ここまで過去記事のアップロードを試みてきたが、見返してみると今まで問題なかった単語が断りなく伏せ字表記に変更させられていた。「伏せ字は使わない」というのが当ブログのポリシーでもあり、やはり早く対応を取らなければならないと思う次第である。既に新サーバの目星はつけており、具体的なテーマとアップロードを組み立てる作業に移る予定だ。一方で、少し時間が空いてしまったがBAVELの今月号は過去レビューした作品の続編が多数掲載されており、触れたくて仕方ないのだが触れないもどかしさを感じていた。なので今回はキタク氏の老舗ブログ「北区の帰宅部のびやく」のスタイルを借用して、テキストのみでBAVEL作品に触れていきたい(注:なんとブログ名までNGワードにひっかかったので一部平仮名で記載する。キタク先生ごめんなさい!)。
[ぴょん吉]やわちち庵へようこそ♡2
以前紹介した作品の続編である。カラー作品なのでページ数が少ないのは否めない。前回はご新規様対応でカバーガールの藤宮キセキ嬢と「はじめてセット」中出しオプションというプレイだった。今回もオキニの藤宮嬢に「ウェディングセット」をおススメされる。何故かとしか言いようが無いが、ウェディングセットには「初夜特典で女の子が追加される」のだ。風俗店でよくある「常連客へのサービスも兼ねて新人嬢をつける」という意味合いで、初奉仕の凛々ちゃんとの3Pとなった。とにかく忙しいったらないのだが、そこはカラーのド迫力である。前回ご紹介した通り、この店は何と店公認で「本番オプション」があり後払いなのだが、ランチェキ(ランダム封入の生写真)まで始めたそうだ。
[きょくちょ]楓と鈴8
シリーズ8作目である。今回スゴい事が起きたのだが、そも発端を知らない人が多いだろう。こんな雑に触れていいシリーズではないので、ブログ移転先一発目のレビューはこれにさせて頂く。
[あるぷ]ルーティーン3
私が何としても紹介したかった作品はこちらである。前回ご紹介した際に「次回掲載は24年夏頃予定」という衝撃的なアオリについて触れたが、見事に有言実行された事に心からの敬意を表したい。翔太は奈央のオナニーシーンを見てしまってから、互いに身体の関係だけをこなすルーティーンを成立させていた。本作では奈央がインフルエンザで病欠したところからこのルーティーンが崩れる。二人が恋人同士であれば何てことのない日常なのだろうが、ルーティーンのみが拠り所である二人にとっては非日常の始まりであった。いわゆる「おあずけ」モノなのだが、近づきたいけど近づかない不思議な意地によって淫靡さと甘酸っぱさが両立する、やるせなくエロいラブコメに仕上がっている。そしてまたしても「次回掲載は来年予定」と強烈なおあずけを食らわされた。あるぷ先生の次回作までしっかり溜めておこう。
[花兄けい]君のまにまに2
前作は2022年10月号なので約2年ぶりというところだ。ヒロインの楠木円が彼氏の青山くんに大人のおもちゃを見せ「青山君のこといじめさせて欲しいの…!」とカミングアウトしたところから始まる物語である。楠木さんの方がSなのだが、彼氏に「痛みを与える」のではなく「縛って支配する」ことに快感を覚えるタイプだった。本作の舞台は海水浴場。彼女の水着姿に見惚れるカナヅチの青山くんを浮き輪ごと沖に連れ出して、足のつかない状態での責めを披露する。ストーリー的には結局シャワールームでのHになるのだが、「カナヅチを沖に連れ出してS責め」というのは非常にグッときた。文字通り命がけであり、楠木さんに見捨てられたら二度と帰れないかもしれない。そんな状況で抱きつかれてチンコを握られる。「イケ」でも「イクな」でも非常にスリリング。性癖がまた一つ花開いた。
[蛸田こぬ]シたいのは先輩と2
