少子化対策に夫婦エロ漫画を　[駄菓子] シェイプアップ↑1.2.3♪ (X-EROS #102)

枯れた夫婦の水平思考

春だ新学期だスポーツ始めよう!ということで駄菓子先生の作品を紹介する。

本作はエロ漫画では少数派な、夫婦がセックスするだけの話である。夫婦とはこの世で唯一セックスすることを奨励されている間柄だ。夫婦とは本来あり得ない関係性での絡みを模索するエロ漫画におけるワイルドカードであり、逆説的にエロいことをしてもそのままではエロく無い関係とも言える。婚姻以前のカップルは必ずしも婚前交渉が奨励されていないので、幾ばくかの背徳感を醸成できる。不倫モノは逆に「倫理的なカップル関係」を前提としているので夫婦が出てくる必要がある。その中で夫婦間のセックスが描かれることもあるがあくまで付属物である。本作は正統派な夫婦のラブラブものだ。

偏見だが駄菓子先生の描くヒロインは概ね体脂肪率高めという気がする。年増であればなおのこと容赦なく垂れた描写を使われる。本作の美紀さんはいきなり体重測定からスタートする。下の数字はボカしつつ50キロ台であることが示唆されている。この夫婦の並びのシーンを見てみると若干奥さんのほうが背が高い。かといってダンナがチビというわけでもなさそうなので、身長を考えると体重50キロ台は悪くない数字に思えるのだが。まあ体重はここまでの増減や、ご指摘の下腹の膨らみなども考慮した課題感なのだろう。少なくとも痩せる余力はありそうに見える。

というわけでダイエットに励む。エロ漫画において「女性の単独ランニング姿」というのは、何なら未亡人の喪服以上のパンチ力のあるウエアとして登場しがちだ。露出こそ高くないものの、ヒラヒラしたものがなくボディコンシャスである。そして重ね着がないため下着へのアクセスが近い。何より汗をかいて肌を赤らめている女性はそれだけでエロいとも言える。本作はダンナが欲情するのだが、cuvie先生の「新しい性活」では近所の男性が食いついてしまう。

https://www.melonbooks.co.jp/detail/detail.php?product_id=1479902&adult_view=1

本作の勇はその魅力に自ら気づき、ストレッチ姿の美紀にむしゃぶりつく。家の中でダンナが嫁に欲情しているのだから極めて健全である。そこから先はいちゃエロストレッチからのセックスに持ち込むのだが、若干の攻めのねちっこさもプレイの一環なのだろう。普段どのような夫婦生活を実施されているのかわからないので(レスという描写があるわけでもない)、普段から野獣的なプレイをお好みなのだろう。21ページで一旦「ストレッチウエアプレイ」が終わる。22ページからの4ページは本当に湿度高めな夫婦のまぐわいになっている。熟れた嫁を肉の塊にのように弄ぶプレイがお好みならここでしっかりシコって頂きたい。結果、美紀のダイエットは成功する。そしてブカブカになったパンツを落として、「洋服屋さんに連れてって♡」とおねだりプレイに走る。ういやつである。夫婦喧嘩要素も、貞操の危機もなく、普通に夫婦がイチャコラする漫画は正直に言って作話難易度が高いと思う。ただ昨今の表現規制など、特に若年男女に対する性行為の規制が強まる時代、このような厚生労働省推奨ともいえる子作り漫画の存在価値は大きい。少子化対策の切り札として、このような夫婦アツアツコンテンツはいかがだろうか。

シェイプアップ↑1.2.3♪（単話）

330円

COMIC X-EROS ＃102

880円

交尾の時間

1,100円