copyright 2023 ワニマガジン アサオミ志群
タイトル | やおやのおねえさん |
作者 | アサオミ志群 |
掲載誌 | 快楽天 2023.05 |
ページ数 | 22 |
ヒロイン | 船橋久留美 |
竿役 | 幕張陽太 |
エロページ位置(割合) | 13 – 21 (40.9%) |
発射数 | 2 |
公式タグ | お姉さん / 巨乳 / 恋愛 / 童貞 |
修正 | 白抜き修正 |
告白したいフラれたい
3月がもうすぐ終わる。つまり快楽天が出る。今月も名作揃いだが続編が目立つ。個人的には嬉しい限りなのだがレビューするには過去作にも触れる必要があり少々時間が居る。というわけで本日はアサオミ志群(しむら)先生の新作をご紹介したい。前から薄々感じてはいたことではあるが、この一作前がアシオミマサト先生である。並べてみるとご尊名だけではなく切れ長のクールビューティーという作風も似ているのではないかと感じた。
上のサムネイルが本作の1ページ目である。開幕の告白。最近のエロ漫画では主流といえよう。かつては女性側が告白してくる展開のほうが多かったような気がするが、もはやそこにリアリティを感じられないということか。否、私が思うに明確に「振られる」と経験をしたエロ漫画読者が少数派なのではないかと考える。学生時代に好きだった女子の一人や二人はいたと思うが、学校という閉鎖空間でモーションをかけていく、まして告白するというのは相当な胆力が必要となる。そしてまた、きっぱり振ってもらうことも双方にとって苦渋の決断である。エロ漫画読者を代表するようで恐縮ではあるが、我々は告白するという行為自体にある種の冒険心を感じ、告白するものを勇者と称える感性を持つ民族と捉える。この発想はオタク界隈では受け入れられても世間とズレているらしく、「コクハラ」という概念まで生まれる始末である。当ブログはエロ漫画寄りの世界なので、素直に陽太くんの告白を受け入れようではないか。
年上だけがお姉さんではない!
いきなりネタバレだが、本作のオチは「くるみさんは年上が好きだった」「くるみさんは実はJKだった」という二段構えである。ある意味叙述トリック(描画トリック?)的なのだが、確かに扉絵の彼女は高校生には見えない。何なら八百屋を一人で切り盛りしているアラサーくらいの貫禄を見せている。少なくとも陽太君よりはどの部位も一回りデカい。本作は陽太くんが大学生でないことは明示しているが、JKくるみさんより上か下かは明言していない。ラストでなんとなく高校生感は出しているのだが、それ以下であることも否定できない。そしてどっちでもいいのだが、くるみさんは年上でさえあれば、見た目ちんちくりんでもOKという恋愛観もよく分からない。アラサーの人生経験が物を言うのならともかくJKである。ああ、そもそもくるみさんがJKであるというのもラストでセーラー服を着ているからであり、それ以下である可能性は否定できない。いずれにしても両者ド天然なことに変わりはない。化かし化かされ、八百屋の長兵衛ということであろうか。なおkomiflo的には設定ガン無視で「お姉さん」タグを載せている。
注目ポイントはココ!
作画に関してもいくつか述べたい。くるみさんは顔もボディも文句なしの美人さんである。おねショタのような見た目なのに。しっかり陽太くんに身を委ねるのも個人的にポイントが高い。印象的なコマが2つあり、1つめが12ページの「パンツの上からクンニ」である。おそらく憎き白抜き修正対策で、白抜きだと舌とクリの結節点がよくわからないため黒い布越しということにしたのだろう。やったことはないが気持ちいいのだろうか? 男性のモノをパンツ越しにというのはAVでも見受けられ、こちらも修正対策だ。チンコは逆に白抜きするには背景が必要なので、むしろ白いナニカを舐めている描写は増えている印象がある。さらに衝撃的なのが14ページの下のカットだ。「ガラスの床の上で後背位しているところを下から撮った」ような構図になっている。つまり接地面が意識されている。くるみさんの肘、膝、そして巨乳が床まで垂れ下がっていることが伝わる斬新な構図である。いわゆる「窓におっぱい押し付け」と同じ効果なのだが、本作のおっぱいは丸みを保っており、何ならピストンのたびに揺れているところまで想起させる。よく見ると振り乱した髪も一部床についていることがわかる。反面、竿役が何やらレントゲンのような絵になっているのは笑えるが仕方ないだろう。新たな表現を見せていただいた。
あらすじ
幕張陽太は八百屋で働いているくるみに一目惚れし猛アタックするも振られ続ける。避けられ続けて自暴自棄になった陽太は、「大学が近いのでここでバイトさせてくれ」と迫る。意外にも採用され、くるみさんとお近づきになることも出来た。ある日、八百屋にイケメン高校生が現れ、くるみを呼び出す。二つ返事で出かけていくくるみを見送り、胸の奥が痛む陽太。帰ってきたくるみに詰め寄り、自分の嫉妬心をストレートにぶつける。いたたまれなくなって去ろうとする陽太の手を掴み、その手をくるみの巨乳にあてがう。
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