copyright 2025 ワニマガジン ひとにたち
タイトル | ヒトメボレ |
作者 | ひとにたち |
掲載誌 | 失楽天 2025.09 |
ページ数 | 28 |
ヒロイン | 巳山沙苗 |
竿役 | 蛭田リョウ |
発射数 | 4 |
公式タグ | パイズリ / おもらし / JD / 先輩・上司 / 女性上位 / お姉さん / 巨乳 / 手コキ / 淫乱 / 逆転なし / 金髪・茶髪 / 陰毛 / ぶっかけ・顔射 |
修正 | 白抜き修正 |
今月の失楽天は大変オススメ出来る。連作も多いのだがまず単話のひとにたち先生の作品をご紹介したい。
スチューデントアシスタント
本作もまた、「可愛くてつよい」ひとにたちガールズによる「逆転なし」ロマンスストーリーである。ヒロインの巳山沙苗さんは竿役の蛭田が通う大学のスチューデントアシスタント(SA)を務めている。SAは指導教授から推薦を受けた優秀な生徒が、講義や実験などの補助をする職務である。小中高の雑用係とは違いちゃんと給与(時給1,500円程度)が発生する。大学教授の本職は研究であり、手が足りていない学生の指導のサポートをすると同時に、苦学生に対する金銭的なサポートという一面もある。SAは学部生が担当しているものを指し、大学院生の場合はティーチングアシスタント(TA)と呼び分けたりする。巳山先輩が学部生か院生かは不明なのでTAと呼ぶべきかもしれない。SAは卒業するまでの短期の仕事なので、ぶっちゃけ顔採用ということもあるだろう。巳山と蛭田のファーストコンタクトは、ハゲメガネ(石川福志先生)の担当する「社会学概論」一発目のプリント配布だった。
はえぬきこまち
巳山先輩は本作の範囲内で、竿役以外が容姿を褒めそやす描写は無い。のだが、蛭田から見る巳山はいつもキラキラと輝いていた。巨乳であることは間違いないが、ヒマな男子大学生が美人SAに沸くような描写は特にない。しかし少なくとも蛭田にとって彼女は「女神」に位置づけられ、「彼女がアシスタントの授業を全部取り」「SNSを特定し」「食堂でよく食べるメニューを調べ一緒に食べたり」し始めた。最後のはもちろん「彼女と一緒に食べた」ではなく「同じメニューを食べた」である。接点の無さがうかがえるエピソードである。そして蛭田はついにテニサーで汗をかく巳山先輩を発見し、サークルのチャラ男に勝手にBSSまで発動してしまう。さすがに身の程を客観視した蛭田は帰宅し自己嫌悪する。一方でその様子を目撃した巳山は不敵な笑みを浮かべて、なんと先手を打った。
どまんなか
研究室への呼び出し、なのか教務カウンターなのか分からないが、蛭田を待っていたように巳山先輩が窓口に出る。ロングスカートにノースリーブ縦セタが巳山先輩の勝負服だった。蛭田をして「服がかわいそう」とまで言われる巨乳アピール。応答に困る蛭田に「君 私のことよく見てるよね?」と先制攻撃。童貞を動かすファクターの一つ、ストーカーまがいの「後ろめたさ」から蛭田は「す 好きですっ」あっさり白状する。カウンター越し、一歩引いた蛭田からみて1m弱の距離感。これが10ページ、エロ漫画らしくいきなりゼロに詰まる。ベロチューだけではない、後ろに手を回しての胸押しつけ、そして蛭田の右ふとももを巳山の両足が挟む。11ページ、「ごめんね?我慢出来なくなっちゃった 実はね私も蛭田くんのこと気になってたんだ 一目見たときから…」蛭田に一瞬希望を与え、12ページ「ずっとぐちゃぐちゃになるまで犯したいと思ってたの♡」。竿役の名前は蛙ではなく蛭なのだが、「巳」山こと蛇に見込まれた蛭。一分の隙も無い捕食態勢に入った。
まっしぐら
チンコを取り出し、咥え、玉舐めシゴきまで僅か1ページ。そしてアナル舐めで一気に仕留める。15ページ、巨乳をご開帳したかと思うと今度は1コマ半でパイズリ顔射。からのパイズリ潮噴き。蛭田はいつのまにか全身脱がされているのだが、巳山先輩はまだパンツを残していた。17ページ、強キャラムーブでバレッタを外した巳山がそのまま蛭田を押し倒して杭打ちを始める。蛭田もよく勃てていると思う。19ページ、「沙苗って呼んで♡」からの甘やかしプレイ。アナル舐めたてのシリアスな顔で「…君のことが好きだから 君のために何でもしてあげたての…」キュンときた蛭田に「なんてね♡」とウインク、からの予告なし対面座位前立腺プレイが始まる。対面座位で挿入しているのだから、巳山先輩から見てアナルの奥の前立腺は指の爪側になる。普通は男性がうつ伏せで尻を差し出し、女性が指の腹側で刺激するのが前立腺プレイだ。これを挿入中にノーローションで、爪弾くように前立腺をビシビシ刺激する。しかも既に潮噴き済みである。この状態から蛭田は一瞬で膣内射精。MURO先生「pre-prima donna」の同じく清楚系ヒロイン七々華さんは「仕込まれた性技」と解説したが、巳山先輩の責め方は逆に天賦の才としか思えない。規格外過ぎる。
ひとめぼれ
蛇に見込まれた蛙は身動きが取れなくなる。これは食われる恐怖心で固まっているのでは無く、飛びかかる蛇を見た上で渾身のジャンプで避けようとする「後の先カウンター」が目的だという説があるそうだ。23ページ、両腕を押さえ込まれ舌なめずりをする巳山先輩を慄いた目で見つめる蛭田。恭順を示す瞳に巳山のスイッチが入り、彼女の目がトロンと赤く上気する。前立腺責めで見せた凶暴性がなりを潜め、巳山は積極的ながら蛭田をセックスパートナーとして見始めた。27ページ、蛭田の4発目とともに巳山さんも絶頂してオチとなる。
本作タイトル「ヒトメボレ」は扉絵の巳山を見た蛭田のことだと一見思えるが、上記23ページの哀願する蛭田を見下ろす巳山がその情けない姿にここで「ヒトメボレ」したと解釈したい。ここ以外でも巳山先輩が蛭田を一瞥するシーンはいくつかあるので、そのどれかかもしれない。いずれにしても誰が見たってホレる巳山の事ではない。特に目を惹く要素のない蛭田にヒトメボレしたのは巳山の方であり、私は彼が「獲物」から「セフレ」に昇格した23ページがその瞬間だと考える。プレイはハードかつ畳み込みがエグいのだが、(実際はともかく)痛そうな雰囲気はない。甘辛仕立てで炊き立てボリュームてんこ盛りな作品だ。
あらすじ
大学生の蛭田は、授業のアシスタントを務める巳山先輩に一目惚れしてしまい、ストーカーのように彼女のことを調べ上げる。その事に巳山も勘づく。自分の行動のキモさを反省する蛭田のもとに、未提出課題の催促のメールが入る。これは巳山先輩に直接渡す必要がある。蛭田は一念発起して巳山に想いを伝えた。巳山先輩はそんな蛭田を白昼ホテルに誘い込む。
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