酒とディルドと男(21)と女(33) [へのえの] 履歴書に書けることがない人生です (WEEKLY快楽天 2025 No.06)

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copyright 2024 ワニマガジン へのえの

タイトル履歴書に書けることがない人生です
作者へのえの
掲載誌WEEKLY快楽天 2025 No.06
ページ数26
ヒロイン後輩
竿役先輩
発射数2
公式タグアナル / おもちゃ / オナニー / ギャグ・コメディ / 女性上位 / お姉さん / 巨乳 / 後輩・部下 / 淫乱 / 逆転なし / 金髪・茶髪 / 陰毛
修正白抜き修正

引き続きWeekly快楽天から、へのえの先生の作品をご紹介したい。前回ご紹介した多紋サカキ先生「おたわむれを教えて」は竿役後輩がヒロイン先輩を優しくHに導く話だった。本作は対照的にヒロイン後輩が竿役先輩をガサツに押し倒す話である。対照点はほかにもいっぱいあるので是非あわせて読んでほしい。

オナニーに、飽きた

「オナニーに、飽きた」エロ漫画史上初かもしれないヒロインの開幕セリフから本作は始まる。「ただ毎日性欲を解消してるだけ」「もはや義務、義務オナニーだ」「終わると虚無しかない」「もうやめよう」、エロ漫画読者をダイレクトに刺しに来ている。ここからの2ページ、いきなりの「ケツ穴杭打ちオナニー」を後方視点で御開帳。思考回路は落丁寸前である。3ページでやっと「酒クズオナニースパイラル」が図解入りで説明される。彼女は酒とオナニーが強く条件付けされており、ストレスを感じては酒に逃げ、酒を飲むとヤリたくなり、それがストレスになるという循環構造に生きているのだ。前作「始まりはまず握手から」と同じく両者とも名前が分からないため、ヒロインを「後輩」、竿役を「先輩」と呼称する。

ぐぴっ、キュッ、ゴッゴッゴッ

エロ漫画を読み耽っているものの感想として、「酒」というギミックがメインに据えられた話はあまり見かけないと思っている。導入のギミックとしてはよくあるのだが、基本的に添え物であり酒そのものに耽溺しているキャラは少ない。そしてコンプライアンスなのかレギュレーションなのか、酩酊状態であることを利用した行為は昨今NGである。シラフの状態でさぁヤリましょうともならないのだが、「酔った勢い」の塩梅次第では不同意性交等になってしまう。未成年飲酒はもってのほかだ。そんなわけで一周回ってタバコの方が成年誌のギミックとして使いやすいまである。本作ヒロインはまあ飲む飲む。彼女にとって「酒クズオナニースパイラル」はストレスの主因ではなく、本丸は「人生設計」、具体的には「実家からの身を固めろプレッシャー」である。本作における後輩ちゃんの飲酒歴を下表にまとめてみた。

ページ数飲んだもの飲む際の擬音結果
1STONE ZERO缶
(チューハイ)
ぐぴっケツ穴杭打ちオナニー
4黒ラベル缶
(ビール)
キュッ現実逃避のちオナ寝
5KARIN PRIME缶
(ビール・一番搾り)
飲むシーン無し先輩を週末に呼び出し
6ジョッキ
(ビール)
ぐびっ吐瀉
9人生ハイボール缶
(ハイボール)
飲むシーン無しディルドバレ
11STONE ZERO缶
(チューハイ)
ゴッ(x3)、ゴキュッ泣きくぱぁ
16196 MEGA缶
(レモンサワー)
くぴっ逆ギレ口移し

実際に口を付けたのは5回、すべて飲むときの擬音が異なる。おおよそエロ漫画ヒロインはいろんなモノを飲まされるのだが、本作の後輩ちゃんは本当に酒しか飲まない。9ページで、「黒(ビール)」「ストロング(チューハイ)」「ハイボール」を家の冷蔵庫に常備していることがわかる。念のため解説を。黒ラベルはサッポロビールの主力製品であり、競合他社に先駆けて「生ビール」(熱処理していない)瓶を全国に販売し1970年代の「生ビール戦争」の端緒となった。ハイボール(highball)はウイスキーを炭酸水で割ったカクテルとしての名称で、和製英語ではないが好まれるのは東アジアである。ウイスキーでなく焼酎を炭酸水で割ったものが「焼酎ハイボール」縮めて「チューハイ」だ。本作9ページの「人生ハイボール」は宝酒造のものだと思うのだが、だとすると中身は焼酎である。焼酎の中でも大量生産できる蒸留酒を使ったチューハイは、酒の味ではなくレモンなどのフレーバーがメインとなる(レモンサワーもチューハイ)。従ってチューハイは分量次第で濃くも薄くも作れる。完成品のアルコール濃度が10%を超えると酒税が上がるため、この手前の7~9%あたりを攻めたのが「ストロング」系であり、そこに人工甘味料を入れてカロリーオフにしたものを「ストロングゼロ」という名称でサントリーが売り出した。現在は、果実を-196℃で瞬間凍結粉砕する手法から「-196」というブランド名に統合されている。アルコール度数が高く安価なため、酔う「コスパ」だけでなく「タイパ」にも優れているとしてバカ売れする一方、容易に飲み過ぎてしまうことから7%以上のアルコール度数の飲料に対して警鐘を鳴らす動きも出た。本作でもネタにされているように、簡単に一瞬で現実逃避できる合法ドラッグとしてアイコン化され、「ストロングゼロ文学」という様式美まで生まれた。

