copyright 2024 ワニマガジン 楝蛙
タイトル | うさちゃん先輩はおちんちんに弱い |
作者 | 楝蛙 |
掲載誌 | 快楽天 2024.10 |
ページ数 | 24 |
ヒロイン | 宇佐美 |
竿役 | 下田 |
発射数 | 1 |
公式タグ | ショートカット / OL / 先輩・上司 / お姉さん / 巨乳 / 恋愛 |
修正 | 白抜き修正 |
Q. あなたはセックスに自信がありますか?
本稿は快楽天から、楝蛙先生の巻頭作品をご紹介する。「セックスに自信があるか」という質問を聞かれることはまずないので返答に窮するかもしれないが、「英語に自信があるか」という質問と似ている。中高で6年、最近は小でも多少勉強するのでかなりの時間を英語の習得に割いてきた。それでも間違いなく言えることは、自信とは「英語で会話した経験の量」のみが効いてくるということだ。何語でもそうだが、話者全員が文法的に正しく流暢に話しているわけでもない。片言でも何でも会話して意思疎通を繰り返すことで、上手くなったかどうかはともかく自信はつくものである。今回は楝蛙先生の、セックスにしか自信のない男の物語をご紹介したい。前回、Reco先生のセックスに自信のない男の物語を紹介した。もしも逆に貴方が女性でセックスに自信がない場合も本作をお薦めしたい。
しごでき女上司
本作はシゴデキ女上司とそうでもない後輩男性との馴れ初めである。近年急上昇しているジャンルだと思っており、直近で層積先生の綾瀬先輩、井雲くす先生のスプタンこと村又さんもこのパターンである。男上司女部下の話はどうしてもパワーバランスがあり近年の倫理観の下では美しいストーリーにならないのかもしれない。逆も然りなのだが現実問題として女性側が社会的にリードする立場だと物語としてのおさまりがいいのは良く分かる。本作ヒロインのうさちゃん先輩こと宇佐美さんは超美人との評価だが、ぶっちゃけキャラ造形としては少し崩した、スキのある、どちらかというと人懐っこいパーソナリティに見える。宇佐美さんは本号のカバーガールでもあるのだが、楝蛙先生の歴代快楽天カバーガール、嶺華さん(そこに尻があるから、快楽天2023.4)、千尋さん(夏が終わる、快楽天2023.11掲載、表紙は2023.12)、そして宇佐美さんも含めて皆「言い寄られ」属性である。楝蛙ガールズは由萌さんや陽菜さんのようにヒロイン側から押しかける作品が少なくないのだが、カバーガールに選ばれるヒロインは表紙でも基本「屈し顔」な印象がある。
下田くんのおちんちんは強い
毎度書かせて頂いている「残り30cmの距離感」が本作は長めである。早くも3ページからサシ飲みが始まる。下田くんは心底うさちゃん先輩を慕っており、酒が入りなお「見た目もいいし」「余裕あってやさしいし」「なんでもできちゃうし」と大絶賛が続く。気を良くした宇佐美さんは「なんでもはできないよ」と謙遜ついでに隙を見せる。敬愛する先輩の苦手な一面という話になり大いに興味を示す下田。宇佐美さんはハイボールと唐揚げを追加し、実は「恋愛が苦手」と打ち明ける。ここは「Bitter&Honey」の三宅さんにも通ずるのだが、うさちゃん先輩はもちろんモテないわけではなく、いわゆる「ダメンズ」を引き付けるタイプの女性だった。こう言うと身も蓋もないが、他ならぬ下田氏も仕事ができなくてうさちゃん先輩自身に尻をぬぐってもらっている。DVやギャンブルというレベルではないにしてもダメンズの素質を持っている。7ページ、下田側から踏み込む。既に好意をいなされてきた過去があるのかもしれないが、「俺もバカなんで諦めないですよ」と食い込みにかかる。ふわっとした求愛の言葉に肉付けしつつ、宇佐美は先ほどの質問を返す。何もできないという下田にもコレという武器が「あるでしょ何かそういうの」。意外にも下田はこれに即答する。「セックスです」。予想外の回答に上司の顔も女の顔も忘れる目を丸くする宇佐美。下田がここでブッ込んだのは手練手管でも何でもない、子供が会心の絵を親に見せるがごとくに、自分の強みで勝負して見たかったとしか言いようがない。10ページ、ここで宇佐美さんに呆れられつつも青信号が灯った。自分が撃った弾のヒットマークが見えていなかった下田だったが、宇佐美さんの右手が下田の左手に触れた瞬間、二人の距離はもう止められないところまで近づいていた。場所はホテルへ。下田君は一切のテレなく宇佐美への愛撫を施す。口から胸、そして下へ、自慢のチンコを抜くまでもなく先ず一本を奪う。そして18ページ、準備が整ったところで下田の最終兵器が顔を出した。じつはこの後すぐ先っちょが潜ってしまうため最後まで彼のブツの全長は確認できない。宇佐美さんの顔と比較できるものとして、ジョッキと高さと同じくらいの長さは確実にある。ちなみに中ジョッキの高さは15.7cm、大ジョッキだと18.8cmだそうだ。童貞の久保君とは違い、挿入からのプレイは激しくなく、あくまで女性の性感中心にバックハグからのキスを決める。そして1発打ち止め。これはデキル男である。うさちゃん先輩がハマるのは無理もない。
FSD
前稿にてEDの話に触れたので、こちらでは女性側のお悩みに触れてみよう。EDに相当するものとしてFSD(Female Sexual Dysfunction、女性性機能障害)という症候群がある。EDとの最大の違いは「入らない=Sexが物理的に成立しない」というケースは少ない。上から順に、「ヤリたくない」「イケない」「痛い」というのが主な問題点となる。とにかく女性器は外部から見えないため、本人の気づかない部分で炎症や臓器障害が起きており、それが原因で性交痛が発生しているというケースもある。男性は性器から血が出たらそれなりに大騒ぎするのに対して女性は「慣れている」部分があり、別の疾患が見過ごされる事も少なくない。しかしこのような器質疾患は少数派である。ほとんどは「カウンセリング」言い換えれば「性教育」の問題であることが多いそうだ。これに関しては男性にも責任があるのだが、男女のセックスイメージの差、および理想と現実とのギャップを正しく認識できる機会は思うほどに無い。ふた昔前のセックスコンテンツは現代的感覚でいうならヒドイものだった。そして女性は女性同士での猥談の中で不確かな情報を信じ込んでしまう。女性の性教育は生理と妊娠に集中し、セックスそのものに対するフラットな知識を得る機会はなかなか与えられない。詳細な情報がこちらの医療サイトに載っているので参考にしていただければ幸いだ。そして最近のエロ漫画には、女性向け性感マッサージを題材とした作品が少なくない。楝蛙先生作品でも「フリーライド(恋のむき出し収録)」という作品がある。クオリティを上げるという意味では結局は場数というのは男女ともに変わらないのだろう。
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