マネ、恐ろしい子! [玉ぼん] ぎゃるばす・あれるぎー! (快楽天 2025.12)

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copyright 2025 ワニマガジン 玉ぼん

タイトルぎゃるばす・あれるぎー!
作者玉ぼん
掲載誌快楽天 2025.12
ページ数26
ヒロインエルル
竿役八雲
発射数10
公式タグギャル / フェラ / パイズリ / パイパン / ムチムチ / サキュバス / ファンタジー・SF / 三つ編み / 中出し / 同級生・同僚 / 女性上位 / 学園 / 学生 / 巨乳 / 潮吹き / 異種間 / 逆転なし / 金髪・茶髪
修正白抜き修正

体調がだいぶ戻ってきた。引き続き快楽天から玉ぼん先生の作品をご紹介したい。

重畳

快楽天屈指のストーリーテラーである玉ぼん先生が人外モノを手がけるとココまで深い話になるのかという会心の作だ。本作の舞台設定は「人外の種族と人間が共存を目指そうとしている学園」である。共存が成立しているわけでは無く、各種族が人間界で生活するために有害な種族の特性を様々な方法で抑え込んでいるという、みぞね先生「発情人外日誌」に相通ずる設定だ。オチに触れるが、本作世界観では抑止に失敗した個体を監査する人間がおり、強制的に能力を抑え込めるひみつ道具と元世界に強制送還する権限があるらしい。これら本筋は冒頭登場するメガネの風紀委員くんが一手に担っており、本作の竿役は八雲くんという爽やか真面目な男子生徒である。複雑な設定ながら、本作はト書きを使わず非常にスムーズに説明がなされており、エロ漫画として当然ノイズになりかねない部分を叩き込みつつ迅速にエロに移行している。大変満足だ。「幾重にも連なること」「この上なく満足なこと」両方の意味まさに重畳ちょうじょう!である。

エルピー・プル

神と人間の中間的存在として「妖精」が挙げられる。今ではFairyの日本語訳として定着しており、羽の生えた小さな生き物として描かれることが多い。しかし当然日本に無いファンタジー概念の訳語は簡単に決まったわけでは無い。Elfはそのまま「エルフ」と読み慣わすのが今では一般的だが、エルフ的存在、El-peopleを「妖精」と関連付けたのが小泉八雲だそうだ。小泉八雲ことLafcadio Hearnは日本の妖怪など人外の伝承を多く海外に広めたことで有名な作家であり、明治期に自ら日本に帰化した親日家でもある。ついでにそれをガンダムと関連付けたのが富野由悠季らしい。サキュバスながらエルフ耳の本作ヒロイン・エルルに接し、理解し、受け入れようと奮闘する竿役を八雲と名付けたのは深い意味があるのかもしれない。

https://gundam-ab.com/titles/pl/zz_003.php

八雲立つ ギャルのサキュバス

本作ヒロインのエルルさんは特に偽装していないサキュバスである。基本は悪魔路線であり、ヤギ型のツノとスペード型の尻尾が生えている。例によってどういう縫製になっているのか分からないほどの制服ブラウスではち切れそうな長乳を支えている。いわゆる催淫属性があり、竿役の八雲くんがおっ立てて独り溺れていた。絶対にエルルさんに迷惑をかけたくない八雲に対し、エルルさんは自らの特性に「理解のあるギャル」だった。慣れた感じで文字通り胸襟を開き、八雲に「馴れ」を促す。7ページ、八雲はノーハンドどころか着衣の乱れも無いまま射精ついでに鼻出血で応えた。強過ぎる。しかしエルルさんは動じず、パンツを脱がせ無表情のままパイズリを始める。否、ズるまでもなく乳奥への0こすり半で2発目。これでも動じないエルルさんは拭くでもなくそのまま、ぬちっ、ぬちっ、ヌリュン、ヌリュン、4こすりで3発目だ。下半身と違い乳の谷間は潤滑が無いにもかかわらず、竿側の分泌だけでヌリュンしている。ここでエルルさんがようやくパイズリを始め7ページから10ページまで4連発。ここまでが「一回」の行為で、エルルさんはこの後も八雲に訓練という名の射精促進を続ける。もう一度よく見て頂きたい。玉ぼん先生も絶対意識しているであろう八雲くんの毎ページ射精。7, 8, 9, 10, 11, 12, なんと13ページまで、7連射を達成した。ネタではなくしっかり漫画に落とし込んでの大記録。シルバースラッガー賞のエロ漫画部門のダークホース堂々登場である。

