真綾様尊い、、[花兄けい] すぴりちゅぱる (COMIC BAVEL 2023.04)

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copyright 文苑堂 花兄けい

タイトル すぴりちゅぱる
作者 花兄けい
掲載誌 COMIC BAVEL 2023.04
ページ数 24
ヒロイン 真綾
竿役 武蔵
エロページ位置(割合) 7 – 23 (70.8%)
発射数 1
公式タグ ニーハイ・ニーソ / ツイン・ピッグテール / JK / 処女 / 制服 / 学園 / 巨乳 / 幼なじみ / 恋愛 / 童貞
修正 白抜き修正
スピリチュアル(spiritual)のいうワードは意味がわかりそうではっきりとはしない。本来の意味としてはキリスト教における父と子と聖霊というときの聖霊のこと(holy spirit)、ひいては宗教的要素全般を指す。一方で、20世紀に派生したニューエイジ運動に端を発する超自然的な精神世界全般を表すサブカルチャーのことを日本で主にスピリチュアルと呼ぶ。人によって興味のある方向性や濃淡は違えど、概ねエキゾチックかつ非科学的なものを差し出せばスピリチュアルと言うことになろう。ニューエイジという言葉自体が西洋占星術から来ており(水瓶座の時代=アクエリアンエイジ)、占いというのは洋の東西を問わず太古の昔から伝わる元祖スピリチュアルといえる。民族や文化の数だけ占いの種類はあり、一般的には何かしらのランダム要素を持つもの(おみくじやタロットカードなど)を使うと説得力が出やすい。本作の真綾様はロリポップと水晶玉を嗜んでおられる。水晶玉占いは丸いものを描いておけばいいだけでツッコミどころがなく漫画でもよく見かける定番だ。しかし占いの中では高難易度のカテゴリーであり、ぼやーっとしたイメージから説得力のある回答を引き出す洞察力と話術が要求される。占うという行為は突き詰めるとカウンセリングであり、「未来を言い当てる」事よりも「相手の納得感を得た上で、相手の中から出てくる回答を引き出す」事ができる占い師が結果的に「当たる」のだ。未来を正確に予知できる占い師はこの世に存在するのかもしれないが、人間誰しも自分に不利な現実など聞きたくはないのだから。
例によってここまで長々と語らせていただいたが、本作のスピリチュアル要素は開始1ページで終わりである。悪霊だの浄化だの言っているが、特に伏線はなく単なるイチャコラの味付けだ。ちゅぱ要素はお楽しみいただけるのだが、ご想像と真逆に、ほとんど竿役がヒロインをちゅぱっている。はじめて同士で、竿役が脱がないままヒロインを全身リップという展開は割と珍しい気がする。
本作は非常に糖度の高いイチャラブものである。ヒロインの真綾様の尊い凛々しさからの甘々新妻ムーブがたまらない。そして私のイチオシポイントは、真綾様の茶番を誠実に受け止める武蔵くんのいいヤツぶりだ。非エロのラブコメを含めて、最近は性欲のないヘタレかクズが美少女に介護されるような物語が多くモヤモヤすることが多い。本作の武蔵くんは本当に真綾様が好きで好きで、それをちゃんと面と向かって言える男である。頼まれたとはいえ、ヒロインの無事を祈ってクンニしてイカせて、第一声が「ど、どうだっ 浄化できたか!?」。ヒロインへの強い想いがないとなかなか出ない台詞であろう。推せるカップル、幸せになって欲しい。

あらすじ

武蔵の幼馴染の真綾は占いの才能があり、何でも当たることから「真綾様」と呼ばれている。ある日真綾が武蔵に、自分には悪霊がついているから浄化しのためにキスしてほしいと告げられる。真綾のことが好きな武蔵は戸惑うが、真綾のリクエストに応える。次に真綾は胸を吸って浄化してほしいと服をはだける。

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