「文系カノジョ再登場っ♥」というアオリでご登場の小暮先輩は、初出2023年10月号だ。図書館で後輩の木村君が自分にホの字でかしこまっているのに耐えかねてヒロイン自ら手を出すという話だった。今回も6月売りの8月号にもかかわらず黒髪ロングに冬服セーラーを着こなされている。冒頭のアオリはともかく、彼女は見た目文学少女にして、読んでいるのは「レンズ越し」とか「公園」がタイトルに入るムッツリとしたスケベ本だった。今回は彼氏の家の風呂場で洗いっこプレイをしたいだけの理由で自宅からヒモ水着を着てくるというギャップでお楽しみなのだが、案の定下着を忘れてきたというベタなオチであった。羞恥プレイはここからが本番だと思うのだが、マジモンのミスに対しては恥ずかしさが勝つ、なんか可愛い小暮先輩だった。
[朝峰テル]オシドリ
これはレギュレーション的には普通に紹介できたかもしれない。ジャージの似合うヤンキー系教師の佐々木日菜子は生徒とのトラブルで同僚教師と喧嘩になり一発殴った。周囲は止めようともしない。何故なら二人は夫婦であり、夫の草太は家ではしっかりと日菜子を手懐けていた。夫の苗字はわざと出ていないが佐々木なのだろう。日菜子さんは体力があり、胸があり、家では愛嬌があり、しかもエロいという文句のない良妻である。旦那は体力がヒョロいのだが絡みが若干ねちっこく、日菜子さんのツボを良く押さえている。ヒロインの目尻が若干上がり気味(吊り目気味)なのだがくりくりっとした瞳が勝気なキャラと合っていて個人的にすごく推せる。
[東山エイト]僕だけのハナ~中編~
こちらは2024年2月号と比較的最近の掲載に対して「次回春頃掲載予定」となっていたのが記念号合わせとなった。扉絵の結婚式描写はただの竿役の妄想である。現実の竿役は花屋の店長をしており、バイトのハナちゃんとイケナイ関係になっている。男側が年の差に対して腰が引けているパターンである。舞台は10月16日。ハナちゃん誕生日の水族館デートである。実はこの水族館の年パスを持っているので一目見てどこか分かったのだが、落ち着けるスペースが結構あり暑い夏場の避暑地として是非オススメしたい。店長は基本ダメな大人なのだが、それが何故やらハナちゃんのMっ気を非常にくすぐるらしい。ラブホでヤリ倒してディナーの予約をすっぽかしてしまったのだが、我慢できず片膝をついて指輪をハナに捧げる。次回の後編こそウェディングドレスなのか?ご期待だ。
[煤雲なぎ]また逢う日まで
「村に一つしか無い学校」で、ヒロインの葉月が教育実習生となった中川颯真と再会する話だ。幼馴染という事なのだが、颯にぃは葉月のおっぱいが育つ前からチンコを舐めさせているという過去がある。冒頭のアオリにKと書いてあるのが救いだが、これが何年前の話かで陪審員の心証はかなり変わる。教育実習は4回生と決まっているので年齢差は最低でも4だ。K1とS6くらい差がある。しかも豪胆なことに、2週間の実習期間中にお手つきの生徒と再会しただけでも焦るところを、恋人の再会と言わんばかりにお外でゴム無し2発である。田舎特有の濃密な人間関係とでも言ってよいのか。屈託のない葉月ちゃんの紅いほっぺだけが救いである。
[岩崎ユウキ]誰かいる
エロティックホラーと言うジャンルは映画では少なくないがポルノの世界では邪道といえる。タマヒュンという語があるように、エロと恐怖は相性が悪いのだ。かたや極度の恐怖心によって勃つという現象もある。岩崎ユウキ先生はこのホラーエロ漫画のトップランナーだ。詳細は敢えて差し控えるが、本作はぶっちゃけ記念号掲載につきお試し超甘口である。普段からお好きな方も、普段苦手で飛ばしている方も、もちろん初めての方も、部屋を暗くして画面に近づいてお読みいただきたい。
[くっきおーれ]ひきこもり彼女2
