続編か極刑か? [れぐでく] 箱入りエルフの王女様 (HOTMILK 2024.03)

copyright 2023 コアマガジン れぐでく

タイトル箱入りエルフの王女様
作者れぐでく
掲載誌HOTMILK 2024.03
ページ数26
ヒロインファルナ王女
竿役オオミヤ
発射数1
公式タグパイパン / ニーハイ・ニーソ / ファンタジー・SF / 処女 / お嬢様 / 巨乳 / 潮吹き / 異種間 / 金髪・茶髪
修正モザイク修正
今回はHOTMILKかられぐでく先生の作品をご紹介する。「熱い要望で本誌再登場」というアオリだが、komiflo的にはれぐでく先生の作品はBEASTに多数掲載されているので皆さんご存じだろう。HOTMILKとしては「さよなら淫魔ちゃん」(HOTMILK 2023.8)が初登場との事。2作続けてファンタジーテイストのある作品が続いている。
 

壮大?なバックストーリー

本作は思いのほか設定が練られている。ヒロインのファルナはエルフで、とある異世界の王女として次期王の後継候補だ。王になるためには「王の試練」と呼ばれるものを突破せねばならず、詳細は明かせないらしいが「万事に怯えぬ勇気」「民を導く力」「王たる気品」が問われるらしい。ファルナはこの試練を受けたくないとゴネまくっていた。困った王は「王の試練を受けなければ、異世界から召喚した男を婿とする」という条件を出した。実はこれはハッタリで、文字通りどこの者かわからぬ馬の骨に愛する娘を嫁に出す気は無く、召喚魔法自体も寸止めするつもりだった。しかし何の間違いかこの召喚が成功してしまい、オオミヤという名前の男が魔方陣に出現してしまう。「こんなのと結婚するくらいなら試練を受ける」と泣いて逃げ出すファルナ。目的は達成された。のだが、オオミヤ君が呼ばれ損となってしまった。召喚された者が元の世界に帰るためには、召喚の目的を果たさねばならないそうだ。つまり、ファルナと結ばれない限りオオミヤは元の世界に帰れないと知らされる。さすがに不憫に思った側近は、オオミヤに一室を与え生活を保障することとした。言い換えれば軟禁である。外に放り出されても困るだろうが、見ず知らずの世界に突然呼ばれたオオミヤくんは状況を理解し、発端であるファルナ王女に文句の一つも言う気でいた。そんなある日、ファルナ王女がオオミヤの部屋を訪ねる。ファルナ王女は爆乳と表情豊かなくりくりお目々が可愛い。終始困り眉なのが個人的にツボである。
 
 

箱入りエルフの無知シチュ

既出の通り「王の試練」の詳細は不明である。しかし一旦は挑むと決意した王女だがやはり踏ん切りがつかないらしい。臣下に愚痴るのは面目ないとばかりに、異世界からの客人であるオオミヤに不満をぶちまけに来たのだった。文句を言うつもりだったオオミヤも我々同様エルフ美少女には頭が上がらない「大変だよね、話なら聞こか」と優しく受け止める。ここからが本番だ。ファルナはオオミヤが帰れない理由を知っており、自分との結婚が必須条件ではないと認識していた。「一回結ばれれば良い」そう告げてファルナは両手を広げ目を閉じた。オオミヤは迷わず口づけを交わす。もちろん「結ばれる=キッス」と考えていたのはファルナ王女のみである。最後までヤれると判断したオオミヤはおもむろに乳を揉み押し倒した。エルフ王女といえば無知シチュである。胸をはだけられ乳を吸われてもなお、「乳首へのキッス」と認識したファルナは困惑する。ここで「結ばれるとはキッスのことではないんですか?」とオオミヤに質問し、我らがオオミヤは「任せて下さい」と快答する。ちなみにファルナ王女のドレスはどう見てもワンピースだと思うのだが、オオミヤは躊躇なく下から乳までめくり上げている。さすがにコルセットベルトを外す描写はあるのだが、ブラウスその他は乳と首の間にねじ込まれている。12ページ以降、オオミヤが馬乗りになることで下半身をうまいこと隠している。逆に言うとこのままずっとファルナは仰向けの体勢なので、スカートをめくり上げたどこかのタイミングでひっかからないよう尻を浮かしているはずだ。嫌がりながらもほのかにエロい。
 

続編か極刑か

 
無知シチュというのは基本挿れるまでの話であり、男女共めちゃめちゃ慣れてる設定でない限り挿入の先は手探りかつアドリブなのだ。「名前呼ばれると感じる」「エルフ耳が感じる」と順次判明し、脱ぎにくそうな服を脱がして中出しを敢行する。知らないうちにABCを乗り越えて、謎の自信と竿役との情愛が芽生えるファルナ王女。かたや無知シチュのオチは事情を知る人間のネタバラシと相場が決まっている。王女を探していた侍女がタイミングよく事後の部屋を開ける。制止などできる状況でも言い訳もなく、明らかに入っている現場を目撃してしまった侍女は慌てて王にチクリに走る。入ってきたのが男なら「王女の裸など見ていない、オオミヤがナニしていたかも知らない」という手打ちもデキたかもしれないが。顔面蒼白のオオミヤと王の怒号で本作はオチる。ラスページの柱コメントを全文引用する。

この後、なんだかんだあって / 続きがあれば世界を救います♥(多分)

つまり続編がなかった場合はなんだかんだ無くオオミヤは極刑に処されるのであろう。彼は転生ではなく召喚なので、元世界でトラックに救済されたわけではなく知らん間に行方不明となったのであろう。あまり悲壮感も戻りたい願望も薄いので、最後に一発ヤれて良かったと思おう。もちろん単行本はみ出しでも続編があればそれはそれでハッピーだ。
 

あらすじ

エルフの王女ファルナは、次期の王となる試練を拒み続けてきた。業を煮やした王は、「王の試練を受けなければ、異世界から召喚した男を婿とする」と宣告した。王にその気は無かったのだが、オオミヤという男の召喚に成功してしまう。ファルナは試練を受けると逃げ出したので目的は果たしたが、召喚されたオオミヤはその目的つまりファルナと結ばれないと元の世界に帰れないと知らされる。

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