幸せお裾分けはもうすぐ [可座ミドリ] ブライド・メイド 最終話 (COMIC BAVEL 2026.05)

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copyright 2025 文苑堂 可座ミドリ

タイトルブライド・メイド 最終話
作者可座ミドリ
掲載誌COMIC BAVEL 2026.05
ページ数45
ヒロインシンシア
竿役オズワルド
発射数2
公式タグ中出し / お姉さん / 巨乳 / 恋愛 / 金髪・茶髪
修正白抜き修正

本日はBAVELから、クラシックメイドの旗手としてお慕い申し上げている可座ミドリ先生の長編最終回を是非ともご紹介したい。1話・2話については既にまとめているのでご参照頂きたい。

前回ご紹介はこちら!!おどる メイド イン オズワルド [可座ミドリ] ブライド・メイド 第二話 (COMIC BAVEL 2025.07)

最後のお勤め!

当ブログでも「プロ筆下ろし」的な存在の代名詞として何回かその名を使わせて頂いた「ブライド・メイド」全6話を振り返りつつ語っていきたい。エロ漫画の続き物様々な事情でとんでもなく間隔が開くことがままある。対して可座ミドリ先生は何と本稿執筆本日時点でkomifloに11作品も配信されており、本シリーズも全話閲覧可能だ。扉絵画像からリンクしているのでぜひ読みふけることを重ねてオススメしたい。以下3話以降をご紹介していく。なおあらすじに代えて勝手にサブタイを付けさせて頂いている。

第3話 はじめての人

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copyright 2025 文苑堂 可座ミドリ

タイトルブライド・メイド 第三話
作者可座ミドリ
掲載誌COMIC BAVEL 2025.09
ページ数32
ヒロインジェーン/シンシア
竿役オズワルド
発射数2
公式タグハーレム / パイパン / ニーハイ・ニーソ / 中出し / お姉さん / 巨乳 / メイド服 / 複数 / 金髪・茶髪
修正白抜き修正

シンシアさんの勤務先であるアリストン家は3人の息子とそれぞれのブライドメイドが居る。今回は長男・エドワードと黒髪侍女ジェーンの話だ。ジェーンは自信家で自分の主人に絶対の自信を持っていた。ジェーンは本妻で無くともアリストン伯の「愛妾」の立ち位置に収まりたいんだなとシンシアは思った。しかしエドワードはジェーンに一言も無く仕立屋の娘と駆け落ちしてしまう。次男ギルバートは「自分は婿入り予定なのでアリストン家次期当主はオズワルドが継ぐ」と三男坊に覚悟を問うた。困惑するジェーンはシンシアの前でオズワルドに夜伽を申し出る。ブライド・メイドは家に勤めるのだから問題ないという言葉と裏腹に、二人を見るシンシアは落涙する。シンシアに駆け寄るオズワルド。またしても捨てられたジェーンの涙と吐露からシンシアは「初めてを捧げたエドワードへの思慕」とジェーンの「ブライド・メイドとしての矜持」を認める。その上でオズワルドにジェーンの夜伽を受けることを願い出るのだった。

長男エドワードは病床の父親よりセリフの無いほぼ謎キャラのままオチる。駆け落ち相手に至っては彼の持つ写真くらいしか情報が無い。この絵からはジェーンとあまり似ていないように見える。家を捨てる覚悟のあったエドからすれば、伯爵の地位を鼻に掛ける(ように見えた)ジェーンはさぞかし居心地悪い存在だったのだろう。私個人としては勝ち気であけすけなジェーンさんは好きだ。基本的に純愛路線である本作唯一の3Pは雲呑めお先生「おともだち」 (快楽天 2024.09)のような主客転倒のインモラル性があり実用性の面でイチオシである。

第4話 ハリネズミたちの恋

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copyright 2025 文苑堂 可座ミドリ

タイトルブライド・メイド 第四話
作者可座ミドリ
掲載誌COMIC BAVEL 2025.11
ページ数28
ヒロインニコラ/シンシア
竿役ギルバート/オズワルド
発射数3
公式タグパイパン / ニーハイ・ニーソ / 中出し / 巨乳 / 恋愛 / メイド服 / 金髪・茶髪 / ぶっかけ・顔射
修正白抜き修正

