君の事好きなんでしょ?」と逆質問する。図星を突かれた桃香に、紅葉は素直になることをアドバイスした。一方で冬美は出先の踊り場でフェラした上で、寝静まった家にてセックスする。ついにその光景を桃香は目の当たりにしてしまう。
5話
冬美の部屋に入った桃香は、只彦のことを好きだと告白する。連れ子だとしても兄への告白に冬美は戸惑うが、「コンドームを着ける」ことを条件に関係を認めた。いきなり母親の前で始めだした桃香に冬美はレッスンを始める。初めての桃香だけで無く、只彦もまた今まで感じたことの無い深い快感に包まれ、ゴム中出ししたところで事切れたように寝入ってしまう。そのとき冬美の携帯に、単身赴任中の夫から帰宅の知らせが入る。冬美は「そろそろ潮時」と言った。
ネタバレに至る前のいろどり
最終6話のネタバラシの前にここまでの話を振り返りたい。上記の通り本作はエロシーンを中心にした実用重視のメリハリが利いた作品だ。荒井啓先生「秋桜が咲いた日に」と同じく近親の描写がメインではあるが、こちらは竿一本に対してヒロインが4人いる。よくある四季になぞらえたネーミングで、桃香・夏芽・紅葉・冬美で春夏秋冬となっている。ストーリー上のヒロインは桃香さんで、彼女が只彦に対して外堀を埋められていく形で進み5話で本番を迎える。冬美さんは桃香との歳関係から40歳を超えていると思われ、紅葉さんも「濃いめ」である。ご覧の通りこの爛れた関係の発端は冬美さんにあり、1話冒頭から3話・4話とメインヒロインを務めている。父親不在の家庭で母親がオチていたら何も言うことが無くなるので、冬美にモノが言える紅葉さんが半ば強引に配置されている。もちろん実際にはエロ漫画家である紅葉さんがブレーキ役になるはずもなく、2話から4話までワイルドカード的に只彦と桃香に発破をかけるスパイスだ。冬美・桃香のラインは雰囲気が似ていると思っているのだが、紅葉さんは少し風合いが違っており前者のデレデレしたエロシーンと違った大人味に仕上がっている点でも良い味を出している。一方で最年少の夏芽さんはまたひと味違う部活陽キャ美少女として期待していたが彼女は本編に濡れ場が無い。3.5話として外伝の夢オチという立ち位置で筋肉質なスレンダーボディを披露して貰えるが夢でも本番には至っていない。まあ姉とデキてしまうという結論から見ても姉妹丼は長編で重荷になるのは否めない。
最終話あらすじ – 真相
そして6話。急速に話が畳まれてゆく。まず冬美さんは結局夫が帰ってきていないにもかかわらず只彦との肉体関係を断った。そして紅葉は元々なぜ姉の再婚先に居座ったのかも謎だったが、理由は明かされること無く新居へ引っ越しする。そして何とコアマガジン担当編集として名前だけの存在と疑いもしなかった江口本くんが運転手として一コマ登場する。只彦に手を出す紅葉さんが好きそうなメガネおかっぱだった。最終話でも夏芽はジャージ姿での登場で朝練に出て終わる。冬美はもちろん、夏芽も紅葉も何となく桃香と只彦の関係性が近いことに気づき、それぞれの理解のもとニマニマする。
11ページの回想シーンからいよいよ最後のネタバラシに入る。図書館で桃香を待っていた只彦はなし崩しに図書館でのエッチに突入する。二人はとにかく相性が良いという事が強調される。24ページ、場面は変わって家で二人の帰りを待つ冬美に一本の電話が入る。相手は現夫だ。この二人の会話は直接的な表現では無いが、以下の事実が明かされている。時系列で書こう。
- 現夫と先妻の間に只彦が産まれる。
- 現夫は冬美ともW不倫しており、冬美と現夫の間に桃香が産まれる。
- 冬美は前夫にこの事を伏せ、あくまで夫婦の子として育てる(托卵)。
- 冬美が前夫の子として夏芽を産む。本当の父親は不明。
- 現夫・冬美ともに離婚し(理由不明)、二人が結婚・同居する。
現夫と冬美がそれぞれシングルに戻った理由は明かされていない。桃香は二人がW不倫していた時に出来ており、只彦と桃香は異母兄妹ということになる。これこそ冬美が二人にゴムセックスを課した理由だ。明確に語られているのはここまでである。上にも書いたが夏芽は冬美の前夫との子供だと思われるが、セックスもしておらず確証はない。この電話自体は現夫の仕事上の理由で帰宅が遅れるという内容だが、これについて冬美は浮気を疑っている。しかし過去の経緯上オープンマリッジに近い関係性なのか、匂わせつつも咎め立てはしなかった。無論冬美の方も只彦とよろしくやっているわけだ。
艶盗り、家族
従って形式的には只彦と桃香は血のつながりが無いはずだが実際にはある。冬美と只彦は親子関係がありながら血のつながりが無い。冬美は一貫して只彦とのセックスで避妊をしていないが、仮に妊娠していたとしても現夫の血統であり認知もされるのであろう。さて本作では「桃香と只彦の肉体の相性が良いのは血が繋がっているからである」と暗に示唆している。実際は相性が悪いことこそあれ良いのは生物学的にマズい。しかし一方で桃香は自分の母親と同じ性志向を持っている可能性があり、冬美・桃香親子は与見沢のルックスと遺伝子に弱いのかもしれない。只彦にもまた「道ならぬ性愛(かつ絶倫)」という志向を受け継いでいる可能性もある。「禁断の愛と思っているから盛り上がる」というパターンは近親モノのエッセンスだが、本作は逆に本人達は知らない。なので二人は禁を破りナマで致す。他人だったはずなのに惹かれ合う、そのことに運命的な絶頂を感じるという破滅的なエンドとも言える。ちなみに4話から挟まれている回想は当然この二人だったわけだが、二人の血縁関係を示唆しているとは言いがたい。只彦は真実に気づきかけるのだけが、逆に読者には冬美以外の親世代の風体が明かされていないため、11ページの妊婦とその夫らしき人物(冬美と前夫だと思われる)がピンと来ない。さらに5ページで唐突に桃香がメガネを買い換えた点も示唆的だが本作では意図が伝わらない。この辺はすぎぢー先生の過去作(もしくは次回作)で触れている点なのかもしれない。今回私は全話を通しで読み返したので作中の枝葉の部分を切り離してご説明したが、そうでないと最終話だけでは断片的でモヤっとされた方も多いかもしれない。本稿が理解の一助になれば良いと思いつつ、ぜひ通しで読んで頂ければと切に願う。
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