copyright 2025 ワニマガジン 昼寝
タイトル | 柊先輩くんくんくんくん |
作者 | 昼寝 |
掲載誌 | 快楽天 2025.08 |
ページ数 | 60 |
ヒロイン | 柊先輩 |
竿役 | るいくん |
発射数 | 4 |
公式タグ | フェラ / パイズリ / パイパン / ムチムチ / においフェチ / ツインテール / 中出し / 先輩・上司 / 制服 / お姉さん / 学園 / 学生 / 巨乳 / 金髪・茶髪 / ぶっかけ・顔射 |
修正 | 白抜き修正 |
引き続いて快楽天から、昼寝先生の超大作そのほか薫り高い3作品をご紹介したい。
においフェチ
本作は大トリであるともに、前号告知から表紙まで高らかに60ページの大作と告知されている。もちろん看板に偽りは無い。それと同時にタイトルから明らかなように本作のテーマは「においフェチ」である。作中冒頭にもあるこのワードはkomifloの「プレイ」タグの中に入っている。このタグは昨年末時点で該当作品数が111タグ中95位と決して高くは無い(「体操着・ブルマ」と同数である)。本作を取り上げるにあたり関連作品を見てみようとタグを開いたところ、現時点で該当45作品、無期限の有料作品(komiflo plus)を除くと30作品、なんとそのうち本作含めた4作品が今月の「快楽天8月号」掲載だったのだ。偶然か運命か計画通りかは分からないが、においフェチの方にとっては記念すべき一冊だと言える。本稿ではこの4作品全てを紹介する。
君のD&Gの香水が思い出させる
2次3次エロを問わず、画面(誌面)を通して得られるコンテンツは基本的に五感のうち視覚、ものによって聴覚しかの二つしか刺激されない。対してセックスを構成する要素の大半は触覚である。「照明を落とす」「キスのとき目を閉じる」乙女な方はさらに視覚のウェイトが下がる。触覚をエロコンテンツで再現することは不可能なので、視覚以外の刺激を喚起することで何とか「本番」のクオリティに近づけたい。聴覚刺激も使えないエロ漫画においては、オノマトペや描き文字で補完しつつも、登場人物がやたら「味」そして「匂い」に言及するのはそのためである。しかし味覚に関しては「甘・塩・酸・苦・旨」の要素分解が確立しており、何かに例えるのは限界がある。人間の分泌物は汗をはじめとして概ね「しょっぱい」「苦い」が素直な回答だ。エロ漫画的には唾液・下半身からの分泌物・尿そして精液がおもな対象だが、甘かったら何らかの病気であるし、「酸っぱい」という表現もことさら欲しいものではない。オーラルセックスの後の味の感想に多くを求められない。
嗅覚というのは空気中を浮遊する化学物質を鼻で検知したときに生まれるのだが、学問的にも要素のマッピングが完成していない。つまり、同じ「バラの香り」「アンモニアの臭い」を嗅いだとしても老若男女それぞれで受け取り方が異なる。インドールという物質はウンコの臭いの主要構成物なのだが、コーヒーの香りにも含まれており、低濃度になるとフローラルな香りとなる。味覚や視覚は強弱や構成要素によってここまで印象が変わることなど無い。この嗅覚の曖昧さ故に、体臭についても「いい臭いがする」「興奮する」という表現だけで具体的中身に立ち入る必要が無い。もちろん「タバコの臭い」「レモンの香り」など具体的なモノを当てはめても良いわけだ。読者側はそれを良いように解釈してくれる。また嗅覚には「脳に近い」という特徴がある。視覚や聴覚は脳内で複雑な経路をたどる。特に言葉を見聞きしたときは正しく理解するために脳のあちこちでパターンマッチングが行われる(この経路の故障場所によって失語症には様々な形態がある)。実は嗅覚は鼻の上部で検知するのだが、このすぐ上が嗅覚中枢だ。そして記憶を司る海馬もすぐ隣にあり直接信号が送られる。このため嗅覚記憶は言語化しにくい反面、記憶には残りやすい。つまり人が何らかの匂いの情報を受け取ったとき、それに付随して様々な記憶が想起されることがある。何らかのエロい実体験がある人は、エロい匂いに誌面で言及されるだけで感情移入がしやすくなるのだ。なので実は匂いとエロ漫画は親和性が高い。

水谷さんくん [みぞれ] 家事代行の水谷さん (快楽天 2025.08)
copyright 2025 ワニマガジン みぞれ
タイトル | 家事代行の水谷さん |
