copyright 2025 文苑堂 可座ミドリ
タイトル | ブライド・メイド 第二話 |
作者 | 可座ミドリ |
掲載誌 | COMIC BAVEL 2025.07 |
ページ数 | 26 |
ヒロイン | シンシア |
竿役 | オズワルド |
発射数 | 3 |
公式タグ | フェラ / パイズリ / パイパン / ニーハイ・ニーソ / 中出し / お姉さん / 巨乳 / メイド服 / 金髪・茶髪 / ぶっかけ・顔射 |
修正 | 白抜き修正 |
順番が前後するが、BAVELから可座ミドリ先生の作品をご紹介したい。可座ミドリ先生と言えばクラシックスタイルのメイド、そう言えるほどに特化した作品を積み上げられている。知らない方はぜひ覚えて帰っていただきたい。
可座ミドリメイド名鑑
本稿にあたって可座ミドリ先生の1st単行本「あなたにご奉仕するために」とkomiflo配信中の作品すべてを拝読させて頂いた。これで商業作品を全てさらえているのか確認できていないが、僭越ながらまとめさせていただいた。一番古い「愛しのメイドガーデン」のみ陵辱モノだが、以降は「メルティーメイドトラップ!」を除いてご主人様との純愛である。個人的にオススメは「メイドの心のほどきかた」のルイーズさんが魅せた「メイドのプライド」というところだ。メイドとは詰まるところ使用人なのだが、それを美しいモノとして描かれる可座ミドリ先生ご自身にも繋がるプライドという言葉と、主人テオを見つめる眼差しがとても強い。そしてここからの「after」も心ニクい。キャラクターとしては「ご主人のたからもの」アデリさんの成長と一途な思いが好きだ。ちなみに竿役はライオン獣人ブライアンがシリアス・コミカルともに一歩抜けている。他とは毛色が違うが、エロ漫画としての実用性では「メルティーメイドトラップ!」を推したい。蛇足ながら、「心技体ともにクラシカルメイドらしい」かどうかを★5段階で表現させていただいた。正統派なメイドも、そうでないメイドもお好みでどうぞ。
タイトル | 初出 | ヒロイン | 竿役 | 真性メイド度 | 特記事項 |
---|---|---|---|---|---|
愛しのメイドガーデン | BAVEL 2023.08 | ターシャ | 大旦那 / エリオ | ★★★★ | 親子陵辱3P青姦 |
メイド失格っ! | BAVEL 2023.10 | リーゼ | レオン | ★★★★★ | 結婚END |
メイド嬢と野獣 | BAVEL 2024.01 | サリー | ブライアン | ★★ | 竿役はライオン獣人 |
メイドの心のほどきかた | BAVEL 2024.03 | ルイーズ | テオ | ★★★★★ | メイドのプライド |
メイドの花と蜜 | BAVEL 2024.04 | マリリ | ご主人様 | ★★★ | 催淫モノ |
真夜中のシンデレラ | BAVEL 2024.06 | シャーリー | ヘンリー | ★★★ | 「12時の姫君」がメイド |
メルティーメイドトラップ! | BAVEL 2024.08 | ジジ/ミミ | バート | ★★ | 右目隠れがジジ 左目隠れがミミ |
ご主人のたからもの | BAVEL 2024.11 | アデリ | ご主人様 | ★★★★★ | 寝取られ未遂 |
初恋スイートキッチン | BAVEL 2025.02 | アンネ | フランツ | ★★★★ | BSS |
メイドの心のほどきかた – after | BAVEL 2025.04 | ルイーズ | テオ | ★★★★★ | メイドのプライドわからせ |
愛しのメイドガーデン ~TRUE End♥~ | あなたにご奉仕するために(描き下ろし) | ターシャ | エリオ | ★★ | 攻守逆転 |
ブライド・メイド 第一話 | BAVEL 2025.05 | シンシア | オズワルド | ★★★★★ | 初連載 |
愛しのメイドガーデン
ターシャは自分を淑女として育てていただいた大旦那に仕えることを喜びとしていた。しかしエリオ坊っちゃんはターシャの淫欲を見いだし、次のお茶会で鈴のついた下品な紐下着を穿いて給仕するよう命じた。大旦那様にバレてはいけないと思う一方で腹の奥が熱くたぎる。そこで突然に大旦那様に後ろから愛撫されトレイを落としたターシャは大旦那様が全てお見通しなことを察した。

メイド失格っ!
メイドのリーゼは主人のレオンが自分にかまってくる事を内心うれしく思っていたが、メイドの身分で恋心を抱くことに罪悪感を拭い去れなかった。レオンを想いリーゼが自らを慰める。その姿を見てしまったレオンは、心の垣根を踏み越えてリーゼを抱き寄せた。

メイド嬢と野獣
獣人の王ブライアンは、魔獣の森に捨て置かれたサリーを拾い上げ養育した。立派に育ったサリーに劣情を止められないブライアンは、サリーを人里に戻そうとする。親同然のブライアンを慕うサリーは断固として拒否し、ブライアンの寝所に夜這いをかける。

