copyright 2024 ワニマガジン ぺに健
タイトル | Sのから騒ぎ |
作者 | ぺに健 |
掲載誌 | 失楽天 2025.06 |
ページ数 | 24 |
ヒロイン | さつき |
竿役 | 須藤先輩 |
発射数 | 2 |
公式タグ | ローション / ショートカット / OL / SM / 中出し / カップル・夫婦 / 女性上位 / 巨乳 / 後輩・部下 / 恋愛 / 淫乱 / 逆転なし / 陰毛 |
修正 | 白抜き修正 |
今月の失楽天はなかなか面白い。本日は、ぺに健先生の作品をご紹介したい。
Kのから騒ぎ
快楽とは苦痛を水で薄めたようなものである
マルキド・サド
「から騒ぎ」は英語で「Much Ado About Nothing」という。このフレーズに見覚えのある方は多いだろう。日本テレビ系の深夜で17年にわたり放送されていた「恋のから騒ぎ」のサブタイトル「Much Ado About Love」である。Adoが「騒乱」という古語。「何でも無いようなこと(愛)で大騒ぎ」という意味だ。テレビの題名も含めて元はシェークスピアの喜劇のタイトルである。
失楽天とは快楽天を薄めたようなものである ちょっと甘いの苦手な人向けやね
かもめせんせい

素人の女子大生をひな壇に座らせて明石家さんまがイジり倒すトークバラエティである。素人であるはずなのにさんまの話術で徐々にキャラクターがつき始め、この番組を腰掛けに芸能デビューしたタレントも少なくない。
妹系ドジっ子たぬき娘
本作ヒロインのさつきさんは典型的と言ってよい「たぬき系女子」である。丸顔でくりくりおめめ、そして「水星たぬき」ことスレッタ・マーキュリーさんを彷彿とさせる麻呂眉が実に良い。以前ご紹介した隠神たぬこ(ハイカ先生「押しかけ狸娘 (ゼロス #115)」)と同じく、キツネと言えば狡猾、タヌキと言えばドジっ娘と相場が決まっている。開幕からさつきさんの悲鳴から始まる本作の舞台はとあるIT企業。新人のさつきのやらかしを須藤先輩がフォローするという導入である。須藤先輩は阿久津先輩(星井情先生「妹みたいなモンだから (WEEKLY快楽天 2022.No.40)」)のようなしごでき男で面倒見がよい。かつての新人社員も慕う、あるいは惚れる有能である。そして前段では匂わせないが当然のように二人は同棲しており、須藤先輩が本作の竿役だ。会社でのトラブルを収めつつ、自宅に戻ってきた須藤はまたぞろヒロインさつきの悲鳴その2に駆け寄る。コッチの方も新人なのか、慌てて料理をひっくり返したさつきさんはキッチンで皿をかぶって泣いていた。須藤は「冷食とか残ってるし全然大丈夫だよ それより怪我がなくて良かった」と慣れた手つきでフォローする。公私ともに助けてもらいまくりのさつきさんは全力で甘えた上で、上目遣いジト目で「じゃあ…今夜もアレさせてもらえますか…?」というエロ漫画殺し文句をささやく。待望の「Sのから騒ぎ」が始まる。なお本作は「逆転なし」タグ付きである。
さつき 愛の説教部屋
「恋のから騒ぎ」では、その日のトークでエグみの強かった人を指名した上で、スタジオと別の「愛の説教部屋」でコスプレしたさんまと一対一(複数の場合もあり)で説教するというオチ担当の名物コーナーがある。形式的には説教だが、実際には個別にイジり倒し時には反撃される捨て身のトークである。
8ページ、しおらしいジト目のアップから場面転換し手錠プレイの音がきしむ。お仕置きされているのはさつきではなく特段罪のない須藤先輩だったのだ。さつきさんは「ごめんなさい」と連呼しつつ身動きのできない須藤先輩の口を吸い脇をかじり上乳に歯形をつけた。11ページから一連の責め描写。動かない須藤先輩を上から下からねめ回すシーン、さつきさんの逞しいダイナミックな動きが伝わる。体位とカメラがぐるんぐるん動くぺに健先生の描写により倒錯感をいや掻き立てるのがオススメポイントだ。そして13ページの「あはっ♡」というあどけない笑み。微笑の理由はさつきさんの秘密兵器、ローションパンこきである。このために勤務中から料理中までずっと穿いていたのだ。パンストコキの間だけボールギャグをかまされた須藤先輩は「ム゛ガアア」という雄叫びを発する。いや、発しているのは須藤先輩のチンコか、あるいは限界まで引っ張られたパンストかもしれない。わずか2ページで天井まで届かんばかりの発射へ持って行くさつきさんは「この先」を求めていた。いわゆる「男の潮吹き」である。パンストを突き抜ける潮に、全力で亀頭を拭きあげるさつきさんのガンギマった目が恍惚の表情を見せる。そして19ページ、慈悲を求める須藤先輩にまたしても「ごめんなさい」と謝るさつきさんの目はもはやハートでは無く稲妻が宿っていた。最後まで手錠を外さず、満面の笑みで騎乗位一本勝負。ずっとさつきさんのターンのまま須藤先輩が失神したところでオチとなる。クールなキツネ顔では出来ない、イノセントさつきさんの無慈悲ハードプレイ。よく動き、よく笑い、痛めつけるわけではないが一切の容赦が無い。甘サド女性上位モノとして会心の作品だとオススメしたい作品だ。
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