なかなか漏れない本音 [こおりみず] マウンティング (BEAST 2024.07)

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copyright 2024 ワニマガジン こおりみず

タイトル マウンティング
作者 こおりみず
掲載誌 BEAST 2024.07
ページ数 44
ヒロイン 祈子
竿役 泉実
発射数 2
公式タグ おもらし / JD / 先輩・上司 / お姉さん / 恋愛 / 手コキ / 羞恥 / 逆転
修正 白抜き修正
 

再開一発目

運営から規制を食らってから初めての更新となる。詳細は前稿をご参照頂きたいが、ここでの更新についてはレギュレーションを守るより他にない。そのことを踏まえ今月のBEASTを見ると、つかこ先生の巻頭作品をはじめとして半数くらいは年齢的に触りたくても触りづらい題材となっている。率直に言ってシモの話がどこまでセーフなのか全く分からないが、再開一発目としてこおりみず先生の作品をご紹介したい。本作は44ページとかなりの長編なところにも惹かれた。
 

負け犬マーキング

こおりみず先生の前作「マーキング」は当ブログでも紹介させて頂いたのだが、大変不本意ながら上記の理由でここでは再掲載できない。komifloでは7/13まで公開しており単話販売もされているがリンクも貼れないのでぜひご確認いただきたい。そこでも盛大に触れていたが、こおりみず先生といえば「おもらし」である。本作においてもそこは遺憾なく発揮されているのだが、ストーリーが壮大で若干霞みがちである。
ヒロインの祈子(きこ)と竿役の泉実は大学の写真部の先輩後輩にあたる。学祭での写真展かつ本作のテーマ「かわいい」に、祈子は「負け犬」と題した壁際でしょげた犬の写真を展示した。その写真と本人を前に「祈子さんが好きです」と告白したのが泉実である。唐突な導入なのだが、泉実は既に祈子に告白してフラれていることが早々に示唆される。しかも学祭の打ち上げ、「酒処 氷倶楽部」にて同じ写真部のリカさんにもイジられるほど公然の事実らしい。7ページ、祈子はわざと携帯をテーブルの下に落として泉実に拾わせる。その時にこれ見よがしに足を組んでパンツを見せた。祈子は冒頭から尊大な態度、泉実に対する「マウンティング」を崩さない。自分を好きと言う男の膝を折りつつ、自分の下半身を恵んで興奮するザマを見るのはさぞ胸のすくことだろう。しかしこのテクニカルなパンツ見せに対して、祈子は顔を赤らめ目線を反らす。明らかな強がりだということが誰あろう泉実にも伝わっていた。
 

かわいいは抜かすもの

いよいよこおりみず先生の真骨頂が漏れ始める。気持ちよく飲んでトイレに立ったはずの祈子がなかなか帰ってこない。そして祈子が戻って来たかと思ったらテーブルをスルーして早足で店外に出てしまう。たとえトイレでも店内で吐く行為は食中毒の可能性もあるため清掃だけでなく消毒も必要になる。居酒屋によってはその対価として罰金を課すことで無茶な飲み方を抑止するところもある。もちろん路上で吐くのはそれはそれで軽犯罪法違反なのだが、リコは酒に弱い祈子が外でゲロってるのではと言う。心配した泉実が追いかけると、祈子が路地裏に入っていくではないか。そして大方の予想通りの放尿シーンに遭遇する。物音を立ててしまった泉実に見られていることがバレた祈子だったが、途中で止めることなく通算21コマかけて本懐を果たす。さすがにテレを隠せない祈子に対して、惚れた弱みで満更でもない顔をする泉実。「まさか かっ「かわいい」とか抜かすつもり?」と祈子に凄まれつつも、祈子から駅前のホテルに誘われる。
 

なかなか漏れない本音

タネ明かしから説明する。祈子にとって、「かわいい」とは「情けなくて見下しやすい」相手を下に見る感情だと明かされる。そして奇しくも祈子の不在の間に泉実が「祈子を好きな理由」として答えた「自己評価以上にプライドが高くていつも必死にマウントを取ってくる不器用」な性格が「たまらなく可愛い」という言葉は本人に伝わっていた。泉実こそさらにウエメセで情けない見下し対象をマウンティングして「かわいい」と愛でるタイプの人間だった。ホテルでの二人のマウンティング合戦を時系列で記す。

  • [祈子>泉実] シャワーを浴びようとする泉実を制止する
  • [泉実>祈子] 立ったままキスしつつスカートをたくし上げて先制する
  • [祈子>泉実] 「かわいい」と言いかけた泉実の舌を指で制し座らせる
  • [祈子>泉実]  汚れたままであろう股間を舐めさせる
  • [泉実>祈子] クンニでイカせる
  • [祈子>泉実]  脱衣を命令し、上から覆いかぶさり責める
  • [祈子>泉実]  上述の泉実の「見下し発言」を暴露し「たっぷりいじめる」宣言をする
  • [泉実>祈子] チンコ責めする手を遮り、効いてないアピール
  • [祈子>泉実] 騎乗位で泉実は動かない、そして「イッた後の顔を撮らせろ」と命ずる
  • [泉実>祈子] 命令に背き、下腹部を撫でて下から突き上げる 潮吹きに導く
  • [泉実>祈子] さすがにテレる祈子を組み伏せて、またぞろ「可愛い」と告白する
  • [祈子>泉実] イク寸前の泉実の口を指で封じ、再び騎乗位で組み伏せイカせる

熾烈な主導権争いが繰り広げられる。お互いがお互いを組み伏せカワイイと愛でたい、という歪な慈愛と嗜虐心を抱えながらのセックス。そしていつ補給したか分からないのだが、気が付けば祈子の膀胱が再充填されていた。マウントとりたさに「このままでよくない?」といわゆる即クンニをヤラせたのが敗因だ。祈子さんはとにかく性格的にも尿道的にもチョロいのだが、出し切った後は賢者ならぬ女神モードに入り、マウントなど忘れて一瞬デレる。ここで泉実が折れてあげれば万事良しなのだが、泉実もまた「かわいい」マウントに憑りつかれていた。事後、本当に「イキ顔を撮られた」泉実に対して、「オレも路地裏のアレを撮ってたんで」とハッタリをかける。性格は悪いが似た者同士のバカップル誕生というところでオチとなる。

44ページもある長編なので、全体を通してストーリーがふんだんに描写されている。特に上記のエロシーンの主導権の取り合いは見ごたえがあった。ヒロインはおかっぱ頭で飾り気の少ないこじんまりとしたところが、脱衣前後で印象を変えずストーリーに没入感を与えている。面倒くさヒロイン大好きの私の琴線に触れるお気に入りである。竿役が1発なのに対してヒロインが2発出しているのもこおりみず先生作品らしい。笑えて抜ける、そして心に残る、復帰一発目の踏ん切りとして有難い作品だった。

 

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