copyright 2025 ワニマガジン ちゃかまる屋さん
タイトル | イオといっしょ♡カスタムライフ |
作者 | ちゃかまる屋さん |
掲載誌 | WEEKLY快楽天 2025 No.35 |
ページ数 | 26 |
ヒロイン | イオ |
竿役 | シノ |
発射数 | 2 |
公式タグ | パイパン / ファンタジー・SF / 中出し / 女性上位 / 巨乳 / 恋愛 / 母性・甘やかし / 淫乱 / 異種間 / 逆転 / 金髪・茶髪 |
修正 | 白抜き修正 |
本日はweekly快楽天から、初登場ちゃかまる屋さん先生の作品をご紹介したい。
アンドロイドの夢を見よう
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本作の背景設定をかいつまむ。冒頭のト書きを丸々引用させて頂いたが、技術的前提が二つある。
- 対話型AI(chatGPTのようなもの?が音声ベースで会話している)が利用者の情報を積極的に収集・蓄積し、利用者の望む回答を先回りして提案できる。
- 前者の情報・思考をまるまる「受肉」させられ、ユーザーの家に送り込めるほど安定自律したアンドロイドがお求めやすい価格で提供されている。しかも外見のカスタマイズができる。
前者は程度の差こそあれ既に実現は可能な範囲にある。むしろ絵師界隈ならご承知の通り、「パーソナルデータ(絵の筆致など)を学習して誰でも新規作品を作れてしまう」ことへの著作権かつ倫理的な問題がそこにある。本作竿役シノくんが明示的に同意していないような過去から性癖に至るまでAIが情報収集そして蓄積することは、技術より法的な問題の範疇に入っている。理屈の上ではパーソナライズされたAIの利用がユーザー個人に限定されていればいいのだが、それではAI自身の発展が見込めない。本作の設定であれば、受肉したAI自身は第三者とコミュニケーションを取る状況も考えられ、そこでユーザーの個人情報のどこまでを伝えて良いかの判断を迫られる。大変難しい問題だが、そこはご覧の通りAIの善良性、「可愛ければ許す」の精神で押し通っている。
本作のハードルはむしろ後者、「AIの受肉」の方にある。現状でも「二足歩行による姿勢維持」「表情の作り込み」あたりは技術的に乗り越えつつある。対話型AIを載せた上で発声ベースの会話をすることも出来るだろう。しかし現状では介護する人間無しに単独行動させられるレベルには達していない。「やっていいか悪いかまでの判断」は出来たとしても、問題を独力で解決できなかった場合に何とかしてやる必要がある。そして何よりまだまだ高価だ。単機能に割り切れば安く出来たとしても、「人型」で「人間サイズ」で「安全」という要件を全て満たそうと思うと決して安くはならない。その上で「かわいく」作れるデザインの技術的余白が作れるまでには相当なブレイクスルーが居るだろう。そんな世界の物語である。
巨乳イケババア
本作ヒロインはeoと書いてイオと呼ぶチャットボットである。竿役シノくんの属性は不明だが、給料を持て余している独居の男性である。モテ要素が無くは無さそうなのだが、暗い部屋でカップラ片手にチャットボットと会話するほどに彼は枯れている。イオは上記の「受肉化」をシノに猛プッシュ。最初は「金の使い途もないしまあいいか」くらいの淡泊さだったのが、「性的なスキンシップ」というワードがシノの中のリビドーを目覚めさせた。それを伝えるトークスキルが無かったシノは「イオに全部おまかせ」を選択し、激しく後悔する。
