男と女のBAC [ぼるしち] 忘れられなくしてあげるから (HOTMILK 2023.12)

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copyright 2023 コアマガジン ぼるしち

タイトル 忘れられなくしてあげるから
作者 ぼるしち
掲載誌 HOTMILK 2023.12
ページ数 26
ヒロイン
竿役 若林碧斗
エロページ位置(割合) 7 – 24 (69.2%)
発射数 6
公式タグ パイパン / 中出し / 処女 / カップル・夫婦 / お姉さん / 巨乳 / 恋愛 / 手コキ
修正 モザイク修正
本日は大人気ぼるしち先生の「あげるから」シリーズ最新作をご紹介する。過去「お持ち帰り」「満足するまでして」「美味しく食べて」いただいたのだが、今回は「忘れられなく」してくれるとのことだ。
 

クーデレ蓮さん

ぼるしち先生のヒロインは「ホット」と「クール」が交互に来るイメージだ。前作「美味しく食べてあげるから」の滝沢なつきはぶっちゃけ愛嬌だけで世渡りできるキャラクターで、愛情表現が直接的かつホットである。対して本作の蓮さんは冒頭から表情が動かず一目でクールキャラだと分かる。二人の馴れ初めおよび年齢差はよくわからないが、職場ないしサークルの先輩後輩といったところか。もちろん蓮さんが年上だろう。蓮さんは徹頭徹尾タメ口なのに対して、竿役の若林君はところどころ敬意が感じられる。いわゆる「クーデレ」キャラらしく、蓮さんは会話がぶっきらぼうで感情がこもっていないのだが、彼女なりの配慮と距離の詰め方を感じられる。なおHシーンで蓮さんは「はじめて」だと宣言するのだが、若林君は特にどちらとも言及がない。流れ的には初彼女であってほしいのだが、正直初彼女がこのキャラだとこうも上手く立ち回れないのではないだろうか。「あげるから」シリーズコンセプトとして本作もお姉さんがリードする展開なのだが、蓮さんはあくまでオンラインでの予習を完璧にこなした上での初体験である。
 

水族館デート

動物園は排泄物を含めた獣臭さや騒音の問題があるため、町中に配置されていることは少ない。対して水族館は生き物が水から出てこないので、水と循環ろ過施設さえ確保すればどこにでも建設できる。大規模な水族館のほとんどは海沿いにあるが、池袋「サンシャイン水族館」ソラマチ「すみだ水族館」品川「マクセル・アクアパーク品川」など都心のビルで集客している例もある。本作のデートでは徒歩での現地集合という形なのだが、都市型の水族館なのだろう。本作は学生感が無いので「水族館デートからラブホ」の流れ自体はクルマの方が自然だと思うが、あくまで「ふらっとラブホに立ち寄る」という意図を出す、しかも蓮さんが未体験なのであれば立ち止まるポイントは必要だ。ちなみに上記都内の都市型水族館で、ソラマチと品川は流れで立ち寄れるラブホは見当たらない(アクアパーク品川はプリンスホテルの施設だが)。池袋であればラブホはいくらでもあるのでノープラン遭遇戦も夢ではない。
 

男と女のBAC

本作はいわゆる「男と女のABC」一晩で甘く煮詰めた逸品である。Aに力点を置いているのだが、順序的にはB→A→Cの順である。ホテル「MILK」(いい名前だ)にチェックインした蓮さんは、いきなり下着姿でガッツリ手コキを始める。本作は冬服で露出が無い分、お高めそうな黒の勝負下着がよく似合っている(モノクロなので黒ではないかもしれれないが、クーデレは黒が似合う)。そして右乳の上にホクロがあるのもグッとくる。いきなり手コキで果てた後に、若林君の方からキスを志願する。蓮さんは「男はとにかくチンコいじってほしいんでしょ」という考えの持ち主なのだが、あまり教材が良くなかったのだろう。男性向けのハウツーSEX本は間違いなく冒頭に大きく「いきなり性器にがっつくな」と書いてある。でも蓮さんは彼氏の望みは全て受け入れるタイプで、頼まれればこってり舌を絡めてくる。うっとりとしたキスの後、上に乗った蓮さんがCに踏み込む。キスしながら乳を密着させつつ腰を動かすのは難しいと思うのだが、蓮さんは難なくこなす。タイトル通り若林君は生涯忘れないであろうすげぇ射精を決める。すさまじい初体験を済ませた蓮さんは腰が抜けて動けなくなる。攻守交代で若林君が対面座位で感謝の意と今後の抱負として「頑張ります!!」と宣言しながら更に出す。ここで蓮さんは彼のことを碧斗君と下の名前で呼ぶところが本作のクライマックスである。
22ページの最後のコマ「その後はヤバかった」で、蓮さんの後ろでお団子にしていた髪がほどける。乱れ髪で激しく絡んだというシーンから25ページ、朝チュンのシーンで蓮さんが髪を再び上げている。クーデレ女子がデレからクールに戻る瞬間である。オチはこの際さて置くとして、導入からエロシーンでのギャップ、肌の温かみを感じられるような構図かつ筆致と技術点かつ実用性の高い作品に仕上がっている。ビターさやスパイスなどいらない。ヒロインの美しさという剛速球で押す王道の逸品と言える。

あらすじ

碧斗は蓮と付き合い始めて2か月、5回目の水族館デートに挑もうとしている。目標はキスすることだ。しかし隙が無い蓮さんは今日も惜しいところで交わされ上手くいかない。夜も更け諦めかけたところで、蓮さんが立ち止まり「行きましょうか」と告げる。目の前にあるのはラブホテル。二人は一線を越える。

本作の単話販売はこちら!!

220円

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ぼるしち先生の作品はこちら!!

甘い誘惑

550円

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