酒とディルドと男(21)と女(33)

本作に戻ろう。初見で戸惑った方も多いと思う。本作竿役は弱冠21歳にして、おそらくバイト歴と言う意味での「先輩」と呼ばれている。ヒロインの「後輩」は人生経験的には33歳で干支的に言う「一回り上」である。結果として「両者敬語」という微妙な距離感のまま、後輩ちゃんはニッコニコで焼き鳥ビールにありついていた。実家からの小言、「正論」という暴力を、「オトコと飲む」という言い訳で回避したのだった。彼女の偉いところは匂わせるだけでなくちゃんと男と飲んでいる点だ。しかしまだ若い21歳としては、三十路の悩みなどしょうもない事であり、バイト先の関係性を盾に面倒ごとに巻き込むのは迷惑という「正論パンチ」をかます。これをモロに食った後輩ちゃんはたまらずトイレでガチ嘔吐。失態ついでに家まで送らせ、おとなしく帰ろうとする先輩を「お礼するから」と必死で引き止めた。この先輩はよく出来た男なのだが、いかんせん人生経験が足らなかった。一回り上とはいえ女性の部屋に上がり込み、目の前にいきなり落ちて来た(要修正なほど)ゴツめのディルドを直視できなかった。幸か不幸か目を逸らした先には大量のペットシーツとエローション。追い詰められた後輩ちゃんはもちろん全てをストゼロに託した「女の趣味がオナニーでなんか悪い!!?」と逆ギレし、返す言葉のない先輩くんのズボンをおろしにかかる。抵抗をみせる先輩に今度は泣き落とし。そして眼前でガニ股くぱぁして「一回見てから判断してみてよ」と迫る。無言の先輩の勃起チンコを抜き、腰を落とし、「全部入っちゃった♡」。令和のエロ漫画らしく「せめてゴムください!!」と竿役の方から避妊を要求し、射精する気はあるんだねと後輩ちゃんは一旦退く。先輩くんは少なくとも性的には完全にオチており、動揺を隠せない。一方で後輩ちゃんはコンドームを取りに行く傍らで、ヤル気満々でアナルにローションを仕込みつつ追加燃料(196MEGA)を引っ提げ帰って来た。これまた令和の竿役らしく「女性の家にゴム=彼氏匂わせ?」と確認する。そして「彼氏」というワードが三十路の逆鱗に触れた。先輩を押し倒し上から犯しにかかる。男として攻めに転じたい後輩くんだったが生身の肉棒に飢えた女の性欲にあえなく屈する。満足できない彼女は、二発目だけでなく先刻のディルドをアナルにブチ込んでくれと追加オーダーする。セルフでは得られない予測不可能な感触、バイト先の先輩にそれをヤラせてるというシチュエーションに酔った彼女はゴムをむしり取るほどの締め付けで快感に打ち震えた。

セックスしたし流れで付き合えると思ってた顔

前回ご紹介した多紋サカキ先生の冴村先輩はそれはもう誰の目にも明らかなエロさで終始押してくる。オススメだ。それでも私は個人的に本作の後輩ちゃんが可愛くて仕方ない。だらしなさ、ダメさ加減に加えて、6ページなど時折見せる幼気なご機嫌さ、9ページで部屋は綺麗にしておくあたりのマメさなど、頭の中に構築されるヒロインの情報量がとても多い。オモテウラ含めて「知ると好きになる」、いわゆる情が移るというのは強い。そしてエロシーンでは飲んでは泣き、飲んではキレるという感情の振れ幅、冴村さんと対照的に自分からグイグイ出来上がっていくアクティブなエロさが私の心をつかんで離さない。何ならこのキャミソールとショートパンツという肌の出し方も好きだ。事後ページでさらっと彼氏ゲットかと思いきや、先輩くんは2ページかけて丁寧に振った。私もまさにラスページ右下の「セックスしたし流れで付き合えると思ってた顔」だった。後輩ちゃんは33歳でも可愛いしエロいのだから申し分ない物件だと思うが、自分が21歳の時に12歳上に行けるかと問われればやはり「責任取れない」と言うだろう。でもこの行動力があれば、何なら後輩くんもそのうちイケるようになると思う。それだけの魅力が彼女にはある。仕事だろうが男女だろうが、いったん食い込んでしまえば履歴書など人生に不要なのだ。

エロ漫画にはたまにテーマ曲が似合う作品がある。勝手ながら本稿のエンディング曲はこちらにしたい。

へのえの先生の作品はこちら!!

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