copyright 2025 ワニマガジン ベコ太郎
| タイトル | ありのままを君へ |
| 作者 | ベコ太郎 |
| 掲載誌 | BEAST 2025.11 |
| ページ数 | 26 |
| ヒロイン | 小桜真央 |
| 竿役 | 鈴木進一 |
| 発射数 | 1 |
| 公式タグ | フェラ / コスチューム / ショートカット / ニーハイ・ニーソ / 処女 / 学園 / 学生 / 恋愛 / 手コキ / メイド服 / 陰毛 |
| 修正 | 白抜き修正 |
あまりにも溜めすぎているので更新を巻いていきたい。本日はBEASTから、ベコ太郎先生の作品をご紹介したい。
イラクサ
本作は親の薫陶のためにボーイッシュに育ったヒロイン小桜真央が女として扱われることで花咲く物語であり、それ以上に不思議な存在である竿役鈴木進一が己の信じる道を突き進んだらイイ目にあったという棚ぼた的な話でもある。すごくストレートな飲み口の爽やかストーリーで、とりあえず話を進めるにあたってまず蕁麻疹の話をしてみたい。蕁麻疹は何らかの理由で皮膚表層の血管が拡張し液がしみ出してくる症状全般を指す。膨らみ方は様々だが、虫刺されのような中心点が無いこと、押したら赤くなる(血管拡張のため)こと、そして24時間以内に跡形無く消えるのが特徴である。大変かゆいのだが、かゆみ止め程度しか対症療法も無く放っておくのが一番だ。厄介なことに原因は様々で、刺激物の摂食、食物、それ以外にも運動や入浴、ストレスに誘発される場合もある。「蕁麻」というのは下写真のイラクサという植物の一種で、トゲに刺さるとかゆみと腫れが起こる。慢性的なものについては予防策として抗ヒスタミン剤などアレルギー対策の薬を服用する必要がある。蕁麻疹のような急性症状が内臓にも出た場合がアナフィラキシーと呼ばれる状態で、肺や気管の炎症は呼吸困難を引き起こす場合がある。原則として強い蕁麻疹も伴うのでアレルギー体質の方は侮るなかれ。

和仁校は偏差値高め
はっきり言って本作ヒロインの真央ちゃんはBEAST今号でも屈指の可愛さである。ボーイッシュな爽やかさを兼ね備えているのは間違いないが、ムサさだけなら一つ前のむつきつとむ先生「視られてみたいっ!」のムッツリコンビニ店員、前嶋茜さんのほうが「女と見られて無さ」をこじらせている。扉絵の脇見せポーズ(正式名称が分からなかった)に至っては明らかに女性らしさむき出しのポーズである。一方で真央の周囲の女友達もまたフェミニンで可愛い。そういう「顔面高偏差値」な学校に入ったことも真央のこじらせの一因かもしれない。さらに本作竿役の鈴木進一くんもまた「黙っていればイケメン」である。典型的な委員長キャラだが特に明言は無い。真央のメイド服イジリに突然「僕は似合うと思います」と割って入ったうえに、「目腐ってんじゃ無いの」というヒロインの照れ隠しに対して「眼科には定期的に通っていますが…」と応じる。私は安易に「発達障害」というレッテルは貼りたくないが、エロ漫画の外では生きづらそうな感じがする。鈴木君はメガネキャラなのだが、このトシで定期的に眼科に通うというのはあまり聞かない。コンタクト併用なのかもしれない。
委員長キャラのメガネ男子がグイグイ来る
男の夢「文化祭でメイド喫茶」。ホール担当はもちろんキレイメ女子なので、それ以外は厨房か受付会計(あるいは予備役)になる。本作はまとめると「委員長キャラのメガネ男子が女っ気の無いあたしにグイグイ来る」話である。受付係を真央と射止めた鈴木は準備の傍らガンガン口説く。しかも下心を感じる「メイド服着て」ではなく、「メイド係をやりたかったんじゃないですか?」「僕は小桜さんのメイド姿見たかったですけどね」と心理面から攻める。これが真央に刺さりまくる。文化祭は6ページにして早々と終わり、大盛況だった教室を片付ける男女二人と残されたメイド服。細工は流々、「個人的に見たかったので小桜さんそれ着てください」鈴木が最後の一手を魅せる。真央も興味があった「女装」。逆に独りで着てみるより、ここまで自分を推してくれるファンの前で着た方が、どう転んでも責任を押しつけられて助かる。真央は意を決した。
可愛いです!!!!!
繰り返すが真央ちゃんはどう転んでも可愛い。しかもメイド服は黒髪ショートカットでも大変似合う。彼女の足の長さと少々足らなめなスカート丈がまた眼福である。何かが起こる文化祭の夜、小桜真央は少年から女へと花開いた。おそらく人生初めてグイグイ来られる側になった鈴木くんはメガネをずらしながら愛の告白に応じる。鈴木の高身長も生きた。上から求められるキスに陶然とななる真央は何故か鈴木を押し倒してしまい、意を決して勃起したチンコへの熱烈なご奉仕を始める。メイド服をまくり上げての乳繰り。そして真央からのゴムおねだり。ベコ太郎先生ガールズはとにかくこのくりっとしたお目々とコロコロ変わる愛らしい表情が素晴らしい。この顔でエロいことをしてくれるのだから劣情をそそられないはずがない。22ページ、「私…キモい顔してない?」という自虐というか誘い受けに対して、読者と鈴木の思いがハモる。「可愛いです!!!!!」縦書きから溢れるビックリマーク5つの想い。ベロチューしながらのゴム中でクライマックスとなる。事後、女友達の間でも「真央が可愛くなった」と評判が立ち、真央もまた女の子らしいオシャレに対するコンプレックスが無くなったという爽やかなオチである。しかしこれだけは譲れない。真央は「ありのままで」元々可愛かっただけなのだ。私事ながら少々キツめの進行の中で、本作と次回紹介する作品に癒やされた感謝をここに申し添えたい。
ベコ太郎先生の作品はこちら!!
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