へこへこかくかく Fooo!! [石見やそや] 死にたGIRL (X-EROS #101)

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copyright ワニマガジン 石見やそや

タイトル 死にたGIRL
作者 石見やそや
掲載誌 X-EROS #101
ページ数 24
ヒロイン お前
竿役 お前
エロページ位置(割合) 5 – 23 (79.2%)
発射数 2
公式タグ オナニー / ギャグ・コメディ / おもらし / JK / 淫乱 / 野外・露出
修正 白抜き修正

ポップなギャグ漫画

本作はいわゆるエロナンセンスコメディとでも言うのだろうか。石見やそや先生の実験作なのか、何らかの方向性の模索なのか一体全体分からない。私個人としては実用性は無いという判断だが、極めてニッチな趣味の方にハマる可能性は見える。さくっといこう。

飛び降りとエロ漫画

本作はヒロイン・竿役ともに匿名である。というか固有名詞はほぼ書かれていない。作品の抽象性にこだわったと言おうか、友人知人の名前と被って良い気はしない話なので自重したか。「投身」というテーマは人間的な情念を感じさせる上、漫画的に描きやすく、死体を描かずとも死んだことを印象付けられるため、ここ一番の劇薬として使われる印象がある。エロ漫画としては楓牙先生「僕と彼女と幽霊と」シリーズ(コミックス名「姉の秘密と僕の自さつ」)や、世徒ゆうき先生の非エロ小品「Les Adieux」が思い起こされる。どちらも複雑な物語が展開された上で最終的には飛び降りるのだが、本作はよくわからないまま茶番で終わる。

今宵も下品にちん媚びがに股腰ヘコダンス

本作における重要なキーワードは「ヘコヘコ」だ。男がセックスのために腰を打ち付ける際の擬音としては「パンパン」が一般的だが、音が鳴るほど腰を振れていない、もしくは空振っているような場合に、ある種の空虚さと嘲りをもってヘコヘコという擬音が使われる。本作ではヒロインが腰を屋上の柵に打ち付ける時この音が鳴る。しかも自らこの行為のことを「へコる」と呼ぶ。徹頭徹尾ヒロインの意図はよくわからないのだが、ヒロインは腰をヘコり続ける。女は腰を振ることと性感が直接一致しないと思うのだが、気持ちよさそうにヘコるのだ。なお、彼女が飛び降りようとした理由は全くわからないのだが、飛び降りを断念した理由は「ケツ毛が剃りきれていなかったと確認された」からである。そして二人は柵越しの性行為をおっぱじめる。ザーメンを屋上から撒き散らしたいというだけの理由でセックスを中断しフェラ抜きするなど常人にはついていけない展開が続き、果ててオチる。いや誰も落ちないのだが。

あらすじ

とある高校の屋上。男子が屋上を覗くと、女子が今にも柵を超えて飛び越えようとしていた。男子は一瞬目をそらすが、再び屋上を見ると先程の女子がこちらを見ている。「死ぬ気があるのか無いのか」の不毛な言い争うの末、女子がパンツを脱ぎだし股間を柵にぶつけ出した。

ご紹介したヘコダンスはこちら!

長編「僕と彼女と幽霊と」掲載!姉の秘密と僕の自殺

1,100円

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