copyright 2023 ワニマガジン スミヤ
タイトル | 派遣のナカノさんは元AV女優 vol.2 |
作者 | スミヤ |
掲載誌 | 快楽天 2023.05 |
ページ数 | 24 |
ヒロイン | 中野愛梨 |
竿役 | 山田 |
エロページ位置(割合) | 12 – 23 (50.%) |
発射数 | 1 |
公式タグ | おもらし / OL / SM / 巨乳 / 淫乱 |
修正 | 白抜き修正 |
続編バンザイ!
当ブログの早い段階でご紹介させて頂いたスミヤ先生「派遣のナカノさんは元AV女優」のVOL.2をご紹介したい。スミヤ先生は繊細な画風と心に残る連作で私の好きな作家様のお一人である。前作のご紹介でも、なんとなく引っかかる終わり方でもしかしたら続くのかなと書いていたが、良い方向でストーリがー伸びたのは嬉しい限りだ。
AV女優というお仕事
エロ漫画愛読者にとって、最高のエロをお届けしてくださる作家様そのものに興味が湧くのは自然なことだろう。この珠玉のエロがどんな人柄と日常から生まれてくるのか、どんな容姿でどんな顔なのか、場合によっては登場キャラの一人に脳内で投影される事もあるだろう。最近は女性作家を明に暗に公言する方もいらっしゃり、出歯亀的な欲望さえも見え隠れする。漫画家は職業として顔を出す必要がないが、日常的に顔を晒す接客の方なども、有名か否かにかかわらず性的な意味でストーカーがつく事があるため、名札を偽名にするなど対応を取っていると聞く。そんな中で、エロの体現者としての頂点に君臨する存在がAV女優である。その中でもいわゆるトップエリートである「単体女優」は、文字通り顔と身体と源氏名すべてを晒して男性向けエロを表現する存在だ。漫画家は自らの思考と嗜好を二次元に落とし込むことにプロフェッショナルがあるわけだが、女優の性表現は自らがどう生まれ、何を食べ、何を諦めたかまで動物としての全てが詰まっている。ある程度補正できるとはいえ、傷一つ、髪一本まですべて商品価値に影響しうる。最近はSNSという薄皮を通して自己開示できる(それとても営業行為かもしれないが)ようになったとはいえ、不特定多数にセックスを見られている事は等身大の自分にとって相当な負荷であると思う。
前作において中野愛梨は自らの過去だけでなく、AV女優野中りあとしての作品すら山田にさらけ出した。これが純粋な愛情表現なのか、ある種の打算か、自暴自棄か、他に意図があるのかは有耶無耶であった。結果セックスまでしたのだから裸を見られる事くらい問題ないともいえるが、いくつか思わせぶりな描写があり手放しで喜べなかった。本作はそのような影の匂わせが一切無い。ドジっ娘でエッチな愛梨ちゃん、むしろ過剰なまでに奔放さを「演出」しているようにも見える。ただ今回は根底にやはり山田への信頼のようなものを感じるので違和感は無い。スミヤ先生作品全体に共通していると思うのだが、ヒロインに裏の顔や影があったとしても、可哀想な目にあっていたとしても、本質的にヒロインは善良な人として描かれていると思える。本作の中野愛梨はよく笑っており、山田のみならず庇護欲をそそるキャラに仕上がっている。
で、副業ってどうなの??
本作の読者は様々な背景の方がいらっしゃると思う。本作の表向きなテーマは「副業」である。本作の中野さんはタイトル通り派遣社員なのだが、原則として正社員なら雇用先、派遣社員なら派遣元の就業規則で副業をどう規定しているかで可否が決まる。法律上は副業自体に問題はなく、政府としても副業を推奨しているフシがみられる。そして調べてみたところ、大手派遣会社のほとんどは副業を認めているらしい。
実は、派遣会社の公式サイトを見ると、下記の通り多くの派遣会社は副業を認めています。
【副業が可能な派遣会社】
パーソルテンプスタッフ
リクルートスタッフィング
アデコ
パソナ
マンパワー
マイナビスタッフ
ウィルオブ(旧セントメディア)
ランスタッド
ヒューマンリソシア
大手派遣会社の中で、公式サイトではっきり「副業NG」としているのは、スタッフサービスのみでした。
あらすじ(前作あり)
山田は部下の派遣社員である中野愛梨がかつて自分の好きなAV女優「野中りあ」だとカミングアウトされた(前作)。ある日、山田は愛梨に「AV復帰作の話が来ている」と相談を受ける。会社の副業規定についての相談だったが、人目を忍ぶ内容ゆえに相談できる場所を探していた。そこで愛梨が自宅ではどうかと山田を家に上げる。散乱しているウーマナイザーや手錠に生々しさを感じて相談どころではない山田だったが、野中りあの自宅リアルセックスのAVを見つけてしまい、我慢の限界を超えた。
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