メイドの心のほどきかた
レオはメイドのルイーズと月に一度外出し、情熱的に身体を重ねていた。しかし屋敷でのルイーズは冷淡で恋人のような様子を全く見せてくれない。ルイーズに立場上無理をさせているかもと恐れたレオは、居室にきたルイーズに真意を問う。ルイーズはレオへの好意に報いるため、完璧なメイド姿を主人に見せたいという思いだったと告げる。

<After>
レオはメイド姿のままのルイーズを抱きたいと再三懇願するも、ルイーズのメイドとしてのプライドがそれを許さなかった。およそ無理であろう「週末の狩猟大会」で1位を獲ればOKという条件でその場は引いたものの、テオは奇跡を成してしまう。ルイーズは覚悟を決めた。

メイドの花と蜜
植物オタクのご主人様(名称不明)は貴族の社交などそっちのけで助手メイドのマリリと研究に勤しんでいた。マリリは主人が植物へ向ける情熱を自分にも向けてほしいと願っていた。ある日主人は「ベニミツユリ」という催淫作用をもつ花の芳香にやられる。愛するマリリを大事にしたいと吐露した主人にマリリは身体を捧げた。

真夜中のシンデレラ
ヘンリーは毎夜舞踏会に現れる「12時の姫君」を妃にしたいと幼馴染メイドのシャーリーに伝える。実は12時の姫君は「魔法のティーポット」の力でプリンセスとなったシャーリー本人だった。シャーリーは嬉しい反面、メイドとしての自分を見てもらえていないことが辛かった。その夜、ヘンリーのプロポーズに12時の姫君は逃げ出してしまう。

メルティーメイドトラップ!
王侯貴族のパートナー探しである舞踏会に疲れたバートは、侯爵家付きと思われる双子のメイド、ジジとミミにベッドへ案内される。おみ足を洗ってくれるジジの指使いに妖艶さを感じたバートは思わずタライを蹴ってしまいジジを水浸しにしてしまう。濡れた足を嘗めてくるジジに、耳元で「お仕置き」を促すミミ。淫らなご奉仕が始まる。

ご主人様のたからもの
煉瓦積みをしていた幼少期のアデリは、丁寧な仕事ぶりを古美術商のご主人に見初められメイドとして手を伸ばしてくれた。アデリは自身に養育と教育、そして「心」を与えてくれた主人が大好きだった。ある日、客人が「主人がメイドを手放す」と言いスカートの中に手を入れてきた。ショックを受けたアデリは「ご主人様のメイドでありたい」と訴える。主人もまたアデリに恋心を抱いたことから一緒には居られないと吐露した。

初恋スイートキッチン
フランツは、キッチンメイドのアンネのことが好きだった。しかしアンネの隣にはコックのベンがおり、厨房を取り仕切っていた二人はお似合いだったので前に踏み出せなかった。ある日、フランツは「コックが結婚のため里に帰った」と聞かされた。アンネへの思いを伝えそびれた後悔にフランツは走り出し、キッチンに居たアンネに告白する。アンネは「わざとフランツに誤解させ妬かせていた」と全てを明かした。

Bride maid
本シリーズタイトル「ブライド・メイド」は花嫁侍女と書き、良家の男子に性経験を積ませることを主目的としたメイドさんを指すらしい。調べた範囲ではこのような「職業筆下ろし」を指す用語は特に見当たらず、乳母が相手になったり、近侍が春画を用いて解説したりとケースバイケースで対応していたようだ。なお英語でもbridesmaidという単語があるが、これは「結婚式で花嫁(bride)の付添をする親族友人などの女性」を指す。まかり間違っても筆下ろしなど想像しないように。

シンシアがブライド・メイドになった経緯は2話6ページで明かされる。実家は農家で、パンの焼き方しか知らない田舎者だった。家の用事で街に出たときに最初の大旦那となる男にスカウトされ、おそらく分からないままに子息のブライドメイドとしてデビューしてしまった。最初は哀しむ心があったろうが、身を捧げた男どもが良心の呵責無く別の令嬢と交際してゆくのを見ていくうちに彼女の心は透明になってしまった。シンシアは語る「メイドとは『見えざる者』 己を消し、奉仕だけをお捧げするのが務め…」。ブライド・メイドとして優秀であるが故に、顧客は次々と彼女を雇用し、経験と貯蓄が積み上がっていった。シンシアは本作の舞台アリストン家を最後の勤め先にしようと考えていた。
ヴェールの下のアメシスト
アリストン家には長男エドワード、次男ギルバートそして三男オズワルドの三人が居た。長男には長身黒髪の自信家の、次男にはおどおどリボンのブライド・メイドが既にあてがわれていた。従ってシンシアは、三男オズワルドを担当することになる。父親からの紹介の前に、二人は玄関で既に遭遇していた。ピョートルというモップ犬に体当たりを食らい、飼い主であるオズワルドが慌てて飛び出してきたのだ。申し訳なく介抱するオズワルドは、ヴェールの下のアメシスト(紫水晶)のような瞳に魅了されていた。紫色の瞳色はレアであり、往年の大女優エリザベス・テイラーが薄い紫色の瞳だったという。

