なんて日だ!! [蛸田こぬ] 最初のそういう日 (COMIC BAVEL 2023.06)

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copyright 2023 文苑堂 蛸田こぬ

タイトル 最初のそういう日
作者 蛸田こぬ
掲載誌 COMIC BAVEL 2023.06
ページ数 24
ヒロイン 吉野
竿役
エロページ位置(割合) 6 – 24 (79.2%)
発射数 3
公式タグ おさげ / フェラ / 処女 / 制服 / 学生 / 幼なじみ / 童貞 / 貧乳・微乳 / 野外・露出 / 陰毛
修正 白抜き修正

胃に優しいエロ漫画

ブログのカテゴリ分けは悩みどころだ。当ブログでは「胃に優しい」というカテゴリを設けている。komifloでエロ漫画を数多く見ていると、1ページ目からガンガン飛ばしていくタイプは比較的少なく、舞台背景やキャラクターの関連性をしっかりと描いてある作品が多い。AVではスキップされがちなのだが、初見のエロ漫画でエロまでページを飛ばす人は少ないと思われる。エロい一枚絵が溢れている時代にエロ漫画をチョイスする紳士はやはりストーリー性を求めている。中にはもはやボーイミーツガールのラブコメ、少女漫画のような導入から始まる甘酸っぱくて淡いテイストのエロ漫画も見受けられる。エロ漫画で直接的なエロの描写が薄いのは決してネガティブではなく、ある種の「もどかしさ」や「羞恥心」にこそ滾るという嗜好に刺さる貴重な存在なのだ。この路線は絵面が汚いと台無しなので、画風そのものが華奢で可愛い作品が多い。このようなカテゴリを「胃に優しい」と呼称させていただいている。本作はまさにこれである。

バス小屋、あります?

エロ漫画には、睦み事を致す場所が必要となる。具体的には、他人から見えない程度の遮蔽具合い(個室感)がないといけない。常識的には屋内が望ましいのだが、男女は必ずしも屋内で出会えるわけでもなければ、その気になったのが屋内である必然性もない。体感的にはエロ漫画の2-3割程度は屋外でおっぱじめている。全部が本番までイクわけではないが、パブリックだが区切られた空間(屋上、公衆トイレ、観覧車など)を除くと、比較的多用されるのが「橋の下」と本作の「バスの待合小屋」である。河川敷はともかく後者は都会在住者には見慣れないものであるにも関わらずだ。非エロのラブコメ「だがしかし」でも下のように、ムードのある牧歌的な空間として使用されている。ちなみに「だがしかし」は原作で大雪の降る描写があるのだが、アニメ化の舞台はほとんどが千葉県で、バス小屋も千葉にある実際のものが特定されているとの事。
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バス停といえば、標識だけが立っているものか、「通路シェルター」と呼ばれる屋根と道路柵を合わせたようなものがよく見られる。設置基準は分からないが、バスの本数が少なく、立って待つには過酷な環境(暑い、寒い)な場合に建てられるようだ。通学用のバスとして描かれる事もある(=本数少ないのだから必然的に多数の学生・通勤客が乗り合うはず)が、他の学生とカチ合う描写は殆どない。本作で開幕おっぱじめている二人は同じ学校の生徒っぽいのだが、吉野と圭はどういう経緯でバレずに小屋の背後を取れたのだろうか? 何ならバス停小屋の裏もオープンスペースっぽい(茂みなど遮蔽物がない)のだが、二人共躊躇なく脱いでいる。なかなか素質がある。

あたし処女ですがまた何かヤッちゃいました?

本作の吉野さんは全体的に自己評価が低めである。興奮している幼なじみの横で軽くイクほどオナニーに耽っているのだが、圭くんが自分を性的な目で見ることなど無いという確信めいたものまである。見つかった後は開き直るのだが、揉ませるでもなく相互オナでもなく、ご奉仕一辺倒だ。圭くんがその気になったらなったでされるがまま脱がされる。komifloタグから二人共はじめてだと読み取れるのだが、圭くんの初イキは「巨乳のねーちゃんのセックスを視姦しながらの処女幼なじみの初フェラ」という豪気な一発となった。ここまで来たらお互い引き下がれない。吉野さんも圭くんもオーラルがやたら巧く、圭くんは手で触るより先に「舌を入れて吸う」という大技を魅せる。そのまま初セックス、対面座位で中出しと同時にイクという奇跡のような相性の良さである。繰り返すがここまでバッキバキの青姦という末恐ろしさだ。

ひろう?そうび??はずす???

バスが来た様子もないのに、小屋で盛っていた二人はいつの間にか消えている。そして吉野の家が近くなので続きをヤろうと誘う。つまりそもそも登場人物誰一人バスに乗っても居なければ、吉野さんはバスに乗る必要も無いのにバス小屋を覗いていたことになる。しかも家の近所で。気弱な発言と裏腹にイケイケである。上記の通り圭くんの初体験はなかなかの接待プレイだったのだが、吉野家でも圭くんは腰を振ること無く吉野産の押さえ込み一本で果てる。彼の将来が歪みそうで心配である。上述の通り本作はすれ違い気味だった可愛い二人がひょんなことからドキドキ初体験を迎える「胃に優しい」エロ漫画なのだが、プレイだけ追いかけると結構ドギツい。そんな吉野さんの最大の「奇行」は、先にセックスしていた小屋の二人が置いていったコンドームを「拾って家に持ち帰って彼氏に着ける」というものだ。私が知る限り「落ちてるコンドームを拾って使う」というプロットは聞いたことがない。しかも「彼氏のブツが小さくてフィットしなかったのでやっぱり生でハメる」というエグ目のエピソードが付いてくる。後日この日を振り返り、圭くんの「幼なじみだし、そういう日もあるだろ」というセリフでオチる。私は言い返したい。「そんな日がそうそうあると思うなよ!」

あらすじ

雨の中、吉野は幼なじみの圭くんとバス停小屋の裏で息をひそめている。バス停小屋では見知らぬ男女がセックスをシている。吉野はすぐ目をそらしたが、圭は板の隙間からずっと覗いている。大きくなってから素っ気ない関係になったことを気にしていた吉野は、目の前の光景に思わずオナニーを始めてしまう。

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