copyright 2023 ワニマガジン タカハシノヲト
タイトル | ハーモニーのひ・み・つ♪ |
作者 | タカハシノヲト |
掲載誌 | ゼロス #109 |
ページ数 | 25 |
ヒロイン | 五十鈴アリア |
竿役 | 日奈エンジ |
発射数 | 2 |
公式タグ | ショタ / フェラ / パイパン / ポニーテール / 三つ編み / 中出し / 先輩・上司 / 学園 / ミニ系・小柄 / 貧乳・微乳 / ぶっかけ・顔射 |
修正 | 白抜き修正 |
What’s インピオ
本作はいわゆる「インピオ」である。コメント欄でも盛んにそう書かれつつも、「どういう意味か分からないので調べた」というコメントがあった。結論から言うと、子供同士の男女のまぐわいを描いた作品を指すネットスラングである。経緯はこちらをご参照いただきたい。おねショタの際にも書いたが、とかく低年齢がからむと商業的に適切なワードを選べなくなりがちだ。フィクション・ノンフィクション問わず、エロの世界は一般に男が年上である。したがって逆の場合に姉さん女房だの特別な用語がつく。男性が思春期以降の年齢で女性がそうでない場合の組み合わせが本来の意味でのロリータなのだが、このワード自体(と短縮されたり隠語化したりしたもの)が低年齢層を対象とした性愛すべてを代表するようになった。そして20世紀末ごろにこれら全てが全世界的にタブー視されるようになったわけだ。この辺に対する法規制が甘いといわれ続けてきた日本でも2023年7月16日の法改正により、性的同意年齢が16歳となり、16歳未満との性行為は同意があったとしても刑法犯となる。しかし本規定にはわざわざ但し書きがある。13歳以上16歳未満の性行為で、相手との年齢差が5歳までのものはセーフとなったのだ。つまり大人が子供を篭絡するのはたとえ純愛であっても一切認めないが、「子供同士」であればまた別と規定されている。まさに「インピオ」という用語が必要となるわけである。思春期には個人差があるとはいえ、16歳に線引きをすると必然的に性的衝動を持った少年少女が含まれてしまう。セックスは少なくとも母体に深刻な影響を及ぼすので、飲酒喫煙と同様に一律禁止としても良さそうなもんだと思うが、少なくとも立法府でさえ好きあった子供同士のアヤマチを処罰するのはいささか野暮だと感じたのだろうか。とにかく子供時代は男女問わず必ず通ってきた道であり、そこに性を含んだ慕情なりラッキースケベなりが誰しもあるものだ。ロリやショタではない、皆がやや誇張された憧憬に思いを馳せるのがインピオの楽しみ方なのだろう。
少年少女合唱姦
本作は合唱部の新入生、日奈エイジと五十鈴アリアがヤッちゃう物語である。合唱部という設定がまたインピオである。ご経験のあるように思春期は変声期でもあり、男性は特に振れ幅が大きい。子供の声はおしなべて高音なのでパートわけが難しい。気管が長くなるほど周波数が下がるため、高身長の人間ほど相対的に声が低くなりがちである。そのため高学年ぐらいから二部合唱を導入するが一律に男子が低音域ということにはならない。本作のエイジくんはまさに「ボーイソプラノ」という、女声高音域が出る男子だ。変声期は声の音程が安定しないため人生で最も音痴になりがちであり、プライドが耐えられない思春期男子がボーカルを辞めてしまう最大の要因と言える。変声期を過ぎると逆に低音域に自信のある男性がイケボとなりグリークラブなどでのど自慢をするようになる。本作の合唱部は珍しく男性部員も多いのだが、この年代の合唱は低音域をどれだけカバーできているかで善し悪しが決まる。とはいえソプラノも貴重である。なんとパート練でソプラノは2人だけというところがエロ漫画としての要請なのだが少し仕上がりが心配だ。
♪心配ないさぁぁぁ
本当かどうかは分からないが、先輩のアリアからみてエイジくんはリズム感に課題があり、からだを使った「ダンス」でリズム感を鍛えていると報告している。ご承知の通り二人は屋上の階段室で裸のリズム運動をやっているというわけだ。本作の見どころは、合唱練習にかこつけて学校全体に通るソプラノで嬌声を上げるという至極の羞恥プレイである。刺激のリズムに合わせて声を上げるというのは分かる。しかしこれでハーモニーを作り上げるのは常人には厳しい。これを証明したのが悪名名高い「手コキカラオケ」である。古き良き番組企画なのだが、劇団ばりの声量に自信のある大西ライオン氏が挑戦した時の雄姿は今見ても色あせない。あまりに天才の発想たるこのアホ企画が少なくない男子の性癖に深く刻まれたらしく、なんと実体験できる風俗店まであるらしい。我こそはという方は挑戦していただきたい。
インピオを隠すなら絶唱
ちなみにオーラルで攻めている最中は声が出ないのだが、攻められているエイジくんはスタッカート、アリアさんはビブラートがかかるらしい。そして準備が整ったところでリズム運動が始まる。学校中に聞こえるラララの声を出してハモリながらピストンというのは想像するだに難易度が高そうだが、この二人はキャリアが違う。一般にセックスは上下に重なって動くものだが、仰向けでもうつ伏せでも声が出しにくい。二人が選んだのは対面立位である。しかも普通は女性器へのアクセス確保のため男性が片足を持つのだが、この二人は逆に挿入を諦め、直立姿勢のままチンコを二人の腹で挟むという高難易度の技に挑戦している。これで射精にもちこめたのは若さゆえだろうか。一発出してから挿入するのだがさすがにこの状態でまともな声は出ないらしい。ただ「最後は一緒に」というエロ漫画によくあるフレーズに則り、声を合わせてゆく。後から瀬和先輩に「喉痛めるなよ」と言われるほど声を上げすぎたらしい。インピオに限らずセックスは人目につかない場所で致すのが常識だが、世を忍ぶために声を抑えるのではなく逆に声を出し切ることで「合唱パート」という隠れ蓑に収まるという逆転の発想が面白い。今後の二人のさらなるハッテンに期待したいところだが、エイジくんがどこかの成長段階でさすがにソプラノパートからは外されるだろうから、どういう名目で秘密の声出し練習をするか見守りたい。
あらすじ
日奈エイジはボーイソプラノの持ち主で、同じ合唱部で幼馴染の五十鈴アリアと高音パートを担当している。二人は身体を使った独自の練習を始めてからリズム感に磨きがかかったと好評だ。二人はパート練のために屋上の階段室へ。今日も学校中に二人のハーモニーが響き渡る。
本作の単話販売はこちら!!
330円
掲載誌はこちら!!
660円
タカハシノヲト先生の作品はこちら!!
1,100円