完結三角形にむけて [玉砂糖] 不完全三角形 第5話 (COMIC BAVEL 2023.12)

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copyright 2023 文苑堂 玉砂糖

タイトル 不完全三角形 第5話
作者 玉砂糖
掲載誌 COMIC BAVEL 2023.12
ページ数 8
ヒロイン 柚乃
竿役 羽谷川夏輝
エロページ位置(割合) 5 – 8 (50.%)
発射数 1
公式タグ パイパン / 中出し / カラー作品 / 妹 / 学生 / 巨乳 / 恋愛 / 淫乱
修正 白抜き修正
本日はBAVELの巻頭オールカラー作品である玉砂糖先生の連載作をご紹介する。今作が5話目で次回6話目が最終回になるという告知が出ている。
 

不遇なカラー作品

オールカラー作品は巻頭ないし巻末に掲載されがちである。かつて雑誌が中綴じだった頃は、カラー掲載が原則の広告に対応するページはカラーとして印刷する必要があったのだろう。そもそも紙印刷しない今月のメガストアはモノクロ作品のタイトルをカラー加工している。エロは天然色ほど人の目を惹くので、表紙や広告はカラーで印刷したい。しかし作品をカラー化するのは手間暇がかかるため雑誌掲載作品は必然的に少ページになりがちである。本作も8ページとカラーにしては長い方だがモノクロ作品と比べれば半分以下である。しかもデジタル配信の場合アタマから1ページずつ読んでいく必要が無く、読みたい作家の作品にランダムアクセス可能である。結果、少なくともkomifloの読者反応を見る限り、カラー作品は読み飛ばされる傾向にあるのか内容を問わず反応が実に薄い。残念である。そんな中で、少ページである分連載化することでWヒロインのまとまった作品に仕上がったのが本作である。


ヒロインどっちがどっち?

最終話を待たずしてのレビューなので5話までの設定でまとめさせて頂く。
柚乃 名前 紫乃
向かって右 髪留め 向かって左
1話(4P) 登場のみ
登場無し 2話(8P) 処女♡
♡1.5発 3話(8P) ♡2.5発
後半♡ 4話(8P) 前半♡
5話(8P) 夕食係

ヒロインは姉妹同士であり、柚乃が姉である。夏輝のことは柚乃が「お兄さん」「義兄さん」紫乃は「お義兄ちゃん」と呼ぶ。義兄妹になった経緯は今のところ不明である。夏輝と紫乃には学生の描写があり、柚乃も夏輝と同じ制服を着ているので年はあまり変わらないのだろう。第1話の時点で柚乃と夏輝は以前から肉体関係にあると書かれており、柚乃から連日のように誘惑されているという。この様子を紫乃が見てしまい、2話で紫乃とも関係を持ち始める。姉妹は双子と明言されていないが、年齢差を感じない上に明らかに酷似している。普通は髪色が気になるところだが、本作はフルカラーなので髪色は目にも鮮やかなピンクと分かっている。kakao先生「碓氷さんはストロベリーブロンド」の碓氷さんにも近い。こちらはモノクロ作品だが表紙で色味がわかる。

 

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紫乃には青髪の友達がおり、「朝日野めい」という名前が4話で明かされる。4話は学園祭のメイド喫茶というネタであり、作中を通して竿役は「ご主人様」と呼称される。カラー作品でよくあることだが、ヒロインのセリフはピンク、竿役のセリフは青、竿役の心象は緑で書かれている。モブ男子のセリフは紫だが、朝日野めいさんもヒロイン格のピンクである。

二等辺な三角形

本作はタイトルにあるように、夏輝・柚乃・紫乃の三角関係のみで構成されている。1話あたりの尺が短いこともあり、他の登場人物は上記の朝日野さん以外ほぼ出てこない。柚乃はどちらかというと引っ込み思案なキャラであり余所余所しい態度をとりがちなのだが、夏輝に対してのみ熱烈なモーションをかける。あくまでHは柚乃からの誘惑ということになっている。対して紫乃は比較的明るく友達も描写されている。柚乃は義兄妹でのHにどういう意識を持っているか見えにくいのだが、紫乃はイケナイことだと分かっていながら止められないという心情が見え隠れしている。そして義兄妹という事以上に、紫乃は夏輝が二股をかけている事に反感を持っており、出来る事なら夏輝を独占したいという願望を見せている。とはいえ髪色も髪留めの色も同じという事もあり、下半身だけで読むと全く区別がつかない。双子姉妹が出てくる話は多いのだが、差別化をしている話よりも本作のようにフォトジェニックなヒロインが2倍で美味しいという展開の方が多い気がする。似せないならわざわざ双子にする意味がないともいえる。

完結三角形にむけて

表でまとめた通り、回数的には5話の展開で柚乃がリードしている。次回が最終回と明言されているので、この三角関係がどう着地するのか、そもそも三人はどういう関係性なのか見ものである。今のところあからさまな伏線めいたものは無いように思うが、何かとんでもないエンドになるかもしれない。ここまでトータル28ページとモノクロ作品1作分くらいなのだが、デジタル配信の時代なのでプロローグ・エピローグ込みで綺麗にまとまると良い感じになりそうだ。

本作の単話販売(第4話)はこちら!!

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