二人を繋ぐ住民基本台帳 [どろずみ] お姉ちゃんのせいだから (ゼロス #133)

この記事は約8分で読めます。
694384660819e1675a78847f133405ab96ca2439.jpg

copyright 2025 ワニマガジン どろずみ

タイトルお姉ちゃんのせいだから
作者どろずみ
掲載誌ゼロス #133
ページ数26
ヒロインお姉ちゃん
竿役光真
発射数2
公式タグパイパン / シックスナイン / 中出し / 姉 / お姉さん / 巨乳 / 背徳・インモラル / 足コキ / 逆転 / ぶっかけ・顔射
修正白抜き修正

間隔が開いて申し訳ない。本日はゼロスからどろずみ先生の作品をご紹介したい。先に断っておこう。当ブログでは原則として同人作品は取り扱っていない。どろずみ先生の近親ネタ同人作品に関連するコメントがkomifloに入っているが、こちらにまつわる話は本稿では触れない。

姉と弟の再会

当ブログでは過去の痛かった経験から「18歳未満」と「近親モノ」にはタグを打っており状況次第で一括非表示にできるようにしてある。前者はともかく後者はあまり作品が無いなかで久々にどストレートな作品が来た。本作はコミカルとシリアスが際どい配合で同居する、どろずみ先生らしい怪作といえよう。本作竿役は光真、作中では主に「こーま」と呼ばれている。ヒロインは名前が明かされていないが、光真の実の姉であることが強く示唆されている。komifloには「姉」「お姉さん」というタグが別々に存在しており、前者は家族関係(義理は含む)を指していると解される。簡単に時系列で解きほぐすとこうなる。

  1. 幼少期(とはいえ小学校高学年くらい?)に、光真は姉に組み伏され足コキ射精を強いられていた。
  2. 姉が思春期に入り異性である光真と距離を取り出す。
  3. 姉が実家を出る。光真も実家を出て寮生活をしていたタイミングがある
  4. 光真は実家の家業の手伝い?をしている(詳細は不明)
  5. (3から8年後)姉が実家を訪れる(本作時間軸)。

特に無感情を貫く姉に対して、弟はあからさまに姉と距離を取ろうとしていた。何も知らない母は単純に「仲が悪い」と捉えていた。家出せんばかりに取り乱した光真は、玄関先で8年ぶりの対面を果たす。

姉の声が黒く染まるとき

夕食時もつとめて、あからさまに姉と距離を取りたがる光真。家の二階の廊下で立ち話を始めようとした姉だが光真は自分の部屋に逃げ込む。姉の溜息。姉はあきれ半分まじめ半分で問いかけた。

縁起でもないけど 介護とか相続とか今後私達で話す機会増えると思うからさ 連絡先教えて あとお父さんの再婚相手がなんていうか うちらで説得しないとダメな感じの人なの知ってる? 嫌でも姉弟なんだし話さなきゃなんないことがたくさんあるの 必要最低限業務連絡 これでしか関わんないって約束するから…

真っ当かつ生々しい話だった。ここから「父親は離婚し親権は母親が持っている」「別居した父親が再婚しており相続の際にひと揉めありそう」そして「姉は弟が基本的に自分と関わりたくないと考えている」という情報が透け見えてくる。説教にも聞こえる姉の苦言に光真は激昂し姉をベッドに押し倒した。「お前のせいだ!」と姉を責める光真。揉み合った挙げ句光真を蹴飛ばした姉は豹変し「てめえ!なにしてんだよ気色悪い!! きったねえ…!!触ってんじゃねぇよぶち殺すぞゴミクズおい!!!」と吠えた。10ページ、大逆転が起こる。

告解

大事なことなので恥ずかしながら私の事情を書く。私には弟が居るが女兄弟が居ない。そのことを具体的に意識したのは中学くらいだと思う。正確に言うと従妹がおり、彼女が実家に置いていった「りぼん」1冊が当時小3の私の世界を大きく広げ今に至る。女性のシモの話は最初は単純な興味として、そして性欲に紐付くモノとして頭に根を張る。とにかく全く分からない。私のおそらく最後のモテ期は中2だったが、当時の自分はエロはおろか男女交際の踏み込み方も全く分からなかった。高校の頃、初代「ときめきメモリアル」の洗礼を受け「告白至上主義」の恋愛観に染まり、それなりに男女交流がありながらも今更ながらギクシャクしていた。当時の友人には姉持ちと妹持ちがそれぞれ居り、どちらとも姉妹とは会ったことがない(当時は偶然だと思っていたが違うのだろう)。どちらかといえば「妹」という存在に憧れを持っていたが、単純に「姉」ひいては年上の女性というものの解像度が全く無かったからなのだと思う。そして大学生になった頃、母親のボヤきで父親が「姉二人の末っ子長男」だと認識する。詳細はもちろん省く(悪い意味ではない)が、産まれたときから姉が二人居るからこそああいう性格になったのかと得心する部分があった。そして上記の友人の中で、あからさまに彼女が居たのは姉持ちの男だけであった(なお後年、妹持ちにも彼女が居たことが判明する)。まとめると、私はそれなりに屈折した「姉」感を持ったまま本作に遭遇し、受け止めている。「実際に姉妹がいると姉妹に幻想は持てない、姉妹モノでは抜けない」という言説はそうなのだと理解はするが納得は出来ていない。そういう前提で以下進みたい。

お姉ちゃんは俺の人生足コキしたんだよ!

