copyright 2024 ワニマガジン イゲドアハ
タイトル | 借りたものは倍で返せ♡ |
作者 | イゲドアハ |
掲載誌 | BEAST 2024.11 |
ページ数 | 26 |
ヒロイン | 乃子 |
竿役 | 幸介 |
発射数 | 1 |
公式タグ | おさげ / 中出し / 制服 / 同級生・同僚 / 学園 / 学生 / 巨乳 / 幼なじみ / 恋愛 / 淫乱 / 羞恥 |
修正 | 白抜き修正 |
もはやBEASTの看板作家であるイゲドアハ先生の新作をご紹介したい。当ブログ始まって以来イゲドアハ先生の作品は全て追いかけており、本作もまた珠玉の出来である。本号カバーガールでもあり、カラーピンナップと表紙作家ページもあるのでkomifloでお読みの方は表紙もクリックしていただきたい。
借りたものは普通に返せ♡
イゲドアハガールズの良さは「抜け感」とでも形容すべきか、一生懸命でありながらどこかスキのある、ハートもパンツも飾らずむき出しになっているところが愛らしい。巨大で強そうながら「弱点はココです」と書いてあるボス戦のような親切設計である。本作はさらにイージーモード仕様で、一気にパンツの中まで攻略可能になっている。本作ヒロインの乃子さんには幸介から「物を借りたがる」という悪癖があった。本作冒頭では忘れた教科書を借りているので納得感があるが、1ページ目のS期乃子さんは泣きながらゲームを貸してくれと言い、C期乃子さんは軽い感じで百円貸せと言う。ここまでなら可愛いのだが、乃子さんは「借りたものをイジる」というさらなる悪癖があり、データ上書きや落書きなど前科が記録されている。幸介くんは許している風だが、オタ気質の方でコレクションを汚損されたらそいつとはもう縁を切るという方も少なくないだろう。落書きは少なくとも過失とは言い難い。もちろん乃子さんが他の男女にも誰彼構わずそうしているという描写はないので、幸介にかまってほしいがゆえの凶行という面はあるに違いない。それならそれとして何かリターンバックするものがあっても良さそうなのだが、タイトル通りの「倍返し」というのは本作オチ以外では描写がない。倍返しどころか貸したものが100%返ってこないのは困りものである。なおkomifloコメントに「現社」という科目はもう無いという指摘があった。その通りで、2022年の学習指導要領の改定で「現代社会」という科目は廃止され、「倫理」「政治・経済」とともに「公共」という科目が新設されている。現社と公共で教えることに大差は無いのだが、従来は選択必修という形だったのに対して、現指導要領では「公共」は全員必修となった。2022年の改定なのでちょうど今年から現役高校生で現代社会の教科書は誰も持っていない。今年18歳の方には恐縮だが、少し過去に思いを馳せて読もうということだ。
スカートの中はケダモノでした。
「女はレザーパンツを履くな」というショッキングなニュースを最近目にした。ショッキングなのはむしろ理由である。レザーパンツに限らず通気性の悪いパンツを履くと膣カンジダなど尿路感染症になるというのだ。男性は泌尿器が外部に飛び出ているため、トイレの周囲に散らかる反面尿路自体は乾きやすい。対して女性は尿道口が奥深くにある上に、太ももを閉じがちなので湿度が下がらない。フェミニストがどう考えようが、女性がパンツではなくスカートを履く、そして男性がスカートを履く必要がない生理的な理由である。と同時に、女性のパンツが汚れるのも生理的必然である。女性がパンツを見せることを忌避するのも、ノーパンであることを避けるのも原点はここにある。
水泳の授業の着替えは面倒くさいので前もって水着を履いておくのは男女共通であり、その後のパンツを忘れて困るのもまた同じである。それをやらかしてしまった乃子さんは、他ならぬ幸介に何でもいいから履けるものを貸してほしいと泣いて懇願した。イゲドアハボーイズは例えヤリチンであってもクールムッツリであるという鉄則がある。ガツンと言うはずの幸介くん内心ドッキドキのバッキバキであった。それでも色々納まらない幸介は放課後、乃子を空き教室に呼び出す。言い訳する乃子に「それでも男に借りるのはデリカシー無いだろ」と説教する。うろたえる乃子は非を認め、ジャージを目の前で脱いで返そうとした。静止する間もなく脱いだ股間部分に付着した分泌物。本作はカラーではないためそれが何だったのかはさておき、二人の空気が凍りつく。そして動いたのは幸介だった。デリカシー無く無言でスカートを捲りあげる。そして「なんで勃ってるのかなー」的なノリで股間に指を突っ込んだ。イケそうな匂いを感じた幸介はさらに頭も突っ込む。女子生徒の声がして一旦中断するが、今度は乃子さんにスイッチが入った。声を自分で抑えつつ蒸れた股間にチンコを招き入れる。白抜きで分かりづらいが18ページではまだ入ってない。ファイナルチェックを済ませ、ドッキングは21ページだ。立ち鼎の姿勢から机の上に乗せてラブラブHを決め込んだ。
次は2回戦頑張れ♡
事後、乃子がspace caimanの紙袋を幸介に差し出す。借りた体操着と、うまし棒が2本、そしてコンドームの箱が入っていたというオチである。体操着までは等倍返しなので、うまし棒とコンドーム、そしてドヤ顔の乃子さんまで含めて「倍返し」という事なのだろう。意図されているかどうかは正直わからないが、このコンドーム、小数点の位置が「00.1」となっている。昨今のコンドームは0.03~0.01mmのものが主流なので、0.1mmだとすると大分ぶ厚い。しかしこういう商品群は存在する。オカモトのニューゴクアツがそれである。国産のコンドームは丈夫なので薄くても耐久性は十分であり、「確実な避妊」を目的とした商品ではない。さらに上位の厚さ0.12mm、スーパーゴクアツという商品があり、こちらのキャッチフレーズは驚くなかれ「もはや何も感じない。」である。そう、分厚いのはロングプレイが楽しめる=「早漏防止用コンドーム」なのだ。確かに本作は挿入からカウントすると5ページ1回戦と若干早い。このコンドームチョイスが乃子さんの欲求不満なのか、やらかしかは分からない。もし前者であるならば、こちらこそ「次は2回戦頑張れ♡」という幸介への倍返しリクエストなのかもしれない。
あらすじ
幸介は幼馴染の乃子の忘れグセとドジっ子ぶりに辟易しており、面倒を見つつも「次はもう貸してやらない」と息巻いていた。そこから日を空けずまた忘れ物をしたので体操着のズボンを貸してほしいという乃子。「水泳のあとパンツを持ってくるのを忘れた」という乃子に、仕方なくズボンを貸す幸介だが、ノーパンという事実に動揺を隠せなかった。
掲載誌はこちら!!
本号掲載「ポメラニアン」シリーズはこちら!!
2話「ジャッカルとポメラニアン」は単話販売が無い。「レモンサワー」「ジャッカル」は単行本「マイガール・マイボーイ」に収録
330円
イゲドアハ先生の作品はこちら!!
1,210円