愛すチームと更なる伝説築け [小野未練] ふぃめーる・おぶ・どりーむす (快楽天 2024.11)

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copyright 2024 ワニマガジン 小野未練

タイトルふぃめーる・おぶ・どりーむす
作者小野未練
掲載誌快楽天 2024.11
ページ数24
ヒロイン月代常子
竿役
発射数3
公式タグおさげ / フェラ / お姉さん / 巨乳 / 淫乱 / 潮吹き / 童貞 / 逆転 / 金髪・茶髪 / 陥没乳首 / 陰毛
修正白抜き修正

引き続き快楽天から、小野未練先生のネタに満ちた熱い作品をご紹介したい。当ブログは「エロ漫画の記憶を後世に遺す」がテーマであるので、本作に登場したエ・リーグ球団「中部カイマンズ」についての情報は可能な限り網羅したつもりだ。

君と共に 描いた未来を掴むため

本作で名前が出てくる人物は5人である。ヒロインの月代常子(さかやきつねこ)、竿役の礼くん、作中時間軸の直前にヒロインを振った元彼の隆弘、そして我らが中部カイマンズのガビアル・ロドリゲスと本作のヒーローである和仁竜大である。このうちガビアル・ロドリゲスは選手名鑑の写真にしか登場せず、隆弘は名前以外の情報がまったくない。カイマンズに関して提示されている情報は下記にまとめさせて頂いた。なお中部カイマンズの元ネタは間違いなく中日ドラゴンズだと思われるが、そうだとすると本拠地はドーム球場であり本作の描写と合わない。またヒロインの常子さんは「上京」したとある。カイマンズファンの出会いを素直に描くのであれば本拠地だろうが、球場のカットから本作の舞台は対戦相手の帝都ブラボーズの本拠地である明治神宮野球場、神宮球場で間違いない。

引用: 旅色 https://tabiiro.jp/leisure/s/206623-shinjuku-jingukyujomeijijinguyakyujo/

神宮球場の最寄り駅は複数あり、経路的に選ばれやすいのが明治神宮外苑を北東方向に抜けてゆくJR信濃町駅ルートだ。このルートは公園の中を突っ切るため飲食店が無いのだが、外苑休憩所の建物内に狙ったように営業しているのが「切実中華食堂ギガガ屋」こと、こちらの店である。試合後に席が取れるかはともかく、ブラボーズファンならおそらく馴染み深い光景だろう。

愛すチームと

エロ漫画に戻ろう。本作竿役の礼くんは独り野球観戦をしていたところ、隣に巨乳のお姉さんが座った。野球場は基本指定席なのでここまではままあることだ。しかしヒロインの月代さんはキャッシュレス派であるにもかかわらず携帯の充電を切らしてしまった。球場ではビン・カンの持ち込みを禁止しており、ビールは眼の前で売り子さんがカップに注いでくれる。既に注がれてしまったビールと逝った携帯を前に困っていた月代さんの代金を、礼くんはカイマンズファンのよしみで払ってあげた。ちなみにこのあと一晩ともに過ごすわけだが、常子ちゃんが宣言通りお金をおろして精算した描写はないため、以降全部礼くんのオゴリの可能性は低くない。これをきっかけに月代さんこと常子さんは異常なほど距離を詰めてくる。まず下の名前で呼び合うあたりかなり距離が近い。ガビアル・ロドリゲスの背信からビハインドになった9回表、満塁のチャンスで本作のヒーロー和仁竜大の一振りで一挙に勝ち越し、糸目の可愛い常子さんが開眼した。と同時に押し付けられた巨乳に意識を持っていかれる礼くんだった。試合終了後のギガガ屋にて常子さんの隣の空席に座るはずだった、和仁の満塁ホームランの特に巨乳を押し当てられていたはずだった元彼の話になる。湿っぽくなる場を礼くんはフォローしようとしたが、酒の勢いで「童貞」という余計なワードを挟んでしまう。7ページ目、一瞬の逡巡ののち、常子さんは「あいつの代わりに延長戦」を受けて立つことにした。

