copyright 2023 ワニマガジン 堀博昭
タイトル | なかにだしてとあおられた夏 |
作者 | 堀博昭 |
掲載誌 | 失楽天 2023.08 |
ページ数 | 28 |
ヒロイン | 結月 |
竿役 | 先生 |
エロページ位置(割合) | 5 – 28 (85.7%) |
発射数 | 2 |
公式タグ | フェラ / ツンデレ / ツインテール / 学生 / 巨乳 / 幼なじみ / 恋愛 / 淫乱 / 痴女 / 金髪・茶髪 / ぶっかけ・顔射 |
修正 | 白抜き修正 |
快楽天を紹介したあとで順番が前後するが、失楽天から掘博昭先生の作品をご紹介する。トップ絵から印象の強い彼女がヒロインである。
ヴァージンヘアとジェミニカラー
人生で一度も髪を染めていない人の割合は、男性で5割弱、女性で2割、総合で3割程度らしい。私も産まれてこのかた美容院に用がなく、3割の「ヴァージンヘア」側の人間である。モノクロ漫画では黒髪以外の髪色の表現は極めて難しい。同様に日本人の大半はナチュラル黒髪であるのも事実だ。従って、黒ベタをベースカラーとして、それ以外の髪色を白ないしトーンで表現するより他にない。一般的に髪色が白抜きだからといって白髪という訳ではなく、ブリーチした茶髪のような明るい色を指している場合が多い。カラー絵がある場合は、バランスを見て赤色など暗めの色も黒ベタにする場合もある。いずれにしてもツヤベタなど光の加減と、メッシュなど髪色を一部だけ変える事の区別は画風によっては厳しく、モノクロ漫画で髪色を自在に遊ぶのは難しい。本作はその意味で「白黒ツートン」というド直球で攻めている。真ん中で色を分けるものを「ジェミニカラー」と呼ぶらしい。上記の通りこれが本当にモノクロの白と黒かは分からないのだが、そうだとしてもいい味を出している。余談も余談だが、鹿児島の指宿に行った際にこういうネタのようなカラーリングの車両に出くわしたことがある。その名も「特急指宿のたまて箱」と呼ぶそうだ。こちらもナカが魅力的なのでぜひ乗ってみたい。
哀しいパラドクス
本作はジェミニカラーの他にもトリッキーな点がある。5ページ、結月の馬乗り挿入のあとの重要なシーンがなんと割愛されている。6ページではもうピロートークが始まっている。セックスシーン全体をすっ飛ばすのは展開上ままあるが、挿入シーンを描いておいてそこから射精までスキップというのは珍しい。
その分別の日、娘の母親の前でトイレHするというシーンにページを割いている。あくまでお口で御奉仕なのだが、結月ちゃんがよくしゃべるのだ。主人公のモノローグも長いのだが、結月ちゃんの淫語が止まらない。そして10ページ、幼なじみ設定を活かして思い出語りからのエロトークという殺傷力の高い技を繰り出す。私は好きだ。しかし絵を見るとどこから喋ってるのか分からないほどガッチリ咥えている。「フェラと淫語は両立しない」という哀しいパラドクスがそこにある。結月は口を淫語専用にしてとどめのシゴキにかかる。リビドーが紡ぐ結月のハードなおねだりに先生は「ごめんっ もうーーーっっ」と絶叫し頭をトイレの扉にゴンっと打つ。母親はトイレの前を掃除していたのだが、この頭を打つ音で異常に気づき声をかける。さすがに自宅のトイレでこんだけわちゃわちゃしていれば気づきそうなものだが、そしてトイレの通常使用で頭を打つシチュエーションがまったく思いつかないのだが、何事もなかったように取り繕い母親も特に詮索しなかった。ラストで「先生の理性を吹っ飛ばしちゃう」ような攻めを用意するとあるのだが、トイレの件でまあまあ理性は吹っ飛んでいるように思う。
そとにだしてと逃げを打つ先生
本作は基本的に結月ちゃんが切磋琢磨して用意周到に外堀を埋めており、「模試5位以内なら先生は何でも言うことを聞く」という約束を取り付けた上でしっかり結果を出した。にもかかわらず先生は日和って外に出した。本作タイトルの「あおられた」というところは確かに煽ってはいるのだが、約束が真実ならば今一つ釈然としない感は残る。あとついでに「夏」という感じも特段しない。キャッチーなタイトルと中身が合っていない感は否めないのだが、ヒロインの造形含め非常に「刺さる」作品だとオススメしたい。
あらすじ
主人公は幼馴染の結月に小さな頃から勉強を教えており先生と呼ばれていた。おとなしめの優等生だった結月が、2日見ない間に髪を染めて垢抜けていた。最初はぶっきらぼうな態度を取っていたが、先生のためにオシャレしたのに反応してくれない事に我慢できず押し倒してしまう。
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