copyright 2024 ワニマガジン アサオミ志群
タイトル | どうでもいいこ |
作者 | アサオミ志群 |
掲載誌 | 快楽天 2025.04 |
ページ数 | 24 |
ヒロイン | 舞亜 |
竿役 | 理玖 |
発射数 | 1 |
公式タグ | おさげ / JD / 三つ編み / 処女 / お姉さん / 巨乳 / 幼なじみ / 恋愛 / 童貞 |
修正 | 白抜き修正 |
本日は引き続いて快楽天から、アサオミ志群先生の作品をご紹介したい。前回「スーベニアガール」にて切ない男女の出会いと濃厚な琉球弁を堪能したが、今回はまた少し毛色の違うラブコメテイストな作品だ。正直に言うとタイトルに引きずられて最初はスキップしていたのだが、読んでみると全くもって「どうでもいいこ」ではなかった。
お土産のサンゴと記念写真
本作扉絵はヒロインの舞亜さんの良い笑顔とは裏腹に、彼女が無告白で失恋するいわゆるWSSのシーンから始まっている。そして2ページ目にして外面の良い舞亜さんが幼馴染の家で枕を殴っている。本作竿役はこの枕の持ち主である受験生の理玖くんだ。美亜が惚れ込んでいて外堀まで埋めていたと豪語する先輩はこの後出てこない。3回ほど本作を読んで気付かなかったのだが、この1ページ冒頭のコマに映っているカップルは誰あろう「スーベニアガール」こと名嘉真サンゴさんと空央くんなのだ。「夏休み明け」「旅行先」「ナンパ」と匂わせパーツは十分にそろっている。しかし前作をじっくり読んだからこそ、名嘉真さんは父親が止めに入るほど一筋縄ではいかないと信じ切っていた。攻略には年単位かかった上で、うまくいくのは空央の就活後だと思っていた。なんのなんの、写真は明らかに都会の展望デッキである。夏休み期間中、実家の民宿絶賛営業シーズンにもかかわらず名嘉真さんはあっさりと「お持ち帰り」されていたのだ。その前提で2作を並べ見ると、サバサバ系ボディタッチ多めの姐御に一目ぼれする空央先輩が、本作のベタベタ系外堀埋め後輩ちゃんになびく要素が無さすぎる。コメント欄でも書かれている通り、なんなら舞亜さん自身が空央先輩の自暴自棄ヤケクソ沖縄旅行の引き金を引いた可能性も否定できない。だとすれば舞亜は先輩にとって「どうでもいいこ」どころか「戦犯」、いやそれどころか「キューピット」と言っても過言ではない。そしていずれにしても目のない横恋慕をしていた舞亜にとっても結果的にこれがベストムーブだったと思えるのが運命の妙味である。
負けヒロインがチョロすぎる!
そんな「負けヒロイン」に本作竿役の理玖はずっと惚れていた。3月早生まれの理玖と4月生まれの美亜は1年11か月、ほぼ2歳差だが学年的には1つ違いという年恰好。幼少期からおそらくバグった距離感で接してこられ、ここに至るまでは色々あったんだろう。しかし学生でいる間は年の差を埋められない。一足先に大学生となった美亜は入学するなり、あろうことか年上の男を追いかけていると匂わされ続けて来た。しかも上手く追い込んでいると。理玖は「僕が先に好きだったのに」(なお理玖の一人称は「俺」)という劣情を受験勉強へのモチベーションに昇華させていた。その美亜が失恋し、おそらく話していなかったであろう詳細をくどくど聞かされた理玖の中に悲喜こもごもの感情が渦巻く。トドメを刺したのは、理玖が美亜の大学を追いかけて受験しようとしている事に「今気づいた」事だった。愚痴を聞いてくれと散々ボヤいていた相手のことを全く知ろうともしなかった事実に美亜はさすがに申し訳なさを感じた。「…無神経でほんとごめん…えっと…」「私に何か出来ることある…?」と下手に出る。チャンスの前髪に触れた理玖は乾坤一擲の勝負に出る。具体的な文言は出てこないが「ベッドでバックハグさせろ」のようなこと言ったはずだ。8ページ、ボリュームのあるおっぱいとモコモコしたシャギーニットセーターの質感、肩を垂れる編み込み、そして美亜さんのドギマギした表情が非常にそそる。本作一番のカットだと推したい。
ぬいぐるみペニス
