穴があったら3万円 [あおむし] いんべーだー♀ (失楽天 2023.06)

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copyright 2023 ワニマガジン あおむし

タイトル いんべーだー♀
作者 あおむし
掲載誌 失楽天 2023.06
ページ数 16
ヒロイン 佐倉
竿役 ドウテイ君
エロページ位置(割合) 8 – 16 (56.3%)
発射数 2
公式タグ しつけ / フェラ / パイパン / ニーハイ・ニーソ / 中出し / 淫乱 / 潮吹き / 童貞
修正 白抜き修正

前回に引き続いてあおむし先生の酩酊モノをご紹介する。前作はプレデター(捕食者)で、本作はインベーダー(侵入者)だ。どちらも若干のサイコホラー感が拭えないのだが、本作のオチは綺麗なのでご安心いただきたい。

エロ漫画で学ぶ窓破り対策

本作は冒頭から「窓ガラスに穴を開けて侵入する」という正統派の犯罪からスタートする。ルパン三世などで見かける「窓ガラスに丸い穴を開けて窓の鍵を開ける」描写だが、当然実際にやるのは簡単ではない。コンパスにガラスカッターを付けたような「サークルカッター」という道具でガラスに丸く傷をつけるのだが、もちろんこれだけで窓ガラスに穴は開かないので、実際は穴の中にめったやたらに傷をつけて割るしか無い。詳細な方法はこちらのサイトで画像付きの説明がある。つまり丸く開けるのは仕上がりがキレイなのだが、手間がかかる上に静かなわけでもないのだ。併せて調べたところ、窓ガラスは侵入経路としてどうしても脆弱であり、上記のような手間を取らずとも硬いもので殴れば破られてしまう。より効率的には、ガラスとサッシの間にマイナスドライバーを差し込んで割るという方法があり、割れ方から「三角破り」呼ばれるそうだ。いずれにしろ手が差し込めれば窓を開けられるので割り方は必要最低限でいいわけだ。この対策として手っ取り早いのは防犯用のフィルムを貼ることで、フィルムのしなりがガラスへの衝撃を分散してくれる。これは台風など災害対策にもなる。しかし近年は、バーナーなどでサッシを加熱し、温度差でガラスを割る「焼き破り」という方法もあるそうだ。叩き割るより時間が掛かるものの、温度差による割れは音が違うらしく、侵入に気づかない事が多いらしい。これはフィルムでは対策しようがなく、ガラスそのものを耐熱仕様に変えるしか無いらしい。対策として最も良いのは、補助鍵を付けることだそう。手数を増やすと同時に鍵自体を探し割る範囲を増やし手間暇をかけさせることで成功率を下げられる。そもそも景観を気にしないなら金属柵を付けることで、はじめから窓を侵入経路にさせないことが重要である。本作は割られた窓についてはその後言及がない。賃貸としか思えないのだが先が思いやられる。

佐倉さんを暴きたい

佐倉さんは竿役を憎からず思っているフシがあり、わざわざ転がり込んだ可能性が高い。理由は2点あり、まず「酒を飲んで乱痴気騒ぎをしていたところ大家に追い出された」にしては立ち回りが巧妙である。ドウテイ君に絡みに行くしても、玄関で座って待っているのがエロ漫画の王道だ。つまり佐倉さんは竿役が家に居ないことを承知の上で、「入念に準備をして窓を破り、家に侵入してから辻褄合わせとしてワンカップを飲んだ」と考える方が自然であろう。他に方法があったであろうが、恋は盲目なのだ。2点目が、「RC造」という発言である。RCとはRainforced Concreteの略で、いわゆる「鉄筋コンクリート造り」を意味する。彼女が追い出された「崩落荘」というアパートはどう見てもW造(木造)で、コンクリート造とは遮音性が段違いである。なので彼女の主張は合ってはいるのだが、いきなり人んちに来た理由を「RC造だから」という酒飲みがいるだろうか? 私はこれも、彼女が転がり込むためのカバーストーリーの構想の中で、竿役の家がRC造という情報から「騒音で追い出されたことにしよう」と逆に決めたのではないだろうか。ちなみにドウテイ君は大学のゼミ生なのだが、佐倉さんとの関係性が明記されていない。「建築学科つながり」という可能性は否定できない。こう見えて単なる建築オタクという線もある。しかし彼女の言い分通りだとすると、インテリにしては追放理由が雑すぎる。私は策略説を推したい。そう見ると可愛く見えるではないか

ドウテイ君は強い

本作は16ページと短く、逆転からのエロ分からせのテンポが早い。というか佐倉さんがオチるのが史上最速に早い。ぶっちゃけ深酒は感度が落ちると思うのだが、それこそ童貞のチンコを触ってもここまで即落ちしないだろうというレベルで乳首が弱い。そして本作の見所は9ページ、「大きくたって童貞ちんぽは感度クソザコ~♡」「あぁあぁあ口腔吸引(バキュームフェラ)! 陰圧で精液搾りとられるっ」からの10ページ「させるかっ!」という華麗なノリツッコミである。一瞬佐倉さんが立て直してシーソーゲームに持ち込むかと思わせてからの再即落ち、というカタルシスがたまらない。「先にイッたら負けゲーム」が発生するセックスと違って、オーラルパートは攻守がはっきりしていると思いきやの、吸われ勝つ、オフェンシブなフェラを魅せてくれる。やはり深酒で喉奥はヤバいと思うのだが、これで佐倉さんは完全にオチる。アソコが「脳みその奥と直接繋がっちゃってるからっ」誘ってるのか拒んでるのかわからないところに突っ込む。ちなみに何を持って「直接」かをさて置くと、人体の神経系はすべて脳みその奥と直接つながっちゃってるので間違いはないし、だからぶっ壊れるということもない。そうは言いながら、挿入後にいきなり鼻血出して気絶されたら自分ならたぶん一旦萎えてしまう。ドウテイ君(竿役に名前がないので、ロスト後もこう呼ぶのは良くないのだが仕方ない)は強い。この状況でさらにギアを上げて攻める。首を腕で極めて、立ちバックに持ち込みつつ鏡に向けて(なぜゼミに勤しむ童貞大学生の家にこんな全身姿見があるのか謎だが、役に立った!)痴態を見せつけるというプレイを完走する。ラストシーンの崩れた書き文字で「ごめんなさい」と言わされているところがクライマックスである。ラストが鏡に写ったヒロインなので、あえて鏡文字にしても面白かったかもしれない。

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元ドウテイ君こと竿役は、結局佐倉さんに住み着かれてしまい、ハムエッグを作らせれている。しかし侵入時の彼女の服装はパーカーにキャミソールであり、ちゃっかりシャツまで借りている。竿役があまり好意を見せない割に、甘めでスキが多い佐倉さんが可愛い作品である。あおむし先生の前作が荒んだエンドだったので、こちらは微笑ましい感じに締まったのではないだろうか。でも窓は直そう。サッシガラスの修理は作業量込みで3万が相場だとか。

あらすじ

ゼミが長引いて深夜帰宅となったドウテイ君の家に、知り合いの佐倉が侵入してワンカップを飲んでいた。住んでいた家で騒いでいたところ大家に叩き出されたとのこと。朝まで一緒に飲むことにしたが次々と酒を空けていく佐倉。童貞煽りの勢い余って、服を脱いでおっぱいを触らせようとする佐倉。触られて可愛い声をあげたところから立場が逆転していく。

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