copyright 2024 ワニマガジン 胃ノ中かわず
タイトル | おもちゃ大好きOLの伊藤さん |
作者 | 胃ノ中かわず |
掲載誌 | BEAST 2025.01 |
ページ数 | 27 |
ヒロイン | 伊藤すず |
竿役 | 牛島正明 |
発射数 | 1 |
公式タグ | おもちゃ / オナニー / パイパン / OL / 先輩・上司 / 処女 / お姉さん / 巨乳 / 恋愛 / 淫乱 / 潮吹き / 童貞 / 羞恥 |
修正 | 白抜き修正 |
本日はBEASTから、胃ノ中かわず先生の作品をご紹介したい。霧島さん、あかりちゃんと来て次はOLの伊藤さんである。
戦友たちとの決別
本作の伊藤すずさんは、竿役の牛島正明くんの勤め先の先輩社員であり、交際相手でもある。3つの顔を持ち、彼氏である牛島くんには頼れる先輩かつくりくりお目々の可愛いカノジョとしての貫禄を魅せている。と同時に会社の女友達からは「女子校育ちで男に縁がない」「奥手すぎて全く自分から行動できない」「そんなこんなでもうアラサー処女」とポンコツ女扱いされている。この友達の言いたいことは、牛島くんは千載一遇のチャンスであり先輩ぶらずにグイグイ引っ張ってもらえと肯定的に応援しているのだ。これが彼氏に見せていない2つ目の顔。そして本当の伊藤すずは夜な夜な「処女拗らせすぎて大量のおもちゃでオナニー三昧」しているむつつりドスケベであった。牛島くんとのお家デートに挑むに当たり、この箱いっぱいのオナニーフレンドと決別する必要がある。一発ヤッた後の7ページ、幾夜をも過ごしてきた戦友と別れたくない気持ちと、彼氏にドン引きされたくない気持ちとの駆け引きの末、当然ながらおもちゃ君たちにさよならを告げるむことにした。
男性向けは上書き保存
当ブログの読者は男性が大半だと思っている。以前何度も触れたように大人のおもちゃは男女向けどちらもエロ漫画に頻出のギミックである。しかし私は極度のギャグネタを除き、男性向けオナホを大量に保有している設定を見たことがない。一般に男性向けオナホは梱包パッケージに目一杯のエロワードと可愛い女の子を散りばめている。商品自体に女性名がついているものも少なくない。その一方で一度使われたオナホは原則として汚物であり、どれだけ「良かった」としても再利用には限度がある。よく男性の恋愛観は別名保存と言われるが、オナホに関しては通常新しい穴とともに古い穴は処分するのが一般的だと思う。対して女性向けアダルトグッズは現物が見えているパッケージが少なくない。ネーミングもパッケージも必要最低限なものが多く、具体的な男性を想起させるものは極めて少ない。性具の色は個人的には目立たないほど良いように思うのだが、「ピンクローター」という表現があるように、女性向けは目立つパステルカラー単色のものが多い。おそらくセルフプレイでもカップルプレイでも、暗い部屋で使う想定なのだろう。対して半数ほどのオナホは肌色である。男性はオナホを見ながらシコるわけではないのでそれこそ何色でもいいのだが、肌感を求めるのだろうか。ここでも書いたが、男性向けはユルすぎなければ基本何でも気持ちいいのに対して、女性は自らの鍵穴に合う相棒を求める必要がある。太さ・長さ・反りなど様々なバリエーションがあるのに対して、根本的にどれが自分にフィットするか女性自身にも分からない。そもそも自発的な男性性感に対して、女性は性感そのものを探し出すところから始まる。レンタルなど無いのだから、片っ端から試してみたくなる気持ちはよくわかる。そして、1本目と2本目で文字通り「長短」があり結局どちらかに決める必要がない。ディルドは必然的に防水であり、洗えばそれなりに保つ。実際エロ漫画でもヒロイン側がおもちゃを買い漁る設定は比較的多い。それにしても伊藤さんの保有数は多いのだが、結局全部捨てることは出来なかった。
ニップルローター
8ページ、牛島くんが伊藤さんの家にやってきた。会社上がりらしいのだが伊藤さんの黒の縦セタの盛り上がりがエグい。前戯的にビールを一缶ずつ飲み、いよいよというところで真面目メガネの牛島くんから仕掛ける。大胆にセーターをめくりあげ勝負ブラと対峙する。ここで伊藤さんの攻め受けに迷いが生じ、体勢を崩した。体勢を崩すシチュエーションなのでいいはずなのだが、倒れた先のクローゼットから戦友が加勢に飛び立した。大量のアダルトトイに隠れるように見える、アラサー処女にしては異常なほど貧相なワードローブ。季節的には秋冬だと思うのだが厚手のコートが見当たらない。いくらなんでもアダルトグッズにガン振り過ぎだろう。茫然自失し全てをゲロる伊藤さん。まあ当然なのだが、慕っていた年上の彼女が愛用しているアダルトグッズを見て興奮しない男などいない。真面目な牛島君ならなおのこと、ディルドの闖入に緊張がほどけた。「一旦仕切り直しますか」という牛島に、伊藤さんもまた先輩として「攻める」踏ん切りがついた。最初はまず電マの使い方から教え、仕上がった伊藤さんに牛島くんが挿入する。あくまで実戦ははじめて同士の二人。新鮮な感想を互いに言い合いながら高まってゆく。「これからも一緒に頑張ろうね…♡」というピロートークから一ヶ月、友達に円満ぶりを見せる伊藤すずの顔は複雑だった。ちなみに彼氏に合わせたのかメガネである。そしてオチでは上のお口と下のお口をそれぞれ彼氏と戦友に明け渡したヒロインの幸せな姿でオチとなる。伊藤さんはもともとアナル系のおもちゃも多数所持しており、さよならせずクローゼットに残留した精鋭の中にもアナルプラグが入っていた。そして本作クライマックス、ニップルローターの登場だ。乳首に張り付くヌーブラのようなカップの中に、高速で回転する責めブラシが内蔵されている。この商品群の特筆すべき点は「男女兼用」というところだ。ニップルローターでも洗濯ばさみ状のパーツで刺激を与えるものはある程度の乳首サイズが必要となる。それに対してブラシタイプは男性の乳首にも効果的だ。本作ラスゴマでは牛島くんの下半身のみが写っている。本格的に彼女の趣味を理解し共感するため、ペアで装着して仲睦まじく乳首開発している絵だと見ると微笑ましいではないか。もちろんアナルも男女兼用ではあるが、一日の長がある伊藤先輩の拡張具合に一ヶ月で追いつくのは難しい。1年、いや半年後にはペアでアナルローターを入れた二人が職場で談笑する姿が見られるかもしれない。