アリストン家の当主候補となった主人オズワルドをコテンパンに鍛える侍女シンシア。対してニコラは元気がない。話を聞くとギルに満足して貰えていないと日々感じているそうだ。おそらくシンシアの一計で、ニコラの夜伽を4人で観察しようと相成った。終始ぶっきらぼうなギル、「夜伽なんて所詮”性欲処理”だろうが!」という一言にシンシアとオズワルドがキレる。そしてここまで言われてもニコラは「自分が悪い」と卑下する。激高したギルはニコラを力尽くで組み伏せた上で囁いた。「俺がまともにお前と…!向き合ったりしたら…っ…!」「手放せなくなっちまう…っ」。解決を見たシンシアはオズワルドの手を引いて退室する。激しく交合するニコラとギル。そしてシンシアもまた自分の良からぬ感情を鎮めるために、オズワルドに「性処理」を促した。

次男の方は終わってみればただのおノロケSMプレイである。シンシアもうっすら勘づいているようにアリストン家の男どもは皆どこかヘンである。ギルの極度のコミュ障ぶりと、ニコラの被虐心をそそる立ち振る舞いが織りなした壮大な茶番であった。対してベテランたるシンシアは考える。ブライド・メイドが主人と身体以上の情を交わすことは不倫である。不義密通である。だからこそシンシアの心はざわつき燃え上がる。主人の役に立ちたいという正しい職業意識と、優しいオズワルドの一番になりたいという邪な純愛、正邪二つの結節点である「セックス」をシンシアは強く求めた。オズワルドは最初からシンシアとの関係に別の名前を付けたいと思っていたが、彼もまたそれが何であるべきか分からなかった。「シンシアは透明な存在では無い」「道具なんかじゃ無い」彼の純真からくる言葉が、シンシアの辛い過去を支えていた壁だけを容赦なく破壊してゆく。事後、「『道具』じゃないのなら…私はオズ様のなんなんだろう…?」自分の足で立つことを求められたシンシアは思い悩んでいた。

第5話 最後の夜伽

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copyright 2025 文苑堂 可座ミドリ

タイトルブライド・メイド 第五話
作者可座ミドリ
掲載誌COMIC BAVEL 2026.03
ページ数30
ヒロインシンシア
竿役オズワルド
発射数3
公式タグフェラ / パイズリ / パイパン / ニーハイ・ニーソ / 中出し / お姉さん / 巨乳 / 恋愛 / メイド服 / 潮吹き / 逆転 / 金髪・茶髪
修正白抜き修正

ここから最終話まではシンシアとオズワルド二人の物語である。ブライド・メイドという彼女が依って立っていたものが崩され、シンシアはオズワルドに辞職を申し出る。純真なオズワルドはそもそもブライド・メイドという制度を良く思っていなかった。なのでブライド・メイドという枠組みから解き放たれればシンシアは自分と対等な恋愛対象になれると信じた。その前提としてオズワルドもまた貴族の家を捨てる覚悟が出来ていたのだが、それを伝える勇気が未だ彼には無かった。ここでオズワルドは間違っていた。彼は結局シンシアから「メイドという心を守る鎧」を剥ぎ取って放り出そうとしてしまう。12ページ、「ねえ…?どこにも行かないでよ…」繰り返すが、シンシアにとってそれは職業倫理に背く、甘い不倫の誘いだ。「どうぞ…早く終わらせましょう……」彼女は決然と性器を差し出す。オズワルドはシンシアを後ろ突きにしながら「ブライド・メイドとしての君を気に入ったのでは無い」と言う。シンシアはますます混乱して涙する。「大切に…扱ってもらうほどのモノ…..私にはないから…!」メイドという鎧を剥ぎ取られた彼女は一介のパン屋の娘の成れの果てでしか無かった。その状態で彼はプロポーズする。良家の令嬢より一人の女性としてのシンシアを取ると言い切った。

20ページ、シンシアは豹変する。メイド服という鎧をすべて脱ぎ去った。しかしこれはオズワルドの求婚を受け入れたからでは無い。シンシアが最初から望んでいた「ブライド・メイドを辞める」決意の表れだ。そしてもう一つ、「3発で失神する」オズワルドに最後の夢を見せてあげつつ後腐れ無く退去する時間を稼ぐため、シンシアは全力で締め上げにかかった。休む暇すら与えない抜かずの2発。1話の時点でシンシアはアリストン家でのお勤めを最後にすると決めていた。そしてブライド・メイドとしての全てをオズワルドに捧げることが出来た事を自らの誇りとして、悔いを残さないよう、決して後ろを振り返らないよう、シンシアは薄明かりのなか屋敷を後にした。

