copyright 2023 ワニマガジン 変熊
タイトル | 白黒をつける!! |
作者 | 変熊 |
掲載誌 | X-EROS #101 |
ページ数 | 26 |
ヒロイン | 平澤優美・佐原梨花 |
竿役 | 下野 |
エロページ位置(割合) | 9 – 26 (69.2%) |
発射数 | 7 |
公式タグ | ギャル / ビッチ / ハーレム / ムチムチ / おもらし / JK / 処女 / 巨乳 / 撮影・配信 / 淫乱 / 童貞 / 複数 / 褐色・日焼け / 逆転 |
修正 | 白抜き修正 |
本作の正ヒロイン「ナオちゃん」
いつも一癖ある新鮮なエロ作品をお届けしてくれる変熊先生だが、本作も期待を超える拗らせ方をしている。
本作のヒロインはいわゆる「オタクに優しいヤリマンギャル二人」だと言いたいのだが、本当は違う。下野の寵愛を一手に受けているのはオナホールの「ナオちゃん」である。私の知りうる限り、二次三次四次含めて、愛用のオナホに名前をつけている知的生命体を見たことがない。西洋的価値観では、自分の文字通りの相棒であるチンコを名前で呼ぶという話は聞いたことがある。男性なら脳の理性的な呼びかけに応じない下半身に別人格を感じることは無くもないだろう。しかし(自分のもしくは彼女の)女性器を名前呼びする話も聞いたことがない。女性器はつまるところ内臓であり、ままならなくても本体と切り離す感覚が出てこないだろう。逆に(蒐集目的ではなく実用の)ラブドールを購入して名前をつけない男も珍しいと思われる。人の形をしてこれから愛し合おうという時に名前で呼びたくなるのは本能の叫びであろう。そういう意味では本作の下野君は理解できなくは無いはずだが、やはり私には早過ぎたようだ。絶妙なラインを攻める変熊先生の勝ちである。
寝取られたナオちゃん
勢いとは恐ろしいのだが、本作のエロシーンは「愛するオナホの前で二人のギャルが下野を寝取る」というコンセプトで進行する。冷静に考えると意味不明なのだが、この世に生を受けた人間として、オナホに負けるという屈辱を与えられ感情的にならない方がおかしい。この後ナオちゃんのために溜めに溜めていた下野君は7発射精するのだが、事あるごとに思い出したようにナオちゃんへの思いを発露する。意に沿わぬ形でロストチェリーした後も愛は変わらない。見たところ普通の非貫通のオナホであり、ぶっちゃけワンナイトラブ仕様の消耗品の部類に見える。どのへんが下野君を魅了しているのかは分かりかねるが、使用済みオナホを押入れに隠して連続装用するのは倫理以前に衛生上の問題があると言わざるをえない。ギャル二人が失神して果てるまでヤリ倒した後も下野のナオちゃんへの愛、というか肉欲は揺るがなかったのだが、念願の挿入を果たした下野は、もうナオちゃんではイケない身体になったことを思い知らされる。「キツいオナホを使いすぎることで生身の人間でイケなくなる」という症例はたまに聞くのだが、逆は全く聞いたことがない。どちらも発生はしているのだろうが前者が耳に入る理由は「お相手の女性に迷惑がかかる」からであり、オナホでイケなくて困るのはオナホ業界ぐらいなものである。公言する意味がない。
NTRフリーな代用食
しかし改めて本作を「ナオちゃん目線?!」で読むと、完全に正妻寝取られのプロットそのものである。正妻への愛は最後まで揺るがなかったのだが、性的に妻とデキなくなってしまう、そして寝取った相手との肉欲に引きずりこまれてしまう。NTRでよくある類のプロットと言える。これをオナホにするだけでここまで奇妙奇天烈な物語が完成する、しかも一般社会道徳的に「オナホへの操を立てられなかった」事は何の問題もないのでハッピーエンドである。本作には「寝取り」「寝取られ」「不倫」タグが付いていないのだが、NTRにアレルギーのある方でも安心してお召し上がりいただける代用食として本作は評価されて良いと考える。
あらすじ
一人暮らしの下野は、毎日家におしかけてくる二人のギャル、優美と梨花の相手をさせられていた。どんな色仕掛けにも屈しない下野に飽きた二人はもう来ないと告げ部屋を出る。おもむろに下野は、押入に隠していた愛するオナホを取り出し待望のオナニーを始めようとする。その瞬間を狙ったようにギャル二人が下野を組み伏せる。
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白黒をつける!!(単話)
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スイートほぉ〜る
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