copyright 2024 ワニマガジン 無田川
タイトル | 制裁!!クズ陰キャメスブタちゃん♡ |
作者 | 無田川 |
掲載誌 | BEAST 2025.05 |
ページ数 | 30 |
ヒロイン | 相内玖未 |
竿役 | セフレ軍団 |
発射数 | 3? |
公式タグ | おさげ / しつけ / アナル / フェラ / おもちゃ / パイパン / ムチムチ / レズプレイ / 乱交 / 処女 / 学園 / 学生 / 巨乳 / 撮影・配信 / 潮吹き / ハード系 / 複数 |
修正 | 白抜き修正 |
少しペースを上げていきたい。本日はBEASTから無田川先生の作品をご紹介したい。komifloタグの通りハード系の作品なのでご了承を。
制裁ハッピーエンド
無田川先生はBEASTでの過去2作「下剋上(2024.09)」「やりすぎ水泳部!(2024.12)」ともにメインテーマは「制裁」である。何かしら問題のある女子に対して必殺仕事人が現れてキツめのエロお仕置きがなされるところを眺めるという構図だ。「下剋上」はヒロイン順子に思うままパシらされるHNテラメロスこと小竹君が、セリヌンというオン友に復讐をそそのかされる。小竹は△大学のヤリサーに所属する高校OB達を手配し、空き教室に呼び出した順子を力づくで回し始める。「やりすぎ水泳部!」は、男子をアゴで使う水泳部の部長・井口安奈が、水泳部男子ども(澤田・川島・広瀬)にトイレでのオナニー盗撮を盾にプールでのエロ特訓を強要するという話だ。一見すると悪質な輪姦なのだが、どちらの話もエロシーンたけなわの頃に話が急展開する。「下剋上」小竹の復讐を応援していたセリヌンの正体はなんと目の前でいいように回されている順子本人であることが明かされる。ここまでのイジメは「不器用な順子の照れ隠し」だと説明され、順子は小竹の肉便器になることを誓うところでオチとなる。ヤリサーOBはヤルだけヤって満足したあと二人を祝福して帰ってゆく。「やりすぎ水泳部!」も、回されている井口がボンクラ男三人の素質を認め、厳しさは期待の裏返しだったと吐露される。部長に認められた三人はその後練習とセックスに没頭し大会に出るも体力が続かず敗退したというオチで終わる。ストーリー展開としてはダークバイオレンスな話を力技で捻じ曲げた感が否めないのだが、いわゆる「かわいそうなのは抜けない」けれどヤられるところは見たいという欲張りな読者需要は十分に感じられる。性欲魔人を満たし、かつ賢者も納得させる。エロ漫画の用途に最適化されたハイブリットさが売りと言える。
相内玖未の罪
この構成は本作も変わらない。しかし本作は必殺仕事人への依頼者が同じクラスの女子・川下ショーコというところが目新しい。本作扉絵で「公開処刑」されている一見イジメ被害者っぽい相内玖未さんは、予想外の行状で脱がされていたのだ。黒髪陰キャの相内さんは、川上たち陽キャグループに机を占拠され仕方なく便所飯を余儀なくされていた。ここまでは可哀想だ。彼女たちの通う学校の女子トイレはいわゆる「和洋折衷」スタイルで、もちろん和式で便所飯はできない相内さんは必然的に洋式を長時間占拠していた。もうこの点でおあいこである。我らがヒロイン相内さんは、止む無く和式で用を足そうとする川上に敵愾心を抱き、隙間からスマホでトイレ盗撮をやらかす。しかも動画で。ケツから顔までバッチリ映ったそれを相内はインターネットに公開して金銭を得た。「最初は軽い気持ちだったんです」というモノローグと裏腹に初手から「同級生を売る」というエゲツナイ犯歴が飛び出した。川上をターゲットにこれを常習的に繰り返していただけでヤバいのだが、「川上の動画再生が伸びる」ことを理由にスカート覗きから着替え盗撮まで、本人の顔が入った動画を上げまくる。7ページ、さらに敵愾心を燃やす相内は、あろうことか痴漢掲示板に、あたかも川上が痴漢されたがっているという情報と居場所を書き込む。ダメなオッサンに包囲される川上を見てほくそ笑むという心根からの悪がそこにあった。一方で川上もさすがに自分が近しい人間から攻撃されていることに気付く。良心の呵責なくカネのために隣のトイレにスマホを突き出した相内は、川上本人に手を掴まれすべてが明るみに出たのだった。
川上ショーコの罰
どう見積もっても退学、刑事罰は免れないであろう相内だったが、ここまでされた川上は何故か「私的制裁」に打って出た。ここまで川上側に悪事の証拠など無く、事件を公にしたところで赤裸々な動画が放流されている以上に恥ずかしいことなど無いだろう。自分が川上の立場ならリベンジ以前にダメージに耐えられる気がしない。己の傷は意に介さず、川上は相内に辱めを与えるべく自分の「セフレ軍団」が相内を襲うところを動画に撮るという我々読者に得しかない手段で報復に出た。13ページの時点で手も足も縛られておらず逃げようと思えば逃げられるように見える。しかし15ページ、相内さんは腕を頭の上で縛られた上でスカートを持ち上げ頭の上で縛られていた。いわゆる巾着縛りなのだが、足は縛られておらず体は固定されていない。本人はもちろん嫌がっているので抜け出そうとしているはずで、暴れても抜けられないほどキツく縛られているとすると本人の呼吸が心配である。制服のスカートに空気穴を開けてあげないのは優しさかもしれないが、布だとしてもこれだけ喘げばさすがにヤバい。弄られ犯され、22ページで巾着を解放される。アヘ顔というか酸欠的に危険な表情に見えてしまう。この後も3本の竿で寄ってたかって回され倒し、25ページの一番下、先項で述べたストーリーのねじり上げが始まる。
相討ち
ここでリベンジ動画を撮っていた川上さんが急遽レズプレイに目覚める。相内の頭を掴んで自分の股座を舐めさせる。セフレ軍団に後ろから突かれながら自分の股間を必死に舐める相内に、「よく見るとかわいーじゃん」川上は情が移った。28ページ、川上さんは相内を抱きかかえて乳首を吸いつつ、突き上げられる女性器を手マンするシーンでエロシーンの締めとなる。事後、川上は慰謝料名目で相内にパパ活をさせる。そのために川上はモサい相内におしゃれを施し、なぜかパパ活の現場まで同行して自分も参加するという摩訶不思議なオチである。先述の通り相内さんがやったことは川上に相当なダメージを与えていて不思議はない。相内さんの魔性と川上さんの猛烈な包容力で「制裁プレイ」の帳尻が合ったミステリーであり、理屈は抜きにかわいい女の子二人のランジェリー上目遣いで締めたという結果オーライ感を美味しく味わう作品だ。あとまあヒロインの名前が「相討ち」というのも何となく頷けた。
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