copyright 2023 コアマガジン でんぶ腿
タイトル | オナホよりキミが好き |
作者 | でんぶ腿 |
掲載誌 | HOTMILK 2024.04 |
ページ数 | 30 |
ヒロイン | 伊東 |
竿役 | 奥田 |
発射数 | 1 |
公式タグ | おさげ / しつけ / オナニー / 中出し / 制服 / 同級生・同僚 / カップル・夫婦 / 学生 / 恋愛 / 淫乱 / 潮吹き / 陰毛 |
修正 | モザイク修正 |
オナホとキミの関係
タイトルそのもののストーリーである。竿役の奥田とヒロインの伊東は周囲公認のカップルで、ABCをすでに踏み越えている。いきなり同級生との猥談でオナホの話から入り、「彼女持ちなのにオナホを欲しがる」「友達に彼女をオナホ呼ばわりされる」「しかもそれを聞かれる」という一見令和と思えない導入から始まる。扉絵のマフラーぐるぐるの女の子がヒロインが伊東さんだ。2ページ、ファストフード店にて、奥田くんが間接キスごときでビビらないことが示唆される。性体験含め気兼ねない関係だとわかる。伊東さんが「今日親居ない=セックスチャンスだ」と告げるが、奥田は乗ってこず解散となる。嵐の前の静けさである。
オナニーホール
エロ漫画とオナホは切っても切れない関係にある。電動マッサージャーと比較にならないほどオナホには性具以外の使い道がない。女性向け性具は究極的には棒でいいのだろうが、男性性器を上手い具合に包み込むものを人工的に作るのは簡単ではない。しかし需要は並大抵ではないため、今や技術の粋を尽くしたオナホが手に入る時代である。一方で本作のように、生身の女性を性のはけ口のように蹂躙することを指して「肉便器」ないし「オナホ」という表現をする。本作冒頭のアレである。奥田君いわく、「オナホは彼女と違って雑に扱える」というオナホの利点を語っている。少なくとも選べる分には用途に合わせて使うがよかろう。本作ではMっ気のある伊東さんがモノのように扱ってほしいと告白し、奥田君とのオナホプレイに興じるという展開である。
「オナホは動いちゃだめでしょ」
しかし一つだけ注文を付けたい。22ページ、「オナホは動いちゃだめでしょ」という奥田のセリフ。そんなことはない。最近のオナホは動くのだ。まずオナホと一口に言ってもハンドサイズとは限らない。いわゆるラブドールのパーツ版というべきか、尻部分だけなどある程度の質量感を楽しむ大型オナホがある。一般的なオナニーは男性器に対して手を動かすわけだが、本来セックスは腰ごとチンコを動かすものである。実際の挙動に近いことは満足度に直結するといえる。上述の通りオナホの見た目はどうしても取り繕えないので、私室があるなど置き場に困らなければ検討の余地はあるだろう。このタイプは対人戦と同様に、当然ピストンによって位置がズレる。それを見越した腰使いを楽しみたい。ちなみに肌色のものが一般的なので、廃棄時に苦労するという欠点はある。一方ご存じの方も多いと思うが、「電動オナホ」というカテゴリも充実している。ディルドは本体を中心に適度に動いていればそれだけで気持ちいいのだが、対象物を包み込みつつ、しかも男性器独特のオーガズムにたどり着かせる必要がある。ただ摩っているだけではダメなのだ。原点回帰としてはピストン運動が望ましいが、これが一番場所と電力をとるしホールドが難しい。なのでオナホの形状を最大限生かしたローリングが考案された。ネジ状になっている穴部分を回転させることで締め付けと刺激をまんべんなく与えることができる。マシンの形状としても回転のほうがお手軽だ。ここに合わせてバキュームという仕様が加わる。膣は本来閉じているところをこじ開けるので問題ないのだが、オナホは始めから穴が開いているため、非貫通オナホでは中に残った空気がチンコを押し返してしまう。ひどいものではピストンのたびに空気が漏れてしまう。そのためオナホの先端部分にいわば掃除機を取り付けて空気を吸ってしまうという機能が搭載された。吸い付いてくるような感覚は良い刺激になる。またこの他オプションとして人肌への加温機能があるらしいが、女性用ほど冷たいものに拒絶感が無いのと、マシン自体の発熱も相当なので対応機種は多くない。上記の大型オナホほど収納場所に困ることはないが、欠点はとにかく動作音がうるさい。ムード以前の問題として隠密性に欠ける、要するに同居人に音が漏れてしまうのだ。これも私室なり寛容な隣人が求められる。
「オナホが喋るな!」
26ページ、「オナホが喋るな!」という奥田のセリフにも噛みついてみたかったが、私が調べた限りで残念ながら「喋るオナホ」は商品化されていなかった。挿入部が口の形というのはあるのだが、突っ込みながらしゃべりだすのもおかしい。だいたい先述の通り静かに致すものなので、オナホ本体にスピーカーを取り付けること自体狂気の沙汰である。なお「オナホ使用時にふさわしい音源」を販売しているサイトがあるので、komifloのような音声対応していないオカズをご利用の際は検討してはいかがだろうか。
オナホへの解像度
本作の見どころは、伊東ちゃんのオナホに対する解像度の高さである。ある日あなたが女王様から「ディルドになれ」と言われたら、要するにチンコを固くして精一杯動けということなのだろう。男として求められていることは分かる。対してそもそもJKがオナホを理解するタイミングも動機もなさすぎる。説明しても現物を見せられても機能を理解できない女性が多いのではないだろうか。まだ「マグロになれ」の方が伝わる可能性すらある。この二人の遍歴は不明なのだが、一番無難な解答は「冒頭の男子どもの猥談を聞いてから必死に調べた」だろう。それでも結果的にオナホのツボをよく掴んでいる。対する奥田君も結果としてオナホ童貞である可能性が高いと思うのだが、アドリブながらよくプレイに持って行けた。割れ鍋に綴じ蓋的な理想的カップリングである。
あらすじ
奥田と伊東は付き合っており既に身体の関係も持っていた。ある日男子どもの猥談のなかで奥田が「彼女とは別にオナホが欲しい」と発言したのを伊東は聞いていた。帰り道、自宅に誰もいないことを伊東が告げたが奥田は家に寄らないと固辞する。その後Lineでも応答がない伊東を心配した奥田が伊東の部屋を訪ねると、奥田に悪態をつきながら全力でオナニーにふける伊東を目撃してしまった。
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