更なる伝説築け

「延長戦」という表現は伊達ではない。ホテルで早速始まったのだが、終始常子お姉さんのリードで進む。名前に「キツネ」というワードが入っており、糸目だけでなく妖艶なキツネのニュアンスが端々に出てくる。12ページ、ルーキーの礼くんから早速口で一本抜いた常子さんは、「優しくしてくれたお礼がはんぶん 後はやけくそと八つ当たりって感じかなぁ…」と理由を説明する。そして「酔った勢い」と告げ、パンツを脱ぎ「ぷれいぼーる」を促した。童貞の初々しいバットコントロールを受ける常子さんは、応援として今日のヒーロー和仁竜大のヒッティングマーチを前奏から歌い上げる。なかなかの悪酔いっぷりである。催促されたベロチュー、乳首責めを合わせられ礼くんの初打席は凡退する。そして出されたコンドームを眺めていた常子さんが何と突如醒めてしまう。ガビアル投手のような突然の乱調で一点冷めムードが漂うなか、一番面白い「逆転劇」が始まる。新しいコンドームを開け素振りを始める礼くんの二打席目。我に返った常子さんのバックから強襲する。筆下ろし上手な常子さんだったが、何と受け属性も兼ね備えていた。今度は調子に乗る礼くんの方から「チャンステーマ3を歌って応援しろ」という無茶振りをかます。のしかかられ歌わされた常子さんの陥没乳頭が花開く。大逆転の一発が炸裂した。

本拠地チームの最終回での逆転弾は「サヨナラ」と呼ばれるわけだが、本作はビジターゲームなので逆転してもサヨナラにはならなかった。自虐モードの常子さんに礼くんの方から再会のお願いをし、常子さんは翌日の神宮戦の観戦を提案してオチとなった。別れあれば出会いあり。二人に、カイマンズに、そしてブラボーズに栄冠あれ!

中部カイマンズ選手名鑑

ガビアル・ロドリゲス
投手
左投左打
昨季成績
 試合 52
 勝利 3
 敗北 2
 セーブ 1
 HP 41
 防御率 1.85
昨季のエ・リーグ最優秀中継ぎ。191cmの長身から投げ下ろされるストレートとフォークで三振の山を築いた。今季も勝ちパターンの一角として、相手打者をねじ伏せる。

<解説>
元ネタはこの人(なお右投右打)。「ガビアル」はワニの種類。HP=ホールドポイントが41とクローザー手前のセットアッパーとして活躍。しかし本作の試合では8回裏の登板が裏目に出て逆転打を許した。

和仁竜大
三塁手
右投右打
昨季成績
 試合 143
 打席 561
 安打 148
 本塁打 29
 打点 判読困難
 打率 判読困難 二桁目は8?
プロ入りから二年連続で二桁本塁打+70打点を達成したカイマンズの要として定着した若き強打者。三年目の今季もその勢いのままホームランを量産したい。

<解説>
小野未練先生のXによるとモチーフはこの人。背番号82。先生のkomifloコメントによると打数は520、打率は.285とのこと。二年目にして143試合欠場することなくコンスタントに成績を残している一流選手。名鑑に走塁と守備指標がないのだが、大きな問題がないのなら億超えの年俸は惜しくない。本作でも満塁の場面でチャンスに応える勝負強さを発揮した。

和仁竜大ヒッティングマーチ
(前奏) チャンスだ 喉元 さあ喰らいつけ
捉えろ(竜大!) 振り抜け(竜大!) 勝利への一打 スタンド(オイ!) 目掛けて(オイ!) 強くぶちこめ
[かっとばせー 竜大]

<解説>
元ネタというかイメージはおそらくこちら。石川昂弥選手も三塁手で4番打者としての起用も多い。前奏及び歌詞の「昂る」は名前から取っている。なお一般的に応援歌は球団とは関係なく応援団が権利を持っている

中部カイマンズ チャンステーマ3
今だ牙を向け バット回して 食いちぎれ (オイ!)(オイ!)  かっとばせー [選手名]

<解説>
各球団で攻撃時ランナー出塁などチャンスの時に、選手個別の応援歌と別に演奏するもの。歴代名打者の応援歌を流用するパターンなど複数用意して応援団がチョイスする。個別曲名があるものもあれば本作のように番号で呼ぶものも多い。本作3ページ(および20ページ)のように否応なくファンが盛り上がる。具体的な元ネタはわからなかった。

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