似ているとこ探し [ぴょん吉] ニアリーイコール (BEAST 2025.04)

この記事は約4分で読めます。
65367ab80590f1ed0493672ba02defa71c4b81e0.jpg

copyright 2024 ワニマガジン ぴょん吉

タイトルニアリーイコール
作者ぴょん吉
掲載誌BEAST 2025.04
ページ数26
ヒロイン螢田莉世
竿役黒川暁
発射数3
公式タグおさげ / フェラ / 中出し / 制服 / 同級生・同僚 / 女性上位 / 学園 / 学生 / 巨乳 / 淫乱 / 童貞 / 逆転 / 陰毛
修正白抜き修正

更新が遅くなり申し訳ない。「歌い手のバラッド」のレビューに難航しており、順番を入れ替えたい。本日はBEASTから、ぴょん吉先生の作品をご紹介したい。

上澄みと底溜まり

Beast本号は巻頭の本作とその次の仲町まち先生「はんぶんこ」で少し似たトライアングルな作品が続く。本作は「優秀な双子の姉をもつ弟」の黒川暁とヒロイン螢田莉世の物語である。竿役の姉である黒川旭は明朗闊達文武両道才色兼備のパーフェクトプリンセスとして君臨している。どちらも「あきら」と読めそうだが姉は「あさひ」だ。双子は産まれる時点でパラメータを振り分けられるのか存じ上げないが、ドラミちゃんとドラえもんはオイル缶の上澄みと底だまりをそれぞれ使った関係でロボットでも「兄妹」であり、上澄みの妹の方が優秀という設定があるとか。すべてに優秀な姉に対してスペックの足らない弟は周囲からガッカリした眼差しを向けられ、自己認識も鬱屈としたものになっていった。そんな姉の友達が家に来ると弟は「姉との比較」という目で査定される。「似てない」の大合唱のなか、「意外と似てるじゃん」という目を向けたのが莉世だった。新学期、同じクラスとなった莉世はほぼ面識がないにもかかわらず暁にべったりしてきた。精神的だけでなくボディタッチもまるで厭わない。姉の影で居ないもの扱いされてきた暁には強すぎる圧に消耗した彼は屋上の階段室で独りマスカット味のゼリー飲料を啜りクールタイムを得る。しかしそこにも莉世はやって来るのだった。

似ているとこ探し

早々にネタバレだが、莉世が好きなのは誰でもない黒川旭だった。姉の黒川旭は莉世が憧れるほどに高嶺の花であり、はた目には十分に可愛い(私個人的には旭より可愛い)莉世でさえも旭から見れば路傍の石同然、と莉世は思っていたのだろう。彼女はその代償として、同じ血を分けている暁に旭の面影を見つけ、いつしか同一視、ニアリーイコールなものとして扱っていた。何より暁は黒川旭を産んだ血統の割に、いや血統のせいで誰からも注目されていない「お買い得物件」だったのだ。暁本人も自覚していない「耳の形」「耳たぶ薄いとこ」「口がそっくり」「ギザ歯」と「似ているとこ探し」を始められる。キスまでされた暁は顔を真っ赤にしながら真意を問う。そして莉世は「弟の『弟感』がぁ強すぎるからイケないんだよね」と赤裸々に打ち明け、パンツの下に手をかける。自らチンコを攻めまくってデキあがった莉世は、チャイムの音も無視して挿入の体勢に移る。されるがままの暁を抑え込み、鬱憤を晴らすかのように腰を打ち付ける。中に出されようがお構いなしで2発受けた。2発も出せばもう童貞ではない。暁は逆転して莉世の真意を問い詰めようとする。本作のクライマックス。莉世はその質問に直接答えず、「そういうところも似てる」と答えた。この期に及んで姉との比較を聞かされると思っていなかった暁は激昂する。下半身の気持ちよさとは裏腹に「気持ち悪いんだよ…ッお前…っ」と精一杯の罵倒を浴びせたにもかかわらず、莉世はこの罵声を待っていたかのように「旭にも同じこと言われた」とおどけて見せた。暗に「莉世は黒川旭を押し倒して拒絶された」ことが示唆される。今回の暴行はその腹いせなのかもしれない。事後、莉世が窓の外の黒川旭を見て涙するシーンに弟の暁がギョッとするところでオチとなる。

どうでもいいこ

本作でもレビューさせて頂いた「私のきらいな人(快楽天BEAST2022.4)」のフルカラー版が本号に同時掲載されている。本作とまったく対照的に、ヒロインの美月と幼馴染の皓太郎は、転校生の沙良と仲良くなり、いつしか沙良と皓太郎は付き合うことになった。沙良のことが好きでたまらなくなった美月は、あろうことか皓太郎の肉体を通して沙良を感じるという行為に耽る。そんな美月は好きな恋人へを裏切るような行為に自己嫌悪していた。一方で実は沙良から告白を受けた皓太郎は、美月が好きなことを伝えて沙良を振っていた。沙良は幼馴染の恋慕に気付かない美月を嫌い、わざと恋が実ったフリを続けていたのだった。男1女2の三角関係という構図としては本作とまさに「イコール」と言っても良い。ついでに皓太郎と本作の黒川暁もボサメガネでよく似ている。しかし「私のきらいな人」が完全な三角形を作っているのに対して、本作は莉世以外の関係性が薄い。黒川姉弟は見る限り没交渉で、弟の逆恨み以外にあまり感情がこもっていない。莉世と暁の間にも、オチに至ってさえふんわりとした関係性しか見えてこない。あくまで莉世が観ているのはずっと旭であり、25ページの「かあいいね暁くん…」というセリフも、姉の旭を気取ったものに見える。前作の非常に濃厚な「好き」と「嫌い」が絡み合う愛憎劇と、本作の三人の間ですれ違う愛情。近くて遠い、まさにニアリーイコールな作品どうしといえる。

本作の単話販売はこちら!!

掲載誌はこちら!!

ぴょん吉先生の作品はこちら!!

ぷにかの

1,100円

コメント

PVカウンター
  • Today's page views: : 25
  • Total page views: 28,807
タイトルとURLをコピーしました