悪意を含んだ黒い罵倒を、「おかえりなさい」光真はまさかの恍惚の表情で受け入れた。弟はありし日の姉をずっと待っていたのだった。しかし姉にいつしか距離を取られ、親にも言えず、近親でのアヤマチを独り抱える羽目になった光真はその想いを全力で押さえ込み抑圧し、反動で攻撃的な態度を演じざるを得なかった。しかしそんな姉に8年ぶりの対話を求められ彼の我慢は限界に達する、そして同時に抑圧していた蓋を姉に蹴り飛ばされた「お姉ちゃん ちんちん腫れちゃった 怖いよお」光真は壊れた。「どうしよう病気かな…」「だろうな!」単なる通過儀礼として忘れていた姉に過去からの刃が飛んでくる。芽生えた性的抑圧を弟で軽く解消した姉が見たものは、弟の中で腐敗した10年越しのそれだった。光真はそれを一言で表現する。「お姉ちゃんは俺の人生足コキしたんだよ!」。どうにか逃げようとする姉に「お姉ちゃんが一番困る死に方するぞ…」と凄む弟。どろずみ先生の描く「一番困る死に方」にも大変興味がそそられるのだが、商業誌ヒロインたる姉は屈する。

山火事にしょんべんひっかけてなんになんだよ

目の前で脱ぎ出す姉に「うわ!気持ち悪!」と叫ぶことで、近親のインモラルさ加減を愉しむ光真。以下、エロシーンなのだが正直言って二人揃って読者を笑かしにきている。繰り返すが本作は疑念の余地のない近親である。あえてコント仕様にすることで二人の関係の非日常性が炙り出されていると読める。そして本当にこれくらいの年の差の姉が居る読者に対してフィクションであることのエクスキューズをしているのかもしれない。三こすり半の足コキで顔まで飛ばした光真は、普通に顔射を嫌がる姉に「昔みたいに…初めての時と同じこと言え!! 早く言えよ!!」と大フォントで迫る。「…っ こ…こーまのちんちんから…変なの出た… お姉ちゃんのも… いじったら… なんか出るのかなぁあ…?」。幼少期の自分からの言葉責め。シックスナインに持ち込むも姉からはナニも出ない。そこからの素股。「もういいでしょ」と締める姉に光真はディープキス。光真の理性も「ここでシラフに戻ったら全て終わる」と背水の陣を敷く。19ページ、姉の股をM字に開いて挿入の態勢。最後の抵抗として「か 彼氏いる…」と弟の理性に訴えるも、「山火事にしょんべんひっかけてなんになんだよ…」という名言で一蹴。22ページ、「お姉ちゃんっ!なんか出ちゃう!」光真の狂気は止まらない。首にしがみつきながら長い射精。組みほどこうとする姉をさらに体位変換して抜かずの寝バック。「白いおしっこ止まんないよぉ!♡ お姉ちゃんのま○こすごいっ♡」(伏字は原文ママ)。女性器のことは標準語で触れてくるんだ、という事に気付いた姉。自らの黒歴史に組み伏せられていた彼女がついに覚醒した。「…なんで! お前が! 私を使ってるわけ!?」「お前は下!!お姉ちゃんが上でしょ!?」自らの罪と罰、全てを受け入れた姉に見えたものは、性的暴行でも近親相姦でもない。イキった生意気な弟だった。繋がったまま弟を逆に抑え込み、「お姉ちゃん」と熱に浮かされたように呼びかける弟を温かく抱きしめた。

二人を繋ぐ住民基本台帳

繰り返す。本作は姉持ちの読者が悪酔いしかねない純度の高いインモラル性を、コント仕立てにして飲みやすくしてある。事後、光真のモノローグは語る「お姉ちゃんはその日 夜行バスに乗っていなくなってしまいました」「きっと もう一生 会えないんだろうなと でもその方がいいんだろうなと—」。田舎に閉じこもった光真の、煮えたぎる圧力鍋が空になった後の穏やかな虚ろさが背中から伝わる。しかし、である。幼少期の自分という蓋を破裂させた彼はもう自分に蓋を閉めることなど出来なくなっていた。そんな彼に大人のメンツも慎みも存在しない。親族としての権限をフル活用して家に凸ったところでオチとなる。クセの強い作品が並ぶゼロス今号の中でも、非常に読ませる作品であるとともに実用性という面で読者の過去と家庭環境をエグってくる、どろずみ先生らしい懐の深い作品だった。

なおその時に彼が言及した「戸籍の閲覧制限」というのがこちらである。相談機関つまり警察に相談の上、「住民基本台帳事務における支援措置申出書」という書類を住民票のある市区町村へ提出することで、認められれば加害者からの住民票照会を拒否出来るようになる。つまり姉がこの制度を利用しようとするなら、警察に顛末を説明する必要があるわけだ。もちろん幼少期のアヤマチまで赤裸々に話す必要は無いと思うが、弟からの「お前が始めた物語だろ、やれるもんならやってみろ」という開き直りともとれる。今回初めて調べたこの制度だが、有効期間は1年であり、更新は出来るものの1年経ったら失効するらしい。制度趣旨としてストーカーの執念深さをナメてないかと思わないではない。

引用: 総務省https://www.soumu.go.jp/main_sosiki/jichi_gyousei/daityo/dv_shien.html

本作の単話販売はこちら!!

どろずみ先生の作品はこちら!!

コメント

タイトルとURLをコピーしました