妻ポジに フェロモンつくる そのフェロモンを

そして14ページ、事態は急変する。性欲解消でスッキリした応援団長・八雲くんがマネに♡を飛ばされているシーン、そして今まで無表情だったエルルさんが逆光の陰で見せた般若の形相肉棒魔羅ノ進先生「がまんできない」の栄めぐるさんを超える逆転劇が起こる。食欲と食い意地は表裏一体とでも言うべきか、超意外にもエルルさんは独占欲最強だった。ここまで八雲くんは鎧袖一触エルルさんにほぼ何もされずに単独で果てていた。そんな彼が鬼の十八、全盛期ギャルサキュバス全力の性技を受ける。しかも彼女のチュッパチャプスは「能力抑制剤」から「一家相伝のフェロモン増強剤」に替わっていた。誌面越しのセックスの良さはなかなか伝わらない。少年漫画的な分かりやすいドーピングによるオーバーキル、しかもエルル自身の「性感の復活」という諸刃の剣。21ページ、「男の潮吹きの膣内出し」というトリッキーの極北を魅せる。23ページ、リミッターの解除という禁忌を犯したエルルは、力任せに八雲を犯した。そしてこの行為は八雲を死に至らしめる、重罪をも犯そうとしていた。八雲は(おそらく後に)語る。「そこから先は — もう殆ど覚えていない 微かに残っているのは射精の瞬間が永遠に続くかのような感覚と ひんやりとした床の冷たさ エルルとのキスが メロン味だったことだけ…」文豪玉ぼん先生の感性に響かせる描写だ。彼女がメロンパンを欲していたこと、無表情で常に飴を舐めていたのは「キス」を八雲にさせないため、という伏線が唐突に頭に響く。メロンパンからメロンの味がするかはともかく。

メロンアレルギー

上述の通り、風紀委員の名を借りた潜入監視官によってエルルのフェロモンは強制的に抑制され、最悪の事態は免れた。そして最悪の事態を回避したのは他ならぬ八雲くんの咄嗟の狂言 – 「恋人同士の痴話喧嘩」だった。本作タイトル「アレルギー」というのは、外敵から身を守る免疫反応が自分自身を攻撃対象と見なす広義の自己免疫疾患である。エルルは八雲のサキュバスに対する過敏性を「アレルギーのようなもの」と表現した。しかし八雲の反応は性的脅威に対する自然な防衛機制だ。本当の「ギャルバスアレルギー」持ちは、自身の強過ぎる性欲にコントロールを失ったエルル自身だったのだろうか。なおイネ科花粉症を持つ人は、ウリ科のメロンにもアレルギーを発症する可能性がある。メロンの魔性である。

マネ、恐ろしい子!

幾重にも重ねられた玉ぼん先生の叙述トリックのトリは、14ページで♡を飛ばしたマネである。実態はともかく、応援団というのはやたら硬派な組織、女人禁制として描かれがちだ。エルルさんが禁忌を犯してまで嫉妬心を燃やした応援団のマネは、実は男だったというオチだ。しかもこれは純情エルルの早とちりではなく、サキュバスをして彼は「メスの匂いをさせていた」らしい。サキュバスさえも誑かす名演技を魅せたマネ、恐ろしい子である。さらにもう一つ、冒頭で足をクロス立ちしていたメガネの風紀委員。こいつも学ランこそ着ていながら、八雲くんを見る目に若干の乙女さを感じる。エルルを沙汰止みにしたのも八雲への情があるのかもしれない。何より八雲が鼻血を噴いた距離感、おそらく教室中に充満していたであろうフェロモンにこの風紀委員自身は反応していない。もちろん監視官にだけ与えられた特殊能力なのかもしれないが、この風紀委員にもそのケが、いや、むしろ八雲くんもまた男子を籠絡する何らかの異種族なのかもしれないぞ。

本作の単話販売はこちら!!

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copyright 2025 ワニマガジン 玉ぼん

タイトルぎゃるばす・あれるぎー!
作者玉ぼん
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ページ数26
ヒロインエルル
竿役八雲
発射数10
公式タグギャル / フェラ / パイズリ / パイパン / ムチムチ / サキュバス / ファンタジー・SF / 三つ編み / 中出し / 同級生・同僚 / 女性上位 / 学園 / 学生 / 巨乳 / 潮吹き / 異種間 / 逆転なし / 金髪・茶髪
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