作者 | みぞれ |
掲載誌 | 快楽天 2025.08 |
ページ数 | 40 |
ヒロイン | 水谷 |
竿役 | 杉山 |
発射数 | 2 |
公式タグ | フェラ / ムチムチ / においフェチ / ニーハイ・ニーソ / 中出し / 尻フェチ / 巨乳 / 淫乱 |
修正 | 白抜き修正 |
まずはみぞれ先生の作品から。本作竿役は「快楽天」から献本が来ている漫画家・杉山(SNSアカ「あぶりがっこ」)である。自宅が汚部屋となっている事に耐えかねハウスキーパーを依頼した。どうせオバちゃんだろうとタカをくくっていたところに巨乳美女の水谷さんが来しまい杉山はキョドる。杉山は「エロ漫画従事者に対する偏見」を被っていたが、水谷さんは興味津々に食いついてくる。さらにキョドる杉山は仮眠に逃げるが、なぜか気がつくと水谷さんは杉山の股間のニオイを嗅いでいたのだった。
本作は表題作に劣らない40ページの大作である。彼女はにおいフェチというよりは生粋のドスケベであり、ちんこに並々ならぬ興味関心を抱いていた。同時に家事代行というプライベートに深く触れる職業人としての自制心も強かった結果、クライアントの勃起チンコに対する非破壊的な観察イコール「嗅ぐ」という行為に至っただけなのだ。なので杉山が意を決してキャストオフしたら匂いそのものへの興味はほどほどに丸呑みしている。柊先輩と違い、「いっしょに風呂に入る」というオチもにおいフェチとは対極にあると言っても良い。何より乳と尻が規格外にデカい印象が強すぎて「においフェチ」向けのニッチ性は薄い。他3作に比べてギャグ性の薄いエロ漫画らしい作品だと言えよう。
和君くんくん [すずきとと] ヤンデレちゃんはフィジカルエリート (快楽天 2025.08)
copyright 2025 ワニマガジン すずきとと
タイトル | ヤンデレちゃんはフィジカルエリート |
作者 | すずきとと |
掲載誌 | 快楽天 2025.08 |
ページ数 | 24 |
ヒロイン | 雫 |
竿役 | 和君 |
発射数 | 2 |
公式タグ | フェラ / スポーツ / パイパン / においフェチ / ギャグ・コメディ / JD / 中出し / カップル・夫婦 / 女性上位 / 巨乳 / 恋愛 / 淫乱 / 逆転なし |
修正 | 白抜き修正 |
本作は唯一、嗅いでいるのが竿役の和君である。ヒロインの雫さんはタイトル通りの存在である。「筋トレで鬱が治る」という民間伝承?があるように、フィジカルエリートのヤンデレというのは希少性が高いように思う。ストーカーレベルの構ってプレスに耐えかねた和くんはバイトと偽りつつ、排気量のデカそうな大型バイクでツーリングに出かける。しかしGPSで彼氏の動向を察知した雫はこのバイクに自転車で追いつく。競輪であればトップスピードは時速60キロを超えるので不可能な話では無いが、ここは明らかに山道である。参考までに富士山五合目まで登る富士ヒルクライムレース(24km)でのトップタイムでも1時間弱。大型バイクで時速30キロはツーリングとは言いがたい。しかも雫さんのおみ足は女子高生平均より細いくらいである。末恐ろしい。ちなみにボクっ娘である。
ホテルに到着してからが本番三本勝負だ。11ページ、上着とスカートを脱いでからのベッドへの隅落とし、からの袈裟固めで唇を奪いながらズボンを脱がす。ここからの上四方固め。ショートシックスナインと名付けたい相乳首責めが始まる。「ボクの汗の匂いで興奮してる」という雫の解釈のために本作は「においフェチ」のタグを授かっているが、呼吸困難という生命の危機に際して勃起しているように見えなくもない。さらに脇を嗅がせるためにドラゴンスリーパーに移行する。ここで一本。16ページ、さらにひょっとこフェラからのパワーボムという想定外かつ豪快な攻めで二本目を奪取する。ここからはエロ漫画標準のラブラブえっちで熱く締め上げる。技名が明記されているものについて紹介動画を用意してみた。これらは決してエロ目的では無いことを強調しておく。
いちおう試合結果
<ヒロイン>○雫ちゃん (14ページ、ドラゴンスリーパー) 和くん●<竿役>
(16ページ、パワーボム)
(23ページ、対面座位)
篠田さんくんくんくん [かるま龍狼] 童貞証明 (快楽天 2025.08)
copyright 2025 ワニマガジン かるま龍狼