最終話 花嫁(ブライド)メイド・シンシア

朝、オズワルドはジェーンとニコラに冷水をぶっかけられて起こされる。3話の伏線で、シンシアはオズワルドのことをジェーンに託すべく置き手紙を遺した。全てを察したジェーンは暢気に寝ているオズワルドに怒っていた。プロポーズをしたつもりのオズワルドはシンシアの意図を理解しできない。4話そして5話、オズワルドは本気だった。なのに手順を間違えてしまった。ギル兄貴が発破を掛けた通り、名家の御曹司であるオズワルドがブライド・メイドであるシンシアに伝えるべき事は「誠意」でも「好意」でも、まして優しさでもない。「覚悟」だと。シンシアはオズワルドが身を崩す「覚悟」を決めてしまう前に自ら身を引いた、それが最大限の優しさであり愛情だったのだ。今や彼女の意思を遺すものはジェーン宛の置き手紙しか無い。大事なその肉筆をオズワルドは躊躇無く破り捨てる。無きシンシアへの想いを胸にアリストン当主として生きる、その退路を断ったオズワルドにジェーンとニコラは気圧された。独りでこの地を離れるのならロズデン駅しか無い。オズワルドは愛犬のピョートルと駆け出した。しかし眼鏡も無く、体力もなく、ずっこけたオズワルドはアリストン形見の懐中時計を落とす。6時10分、時計は汽車の発車時刻を告げていた。シンシアを泣かせたまま独り汽車に乗せてしまったことをオズワルドは激しく悔いる。そこに現れたのは次男ギルと、駆け落ちした長男エドだった。ジェーンとニコラが懇願したのだろう。自動車で駆けつけた二人はオズワルドを乗せて走り出した汽車を追いかけた。

着るモノなど無かったシンシアは、未練たらたらオズワルドの普段着を失敬していた。そしてズボンにシンシアの指に合わない指輪が入っていることに気付く。もちろんオズワルドは辛くもシンシアの乗る汽車に追いつくのだが、一度は降りようとしたシンシアが車内に逃げる。個室に押し込んだオズワルドにシンシアは指輪を突きつけ、オズワルドもまた本来シンシアに渡すべき指輪を突きつけた。オズワルドの趣味は彫金であり、自らペアリングを作っていた。自分の指輪にはめるエメラルドは調達できたもののシンシアのアメシストの入手に時間が掛かっていたため未完成のまま持ってきたという顛末だ。オズワルドの指が女物のように細いことも災いした(ちなみに何を隠そう私の左手薬指は23号である)。5話から続いたシリアスな離別シーンの締めとしては少々おノロケが過ぎる、意気込んで飛び出したシンシアさん割と正妻ヅラしとるやんけと思わないでは無い。しかし逆に単に再会しただけでは二人の距離は縮まらない。敢えてドタバタ感を出すことでシンシアの本心を自然と出し、オズワルドの境遇より今ここに二人で居ることの尊さを引き出した可座ミドリ先生の愛を感じる。ちなみに二人がおっぱじめるコンパートメントは他のご夫婦が予約しており、誰あらんピョートルくんが弁慶の如く死守していたのだった。犬の恩は尊い。

感想もろもろ

以前も書いたとおり、本シリーズはエロ漫画にしておくのが勿体ないほどに構成が練られており、それを可座ミドリ先生の描写力とメイド愛でものにした素晴らしい大名作である。それだけに本作には考察する余白が残されている。少し振り返ってみたい。

シンシアの資産

2話でブライド・メイドになった経緯を語っており、6話冒頭でさらに回想を重ねている。2話では敏腕スカウトに見いだされた感が出ていたが、6話にて下品なオヤジにタゲられたと明かされる。そして2話では本人の意向であったかのように描かれていたが、6話冒頭でシンシアの親族らしき人間が「名誉なこと」と送り出されたとある。シンシアさんの床上手ぶりは経験値のなせる技だと解釈されてきたが、これまた6話にてデビュー前「調教」を受けたらしき記載がある。そんなこんなで貴族家を渡り歩いたシンシアさんは1話で「蓄えもできた」と語っているが、全くプライベートが見えないシンシアさんの資産形成、そもそもブローカーがいるのかセルフ営業なのかも判然としない。そして彼女はオズワルドとパン屋を営むことになるのだが、旦那もそれなりにカネもってそうなので駆け落ちとはいえ裕福な老後を迎えられるのかもしれない。そもそも作中で金銭授受が無いので経済感覚も分からないのだが。