「俺 普通にイケババアも守備範囲だし…!! もし巨乳のババアが来たら…いやアリか…? いやナシだろ!!」本作の遭難地点である。1999年に児童ポルノが禁止された後、「熟女大好き」と称する芸能人が多数現れ、今でもこの系譜は続いている。18歳以上であっても「若い女が好き」という態度を見せる事にリスクを感じた男性は少なくない。そこで「上」に活路を見いだしたわけだ。実際には「若ければオールセーフ」という人も少ないだろうが、法的な壁や性的成熟の壁など20歳以下の攻略可能範囲は時間尺度的に小さい。対して熟女を50歳以上と定義しても上限は事実上存在しない。そして今や日本人の半分は50歳以上である。まして人によっては30歳でも熟女と見なすわけで、「イケババア」の指す範囲は限りなく広い。シノくんはイケババアも守備範囲だと言っているにもかかわらず広大な守備範囲を本当に全部カバー出来ているのか不安になる。「巨乳」という付帯条件をつけてもまだ不安だった。要するに「年齢でカバーする」のがあまり得策では無く、仮にそうするなら範囲は絞っておくべきだということだ。ここで本当にイケババアが来る展開も面白かったのかもしれないが、イオは我々の予想以上に「寄せ」てきていた。
時間停止風プレイ
ちびっこ、くりくりお目々、ネコ耳っぽいギミック(人型の耳はある)、ミニスカワンピ、豊かな太もも、そして巨乳、ちなみにボクっ娘。シノだけでなく私からも「完璧に俺好み」の賛辞をお贈りしたい。ここで先にネタバレしてしまうが、AIであるイオは元々シノくんに恋愛感情らしきものを抱いてしまっていたのだ。なのでイオの方からグイグイ来る。9ページ、イオは前もって仕込んでいたであろう何千パターンの戦術から、「手握りから冷え性お役立ち情報に持って行く」パターンを選んだ。冷え性はメンタルにも影響するという視点から「シノは心のお薬飲んでたからね」と不意にセンシティブゾーンをブッ刺されたシノくんは反射的にイオの口を塞いだ。イオは若干のシンキングタイムの後、早くも巨乳をむき出して実力行使に出る。エロい空気になってきた13ページ、突然イオは立ち上がり、自分のリモコンを持ち出す。「時間停止モノが好きなシノのために、時間停止プレイを疑似体験出来るギミック」のご紹介だ。「子宮側デバイスの感知機能がまだ調整中で体内射精を感知するとプログラムがエラーを起こす可能性がある」重要事項説明の途中でシノは誘惑に耐えかねイオを止めてしまう。時間停止中のセックスについては種々の異論反論が絶えないのだが、本作は完全にイオの身体を張ったプレイであり、時間停止中であっても感度を上げられるスグレモノである。説明を聞いてなかったシノは遠慮無く中に出してしまう。
AI + U = EO
この辺も「イオが恋愛感情を抱いているがゆえのアヤマチ」なのだろう。時間停止リモコンを無視しイオの性奉仕モードが暴走を始める。前回ご紹介した「逆転」である。ロボット三原則もどこへやら。シノを押さえつけ絞りにかかる。なんと今度は「再度子宮内に精液を感知すると落ち着く」という不思議仕様でオチを迎える。ラスページ、事後のイオがシノとデコタッチしながら囁く「シノに女性モデルをオススメしたのはね ぼくがシノの恋人になりたかったからわざと勧めたんだよ?♡」。
「ヒロイン」と綴ってきたが、イオは少なくとも女性として生まれた感じがしない。もともと無性別だったイオはシノとの会話を通じて「ボク」と名乗る弟のような人格eoを持ったように見える。しかし同時に恋愛感情を宿してしまった。AIであるイオは迷い無く美少女として「受肉」したのだ。関西電力管内ではEO=イオは比較的耳なじみがあるが、シノあってのイオ、AI + U(you) = EOということだろうか。なので最後に「ぼくがシノの恋人になりたかったからわざと勧めた」と強調したのだろう。本作は近未来SFであるとともに、男の娘モノであるというのが私の解釈だ。シノにそのケがあろうがなかろうが、「完璧に俺好み」のボディに入っていれば何も異論は無い。掛け値なしにかわいい。ちゃかまる屋さん先生作品を初めて読ませて頂いたが、ストーリー・デザイン・実用性ともに底知れぬポテンシャルを感じさせる素晴らしい作品だった。
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