引きこもりは大きく分けて、出来なすぎてドロップアウトか、出来過ぎて社会不適合になる2パターンがある。ヒロインの紗絵ちゃんは唯一の理解者であるの亮くんと付き合っているのだが、後者の引きこもりである。そんな彼女を何とかして外に連れ出したい亮はデートの約束を取り付けたのだが、紗絵は夜の公園をチョイスした。くっきおーれカップルは何となく外堀が埋まってる親公認感が強いのだが、本作も特に問題なく真夜中の公園デートが成立する。ラブコメなら刺激強めな展開だが、ここはBAVELなのでヒロインから脱ぎ始める。事後、紗絵さんの「やっぱりセックスするなら室内の方がいいね」というセリフは一周回って汎用性があるので是非使ってみたい。あと何気に紗絵さんは可愛い顔をしていながら今回紹介作品の中でも屈指の巨乳である。
[茨芽ヒサ]だらしなカノジョ2
こちらは現時点で前作の閲覧ができないのだが、2022年8月号の掲載である。前作は真弓ちゃんの少しだらけたオフを彼氏の遼太くんにまじまじ見られるという話である。しかしラブホHからの自宅という他人には分かりにくいギャップでありオンの真弓ちゃんの描写が無かった。そもそもエロ漫画には男が引くほどエグいヒロインがわんさかおり真弓ちゃんは正直全然だらしなく無かったのだが、本作の完璧プレゼン姿を見ると確かに少しギャップを感じられる。そして本作のだらしなポイントは「アンダーヘア」なのだが、こちらもエロ漫画的には下には下がわんさか居るので、ワキも剃れており何なら整っている方である。ぶっちゃけ前作比較でもそんなにモサモサしてるとは感じられず、ついでに言うと遼太くんが比較的アンダーヘア多めなように感じる。オチのよだれも可愛いとしか思えない。この二人にCOMIC BAVELを見せたらどんな反応をするか見たいレベルの劣情を感じる尊さがある。
[羽原ヒロ]めいどとれーにんぐ2
メイド服大好きな湊くんが、文化祭で着る予定のメイドコスを着てくれた彼女の雛ちゃんとイチャコラしたのが前作である。エロ漫画でこの手のフリはあり過ぎるので私も設定を思い出せなかったが、なんとその文化祭本番がやって来た。学校から離れると、居るところには居るメイドより女子の制服や私服のほうが有り難い気がするのだが、在学中の湊くんにとって刺激が強いのは分かる。本来メイド服は露出が少ないはずなのだが、浴衣だろうがポリスだろうがミニスカになる我が国においては谷間が露出しようがお構いなしである。前作同様に今回もヒロイン側から仕掛け、朝チュンもといカラスが鳴く夕暮れ、文化祭が終わるまでイチャコラし倒した。スカートの裾が広がっているのだからパニエか何か履いていると思いきや、6ページ、まさかのコス下が生パン一丁なのには色んな意味で驚いた。
[あおむし]古谷くんと小栗さん2その6
締めはこちらとさせていただく。皆さんご存じ長寿シリーズなのだが、いつもに増して説明が無い。本作がシリーズ初見という方は逆にそのまま読めてしまうと思うのだが、小栗さんは「クリのでかい女性」である。理由も理屈もない。通常サイズ女子の脇坂さんはそれを理解した上で小栗さんを激しく想っているのだが、古谷くんの巨根でどんな理不尽も上書かれるというのが本シリーズの常道である。本作は小栗さんが記憶喪失したことで、そもそも彼女自身の性認識すらおかしくなってしまった。もともと小栗さんのクリにはレズセに耐えうるポテンシャルがあるのだが、小栗さん責めのままなんと一話が完結してしまった。少なくとも本作の小栗さんの性自認は男なのだが、男のセックスが本来どんなものかについては記憶にないらしい。彼女は古谷くんLOVEであり性志向が女なわけでもないのだが、たぶん雰囲気から半ば使命感としてクリをぶち込んだ男気あふれる話だった。何も心配はいらない。後始末は古谷くんが次回やってくれるだろう。