本作のテーマは当世流行の「負けヒロイン」そして「ぬいぐるみペニス」である。前者はそのまんまである。後者は「友達だと思っていた男性が不意に自分を性対象にしてきた時に女性が感じる不快感・恐怖心」を表す用語である。通常は性の対象とみなさないし性器も付いていないぬいぐるみという愛玩的な存在から、そのものズバリの男性器が生えて来れば誰でもショックを受けるだろう。一方で男友達はいかなる関係性であろうともペニスが付いていることは公然の事実である。「ぬいペニ」という表現に多くの女性が共感したということに、おそらく少なからぬ男性が驚いた。男性はよほどのことが無い限り、ヴァギナというものを追い求めながらそれが何かを詳しくは知らない。美少女フィギュアのパンツを下から覗きながら様々な思いを馳せても、パンツの下に何があるかはよく分からないのだ。対して男性は自分のペニスのことをよく見知っており、望まずとも普通の生活の中で、トイレや大浴場で赤の他人のペニスを見たこともあるだろう。襲われでもしない限り男性はヴァギナにもペニスにも恐怖心など抱かないのだ。「ぬいペニ」のエピソードは基本的に「送りオオカミ的な性被害に遭った」という意味ではなく、男友達、ひいては見知らぬ男子から告白されたというだけで恐怖した、そしてその象徴として「ペニス」と表現されたという点に納得感と驚きがある。断っておくが本作はフィクションなので結果として女性はヒドい目に遭わないのだが、それをもって「ぬいペニ」は女性の誤解・妄想であるというつもりは毛頭ない。多くの女性がそう感じているのは事実であることを男性は掛け値なく受け止める必要がある。
本作11ページ、想定外の展開で胸を揉みしだかれた美亜が最初に抱いた感情も「嫌悪感」だった。この「ぬいペニ」現象による嫌悪感の少なくとも半分は「知らなさ」なのだろうと思う。美亜は嫌悪感を抱くと同時に、理玖の長い指を初めてまじまじと見た。その手がパンツに伸び、理玖が勃起したチンコを股に挟んできた時も嫌悪感とともに、そんな行為に出る理玖を凝視していた。「俺にこんなことされて裏切られたって思ってる?」理玖の自虐が図星を突く。感情を強火で揺さぶられた美亜は、必死ですがり着く理玖を可愛いと思えて来た。15ページ、「ちょっと!?やめろよ…!!」「今日大丈夫だもん…」「馬鹿っ安全日なんてないんだよ!」のくだりが一瞬飲み込めない。ここにきて挿入しようとしたのは美亜の方で、大胆に仕掛けた理玖が止めに入るというシーンである。
負けて輝け!お姉さん
このシーンまで理玖はおそらく内心死を覚悟していたであろう。暴挙である。破れかぶれ故の強行突破だ。「裏切られた?」と聞いたのも、実際美亜がそう思っていたのも事実だ。しかしここにきて美亜にリードされるという事態が発生し、一転して性的同意のムードが流れ始める。二人の間に永く積み上げられた幼馴染としての信頼、そして「ヤるからには流されではなくムード良くしたい」という呼吸が両者整う。美亜からゴムのありかを聞く、正常位で理玖が手を突く場所から髪をどけるなど、照れながらも女性が積極的にセックスに参加するシーンは心温まる。ここまで来るとセックスはまた男側にターンが回ってくる。壊れ物を扱うように、それでも確実に着実に美亜の膣内に挿入する。理玖の緊張を感じたのか、19ページ、美亜は「いつから私のこと好きなの?」とブッ込んだ。目と目が合う。「舞亜が俺の連絡帳はじめて持ってきたとき…」理玖は正直に答えた。キューンときた美亜は「理玖可愛いね」と顔を撫でまわす。緊張がほぐれた二人はさらに深く激しく喰い合った。事後、理玖の髪に触れた美亜が「髪切らない?」「理玖は短いほうが似合うと思うなあ」と微笑んだ。理玖のことを「どうでもいいこ」のように扱ってきた美亜が、ちゃんと理玖を「自分のオトコ」として見つめた瞬間だ。そして自分の髪も理玖の好きなようにしていいと言う。美亜さんは正直見た目も中身も可愛チョロく、あまり年上みを感じない。しかしこういうところはしっかり1歳11か月年上のお姉さんとしての余裕と慈愛を感じる。名嘉真サンゴさんも間違いなくイイ女だが、私は選べるなら美亜お姉さんについてゆきたい。
あらすじ
舞亜はかねてより狙っていた大学の先輩に彼女が出来たことを、年下の幼馴染である理玖に愚痴っていた。受験勉強に勤しむ理玖に邪険に扱われても舞亜は失恋を愚痴った。いつにないキレかたをした理玖に舞亜は「私に何か出来ることある…?」と問いかけたところ、理玖は添い寝を求めて来た。
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