オズワルドは目が悪く、趣味は愛犬の散歩と彫金というインドア思考・職人肌の絵に描いたような三男坊だった。優秀な長男、陽キャっぽい次男に家のことは任せて、自身は「ものづくりをして穏やかに暮らしたい」というのが望みだった。ちなみに赤毛、瞳色は作者譲り?のエメラルド色だそうだ。ファーストコンタクトで既にヴェールの下を覗いていたオズワルドだが、これはブライド・メイドとの「契約交際」を結ぶ際の儀式だそうだ。結果オーライである。
さわる メイド イン オズワルド
11ページ、オズワルドにとっての初夜が始まる。美女免疫ゼロのオズワルドは優しい言葉をかけようとするが、百戦錬磨のシンシアは悠然と房事を進める。彼女の関心は専らオズワルドの「男性機能」だった。はだけたおっぱいに反応した下半身の「大きさ太さ共に平均的…色・表皮の状態異常なし」と検分を進める。ぐすたふ先生「レイカは華麗な僕のメイド」のレイカさんと違い、シンシアは女性器の構造についてもオズワルドに理解させようと秘所を広げた。どエロい光景に我慢できないオズワルドを見て、シンシアは自ら腰を落とし最終目的を果たした。「不具合はなし」「いつも通り」とセックスを進めてゆく。オズワルドのロストチェリーは僅か3ページで完了した。
イッたら男は眠くなって落ちる。そんな経験則に反してオズワルドは2回戦を要求してきた。先ほどまでと違いグイグイ来るオズワルドにシンシアの胸が高鳴る。シンシアを感じさせようとするオズワルドに、彼女は「処女はそんなに感じない。私を参考にしてはいけない」と諭す。しかしオズワルドは「シンシアのこともっとよく知りたいよ…!」と強く迫った。消したはずの自分自身を求められたシンシアは、一回戦とは段違いの力強さでガンガン突いてくる。イケナイと分かっているからこそ燃える心の炎。「最後のご主人様」と決めた男の胸の中で絶頂を迎えたところで一話ENDとなった。
おどる メイド イン オズワルド
2話はこの翌朝、主人のベッドで寝落ちしたことにプロとして最悪の不覚を感じたシンシアは逃げるように主人のもとを立ち去る。許されない手落ち、一発追放を覚悟したシンシアだが、オズワルドから犬のピョートル経由で詫び状と再戦依頼が届く。夜、準備を進めるシンシアにオズワルドは「キミのことが知りたい」と迫り、シンシアは上記の身の上を語る。自分の汚い過去に幻滅するかと思いきや、オズワルドはシンシアを抱きしめ押し倒した。己を消すと語ったシンシアに、「俺は目が悪くてもシンシアが見えるし、キミは絶対完璧だ!」と返す。そして彫金職人として、アメシストの瞳にプラチナブロンドの髪色は完璧だ!!と絶賛した。自分から言っておいて「あれれ容姿を褒めるのはなんか違う??」と一人反省会を始めるオズワルド。10ページ、主人を照れさせるまいとベッドの上で土下座するシンシア。賎業であるブライド・メイドに対してそこまで語ってくれる事への職業人としての感謝、そして目の前の実直な男への純粋な興味にシンシアの心が震えた。口で1発、そしてパイズリで1発抜いた16ページ、なお強く怒張するオズワルドのイチモツにシンシアは確信した。ブライド・メイドさえも感じさせる、抜いてなお強くなるパワーとスタミナ。昨日自分を気絶にまで追いやったそれをまた受け入れた。熱い存在感。オズワルドはまたしてもシンシアを組み伏せ、自分の想いを打ち付ける。「『オズ』って呼んでよ」という彼の嘆願を聞き入れ、「オズさまぁ♡」と嬌声を上げて今夜もまた絶頂を迎えた。
超おどる メイド イン オズワルド
住吉九先生「サンキューピッチ」の主人公、かつての剛速球投手、桐山不折はいろいろあって1日に3球しか野球のピッチャーとして全力投球できないというイップスを抱えている。そんな彼を上手いこと戦術に組み込んで野球部を勝利に導こうとする目下連載中の作品だ。シンシアによると本作のオズワルドもまた、凄まじいストロークを魅せつつも、今のところ3射精でぐったりダウンしてしまうと判明した。基礎体力を上げつつ、この3射精をもって「どんな淑女も骨抜きになさる”最強の紳士”」になれると今後の展開にワクテカが止まらないシンシアで2話のオチとなる。ラスコマには往年のシンシアに似た写真を持つ男の姿が。次回は9月号。そんじょそこらのなんちゃってメイドには出しようも無い、卓越した画力、重厚な舞台設定、そして可座ミドリ先生の揺るぎないメイド愛。その集大成がいままさに展開されている。見落としている方は是非とも本シリーズを追いかけてほしい。
本シリーズの単話販売はこちら!!

440円
可座ミドリ先生の作品はこちら!!

1,430円

330円
コメント