仕立屋の娘

2話エンドで、長男エドワードが見ていたのが駆け落ち相手、仕立屋の娘の写真だと思われる(そうでなかったら異常である)。上でも書いたが金髪のショートカットでジェーンとはあまり雰囲気が似ていないのが哀しい。むしろニコラの方が近そうに見えるのがなお哀しい。ジェーンのエドワード評は「文武両道で眉目秀麗」(1話7ページ)、「物憂げでミステリアスだけと夜伽では野性的」(3話2ページ)から、「あんまりの世間知らず」(6話42ページ)まで地に落ちる。主人の花婿教育はブライド・メイドの勤めらしいので、ジェーンも責任を感じているのかもしれない。クルマで颯爽と登場するところは普通にイケオジの風格だったのに、農作業でシゴかれる彼は見ていられない。哀しい。なおニコラは次男ギルの輿入れに腕組みで帯同する強さを身につけていた。「むこうも間夫がいるらしいし?」どこかで聞いたような話だがそれでいいのだろうか。

3発問題

オズワルド様のご逸物は射精のたびにひと回り大きく勃起する! しかし爆発的な血流はお身体への負担が大きく… 今は三回の射精が限界(2話25ページ)

本作序盤を彩ったものの特に解決を見なかったオズワルドくんの下半身事情。だいたい24ページで構成される商業エロ漫画平均は2発であり、一晩3発は平均より上だと思われる。しかも男性ならお分かりの通り、一番イイのは1発目である。2発目以降は射精感が遠のくことでの持続力UPは分からなくは無いが、「一回り大きく勃起」する=1発目でフル勃起しないのは天性の特異体質かもしれない。にもかかわらず3発目で派手に失神する。桐山不折も納得のサンキューボッキである。ご承知の通りシンシアさんはこの「ご逸物」をいたく気に入っており、「さらにスタミナを付ければ全淑女に自慢出来るはず」とリアル走り込みまで行っている。二人の一部始終を全て見た後の私は、4話扉絵のストップウォッチを握るシンシアさんが最も輝いて見える。しかしオズワルドの正妻そして妊婦となったシンシアにとって、もう3発も要らないわけで、ダンナのシモの事情はこのまま墓まで持って行くのだろうか。

BOULANGERIE “Amethist”

最後の最後で明かされた「ブライド・メイドが飲まされる妊娠しなくなる薬」。確かにこの世界では避妊手段が特に描かれていない。みんな好き勝手に中出ししている。シンシアだけでなくジェーンもニコラも、愛妾として庶子を持つ考えは一切語られていない。納得づくで無いのなら惨い世界なのだ。オズワルドを真に愛したシンシアが彼のもとを離れた最後の理由でもある。この辺は可座ミドリ先生も悩まれたことだと思う。結局10ページそこそこと愛の力のみでシンシアは普通に身籠もったところでオチとなる。玉ぼん先生「玻璃の欠落」のゆき子さんも、荒井啓先生「秋桜が咲いた日に」の茉莉さんも与えられなかった奇跡。まあ無くても良いけどあったほうが断然いいものはこの世にあるということだ。しかし改めて、自らの不妊とシンシアの懐妊を知った上でお姉様を祝福出来ているのであれば、ジェーンさんの度量こそ本シリーズイチ讃えられるべきだと深く感じる。そして片田舎で夫婦で営まれるパン屋さん。一般的な綴りは「Amethyst」だと思うが、シンシアさんの瞳の色がここに改めて刻まれている。ぜひカラーで拝みたい。

結婚指輪

そして個人的に流石と思ったのが、最後のドタバタの種になった指輪の意匠が結婚後のカットでは変わっているのだ。元のデザインはメイド服のリボンタイが大きくあしらわれていた。それがジェーンさんとの電話の際にチラリと見せた指輪は麦の穂柄になっている。ブライド・メイドであったことが二人の大切な想い出ではあるとしても、それは過去の話。今はパン屋の看板女将としてのシンシアを愛しているという証なのだ。オズワルドの彫金スキルの成せる技ということでもある。

幸せお裾分けはもうすぐ

想いは尽きないがここらで置かせて頂こう。最終話冒頭では「本作も全収録2nd単行本いよいよ今春発売決定♥」、ラスコマには「幸せお裾分け♥♥コミックス情報は次々号をチェック♪」とある。もちろん一冊にまとまると思ったが今春は予想以上だ。幸せ満開で締まったのだから、単行本では何らかの後日談を期待して良いだろう。楽しみにしたい。

本シリーズの単話販売はこちら!!

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