copyright 文苑堂 鳥茶丸
タイトル | ニオイツケ |
作者 | 鳥茶丸 |
掲載誌 | 快楽天 2023.04 |
ページ数 | 24 |
ヒロイン | ルナ |
竿役 | シンタロー |
エロページ位置(割合) | 5 – 24 (83.3%) |
発射数 | 3 |
公式タグ | けもみみ / 巨乳 / 恋愛 / 淫乱 |
修正 | 白抜き修正 |
Komifloのマガジンラックは最新号以外は配信月ごとにアーカイブされるため、月末の快楽天が出ると一区切り感がある。2月は短いため、BAVEL、メガストアも全然レビューできていないが、取り急ぎ快楽天から本作をご紹介する。
あらすじにも書いた若干の説明書きから本作はスタートするが、以後二人の世界で完結しているので世界観は特に必要ない。エロ漫画の出会い設定のうちざっくり2割くらいは、こういう「外部的にあてがわれ」がある。奇しくも女性向けでもこのような「許嫁モノ」は一定の需要がある。女性はとびきりの異性を選ぶところにリビドーがあると思われるが、作劇上オトコをとっかえひっかえするのは邪魔くさいので、偶然あてがわれた男がいかに優秀で自分を溺愛してくれるかという描写だけにした方が美しく収まる。対して男性向けでは単に「めんどくさい」というインスタントセックス目的で美少女が空から降ってくるのを良しとする。美少女側からすればたまったものではないが、お互い様としておこう。
一般的に獣人というのはモチーフとなる動物をベースに語られる事が多い。本作のように交雑もある世界線でも、犬と猫のハーフのような獣人はあまりお目にかからない。本作のルナさんの素性は特に語られないが、キツネかネコ科のなにかだろうか。キツネは不思議と女体化のターゲットにされがちであり、玉藻の前などは男を骨抜きにするほど尽くしてくれるとか。イヌ・ネコどっち好き論争と同様に、丸っこく愛嬌たっぷりに描かれるタヌキに対して、ネコと同様につかみどころのない蠱惑的な印象があるキツネに、女性のミステリアスさが重なるのだろう。なお生物的にはタヌキもキツネもイヌ科である。ルナさんは魚を骨ごとかじる描写があるため、ネコ獣人かもしれない。
獣人の正体はさておき、「どんぎつね」をご存知だろうか? 日清食品のカップうどん「どん兵衛」のCMキャラクターとして吉岡里帆が演じたことで話題となった。初出は2017年とか。このCMでも、星野源扮する独身男性の家にどんぎつねが居候している体をとっている。少なくとも私の知る限りでは、この二人が同棲をはじめたきっかけは特に語られていない。本作同様に「あてがわれ」感がある。しかし少なくともどんぎつねサイドは同居男のことが好きだという共通理解がある。無論本作のようにヌイてくれたり発情したりはしないのだが、恋のかけひきを楽しんでる風であった。ご存知かと思うが、この二人は唐突に破局する。2021年5月に星野源が新垣結衣との婚約を発表したことを受けての、とても粋とはいえない日清食品の計らいである。話題というか物議をかもしたCMはその後二転三転し、結果吉岡里帆も降板。なぜかどんぎつねはアニメCM化され、モデルチェンジを重ねながら迷走を続けている。未だに「どんぎつね」で画像検索すると大半が吉岡里帆である。本作の世界線でも、お試し同棲システムは結婚まで行く場合もあれば、文化習慣の違いで別れるパターンも多いとか。何事も誠意が第一である。
あらすじ
20XX年、異世界の扉が開き異種族との交流が始まった。政府は他種族との融和のためにお見合い・同棲のサポートを実施することになった。人間のシンタローはこのサービスを利用して、獣人のルナと1ヶ月のお試し同棲をすることとなった。緊張するシンタローに「ニオイツケ」と称して身体をこすりつけるルナ。獣人の対人間マニュアルには、「人間種は常に発情しているため1日1回はヌイてあげると良い」と書いてありそれを実践する。
好きものドウシ
1,100円