本番、本番、そして本番 [メリサン] ヒロインの条件 (WEEKLY快楽天 2023 No.42)

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copyright 2023 ワニマガジン メリサン

タイトル ヒロインの条件
作者 メリサン
掲載誌 WEEKLY快楽天 2023 No.42
ページ数 24
ヒロイン 尾山ユイ(ゲボ子)
竿役 ウド
エロページ位置(割合) 9 – 24 (66.7%)
発射数 5
公式タグ フェラ / パイパン / 中出し / 制服 / 学園 / 学生 / 淫乱 / 貧乳・微乳
修正 白抜き修正
更新頻度をあげていきたい。本日はweeklyから初登場メリサン先生の作品をご紹介する。

ゲボ子とショービジネスの闇

本作は演劇部の主役を任されたヒロインがいじめを克服して輝きだす物語である。時おりしも宝塚歌劇団の部員の自死から始まった一連の騒動が記憶に新しい。本作は学校の演劇部だが、ショービジネスというのは特殊技能を持つ関係者が多く、同時に信者を惹きつける商売でもあるため閉鎖的な文化を作りやすいらしい。かつてのスポーツ界も同様の構図だったが、海外展開をする上でコンプライアンスの問題が発生したため、いささか性急に浄化が図られ旧弊な練習風景なども刷新されつつある。出版、そして我らがエロコンテンツ産業も同様にグローバルに販路を求めた結果、スマホでこっそり読めるkomifloサービスなど便利なった一方で、二次元エロに対する偏見や決済業者からのコンテンツ制限など外圧のせいで表現を変えざるを得ない側面も発生している。人が小屋の舞台に立つ劇団ビジネスはデジタルと相性が悪く、海外展開も容易ではない。日本屈指のプロ劇団である宝塚歌劇は海外公演含めて多彩なコンテンツを展開している反面、国内最高峰の存在として演劇志望の女子の囲い込みを行っている。宝塚音楽学校の狭き門をくぐり抜けたエリートたちがさらにふるいにかけられ落とされていくような厳しい世界でいじめが起きないわけがない。いじめの最大の温床は「外に出られない」事である。ジャニーズもそうであったがこの問題の本質的な解決策は、他の有力な歌劇団への人的交流、あるいは宝塚歌劇自体を分割して「ここを辞めても演劇を続ける道がある」ことをメッセージとして打ち出すことしかないと考える。

相方想いのウドくん

話がそれまくった。本作は登場人物が多いので整理したい。扉絵で口をパクパクしてるのがゲボ子こと尾山ユイさんである。尾山さんの前に立っている「舞台上の竿役」は詳細不明であり、本作の竿役は裏方のウドくんである。ウドくんはヒロインのことを尾山さんと呼ぶので「ゲボ子」は明確に蔑称なのだろう。ウドくんも若干どんくさい感じが出ており蔑称の可能性があるのだが、尾山さんはウドくん呼びを続けているので本名に近い何かかもしれない。男性が苦手な尾山さんが演劇部に入ったこと自体が本作最大の謎なのだが、そんな彼女を主役へと抜擢したのが、3ページ右下のコマに出ているツインお団子の演劇部部長である。演劇部部長は尾山を買っており、磨けば化けると確信していた。しかし周囲にはそれが伝わっておらず、部長の主役ゴリ押しに対して非難の陰口が直接尾山さんに向いていた。ウドくんは好意からか義侠心からか尾山さんの下の世話を買って出たうえで、「陰口なんて無視すればいいから」と一人擁護する。

ヤリサー演劇部

部長から「副部長と川口さんが居ないから探せ」と命じられた二人は、探し回った挙句屋上で立ちバックしている二人を目撃してしまう。先ほどの陰口から、尾山さんに主役を奪われたのは川口さんらしいので、この二人が尾山叩きの主犯だと思われる。ちなみに副部長はイクだけイッたら女を放って帰るタイプらしい。隠れて取れ残されたウドくんは何とかはぐらかそうとするが、尾山さんは既にスイッチが入っていた。セックスするまで出られない屋上とばかりに、ウドくんを押し倒す。12ページ、物理的にも心理的にも準備のなかった二人は生中を選択する。尾山さんの見せるメガネ姿はこれが最後であった。

文化祭まで10日間、もともと舞台の上ではメガネを使っていない尾山さんだったが、演技があか抜けたと部長からお褒めの言葉を頂く。これが契機となり尾山さんは本格的に美容の道を歩み始める。メガネから常時コンタクトに切り替え、ヘアサロンでもっさい髪を切る。髪に関しては脱色などはせず、モノクロ漫画的には大きな変化が無いように見えるのは内緒だ。ヘアサロンには部長とともに川口さんらしき女子が同行している。公私ともに充実していく尾山さんだが、なかなかの性豪であり、1アクションごとにウドくんとのセックスが差し挟まれる。覚えたてとはいえヤリ過ぎ感は否めない。生理周期は存じ上げないが見る限り避妊という辞書は無いらしい

本番、本番、そして本番

そして迎えた文化祭当日、立派な主役として開花した尾山さんは、出番まで時間があると思ったら空き教室で景気づけにウドくんと一発かます。周囲を気にして引き気味のウドくんに対して、アソコをかっ広げながら「私としたくないの?」と、自らの魅力に自信満々ぶりをアピールする。立派な役者である。おそらくそれを察したウドくんも、舞台前の女優を引き立てるべく懸命にピストンしながら「ユイ」と初めて名前を呼ぶ。そしていつも通り中に出した後で舞台に送り出す。

舞台の首尾は描かれてはいないが打ち上げをやろうと部長が声をかける。しかし主役である尾山さんが見当たらない。なんと彼女は撤収さなかの学校でまたぞろHしようとウドくんのズボンをおろしていたのだった。浮いた話の一つもなく舞台に真摯かつキュートな演劇部部長に対して、副部長も主演女優もセックス三昧という何ともはやなストーリーだった。あくまで主役に寄り添うならいい話であるのだが、いくらなんでも生でヤリ過ぎなのも少し心配である。エロシチュエーションが散らばめられており、甘い学園生活の思い出とうまく重なれば実用面も高い作品といえよう。

あらすじ

ヒロインの尾山は演劇部所属だが、男性の前で緊張し嘔吐してしまうことからゲボ子と呼ばれていた。そんな彼女が部長から次の公演で主役に抜擢されたから大変だ。舞台で粗相をした際に助けを入れて励ますウド君。二人は他の部員の捜索に駆り出され、屋上でSEXする部員を目撃してしまう。その時に聞こえた「女の子はエッチすると変わるんだから」この一言が尾山を変えてゆく。

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