タイトル | 童貞証明 |
作者 | かるま龍狼 |
掲載誌 | 快楽天 2025.08 |
ページ数 | 20 |
ヒロイン | 篠田 |
竿役 | 申請者 |
発射数 | 1 |
公式タグ | ビッチ / においフェチ / ギャグ・コメディ / OL / ファンタジー・SF / 中出し / 人妻 / お姉さん / 巨乳 / 手コキ / 淫乱 / 痴女 / 童貞 / 陰毛 |
修正 | 白抜き修正 |
本作はかるま龍狼先生の作品としてはギャグより実用性強めの作品だと思っている。設定としては、「役場が『童貞処理券(ふでおろし券)』の発行のために童貞証明を求める」という荒唐無稽な話だ。かつては結婚に先立ち処女であることを医師が診断して証明書を発行するという因習があった。本作では役場の「童貞課」小沢さんには見える、カリ裏にあるらしい「童貞線」を確認している。各自鏡を使って確認して頂きたい。そしてもう一つ、「童貞臭」を確認するために篠田さんが手コキしつつ首のあたりを嗅ぎ出す。従ってこれは業務の一環であり、篠田さん自身がにおいフェチかどうかは分からない。それはそれとして篠田さんはチェリーキラーではあるらしく、キスどころか童貞そのものを奪ってしまう。「もしかして…挿入っちゃってません?」「えー…挿入ってはいませんよぉ」エロ漫画で度々聞かれるやりとりの逆バージョンである。女性が挿入されていることに気付かないのはよっぽどだと思うが、童貞男性にとって感触だけで判断することは難しいのは事実だろう。結局「ふでおろし券」は発行され、この券を使うと誰とでもヤれるらしい。小沢さんに童貞線がどうなったか、彼が単なるお役所仕事なのかひよこ鑑定士レベルのエキスパートなのか、聞いてみたいところだ。
柊先輩くんくんくんくん
そして大トリの表題作「柊先輩くんくんくんくん」に触れよう。柊先輩は自他共に認めるにおいフェチである。女子も嗅ぐ。その中で特に「るいくん」という後輩男子の匂いがお気に入りらしく、挨拶代わりに嗅いでいるという関係性だ。学校に来るなり先輩女子にくんくんされるのは悪くない朝だ。とはいえるいくんは「公衆の面前では恥ずかしい」と打ち明ける。納得した柊先輩は必然的に、人気の無い校舎の陰、保健室、図書室、体育倉庫などエロ漫画でおなじみのプライベート空間でくんくんする。二人きりで男女の距離が近い、しかも相手は陶然と体臭を嗅いでいる。男女逆なら事案である。エロくないわけがない。当然るいくんは悶々とする。とはいえ行動があまりにも動物的すぎて、エロい方向に持って行っていいのか判断がつかない。悶々とした結果、17ページ、るいくんは風呂をキャンセルする。
翌日、必然的にるいくんの体臭はマシマシになった。くんくんくん、ビクッ、3嗅ぎ目で反応する柊先輩。呼吸が荒くなり嗅ぐこと15分。柊先輩の鼻はだんだんるいくんの下半身に降りてきた。24ページ、「俺…柊先輩に嗅がれるの好きです」告白という形で仁義を切る。告白を受け入れた柊先輩はるいくんの求めに応じてチャックを下ろした。出てきたブツを前に、柊先輩は涙をにじませながら匂いを嗅ぎ回る。このへんも「どんな匂いか分からない」中で表情だけで伝えるポイントだ。31ページ、またしてもるいくんの求めに応じて舐めはじめる。微調整をくわえつつ35ページで口内に4ページかけて射精。60ページあるからできるハイカロリーな一発である。気をやった柊先輩を横たえて42ページから本番が始まる。44ページからクライマックス級の1ページ大ゴマを惜しげ無く4ページ続け、47ページ目で再度射精。ここから55ページまで、何発出したか分からないエロカットの連打が続く。
事後、お互い平静を装って帰宅。そして58ページ、柊先輩がるいくんを捕まえて旧校舎へと連れて行くところでオチとなる。昼寝先生の持ち味であるスクリーントーンではないカケアミ一本槍でのダイナミックな描写。それによる陰影の強さが登場人物の心の光と闇まで赤裸々に描出してゆく。本作の柊先輩はページ数だけでなく特に髪束一つに至るまで繊細かつ優美な仕上げになっている。嗅ぐだけではもったいない。汗ばむ暑さと蝉時雨を感じながら、じっくり視覚を使って味わうエロ漫画である。
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