胸糞H好きな方もそうでない方も [りゆさ] ウラハラ (失楽天 2023.11)

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copyright 2023 ワニマガジン りゆさ

タイトル ウラハラ
作者 りゆさ
掲載誌 失楽天 2023.11
ページ数 24
ヒロイン 赤嶺(waninao)
竿役 川本
エロページ位置(割合) 1 – 23 (95.8%)
発射数 2
公式タグ しつけ / オナニー / 中出し / 先輩・上司 / お姉さん / 学生 / 巨乳 / 淫乱 / 潮吹き / 痴女 / 競泳・スクール水着 / 褐色・日焼け
修正 白抜き修正
 
本日は失楽天から、りゆさ先生の作品をご紹介する。初登場の失楽天9月号では「本当にありがとう」というタイトルでヒロインがドロドロに寝取られるキツめのストーリーだった。本作は「ウラハラ」というタイトルで、実際にウラを掻きにくる変化球だった。
 

ヒロインのウラ

サムネでは生意気な褐色水泳部長が川本という部員にわからされる話かなと直感的に判断してしまう。しかし実際にページを開くと、いきなりこのヒロインが一人でジャージ姿でおっ始めているのだ。よく見ると道具も使って自撮りまでしている。やらされてる感は一切ないのでヒロインが地でエロいことがここで分かる。ちなみにほとんど「部長」呼びで名前は最後の方まで出てこないのだが、ヒロインは赤嶺さんという。また女友達からはなおちゃん呼びされている。エロ自撮りのIDは@waninaoなので少し本名が漏れている。
赤嶺さんの裏の顔が先に出てしまうのだが、表の顔は強豪水泳部の部長さんである。春季大会まで3週間というタイミングで、参加選手は調整に余念がない。それを監督する傍ら、新人部員にも檄を飛ばす。その新人の中に川本という男子がいた。サムネ左下の奴である。彼には「入学早々に他校の三年に喧嘩売って片っ端から病院送りにした」「目をつけた女子全員無理やりセフレにしてるヤリチン」という武勇伝があるヤバイ奴だと赤嶺さんの周囲がなだめに入る。
 

竿役のウラ

「真面目そうな褐色水泳少女が実はドエロい」という二面性が既に提示されているのだが、この川本も不穏な風体とはウラハラに真面目君だったのだ。ストレスを感じた赤嶺さんはまたぞろ学校の更衣室でオナる。「更衣室に水着で入ってエロ写真を上げて水着のまま出てくる」という怪しいムーブをしたところで、これまたリアルタイムにチェックしていたらしい川本君が更衣室前で出待ちしていた。ヒロイン・読者含めて「ヤリチンに脅される胸糞展開」を覚悟した刹那、川本君がいい子ちゃんムーブをかます。わざわざ出待ちしてまで「消した方がいいですよ」とのたまう川本君に、何故か赤嶺さんが発情する。川本を女子更衣室に引っ張り込んだ上で警察への通報をチラつかせ、川本を逆レするわからせムーブに移行する。川本という男が安全無害な人間と知った瞬間マウントをとるクズかつエロ漫画の女神である。
 

胸糞H好きな方もそうでない方も

話はここで終わらない。マウントをとったはずの赤嶺さんだが、性癖はどMだったのだ。そして川本にSプレイをおねだりする。川本君は雰囲気ヤンキー根はいい子ちゃんの顔を見せていたのだが、これまたSのプレイスタイルがイケるタイプだったのだ。17ページで1発出すまでは穏便に運んでいた川本と赤嶺だったが、出された側の赤嶺さんが強烈に川本を「ヤリチンクズ男」と煽り始める。ここでブチ切れて火が付いた川本はイラマから首絞めSEXまでサービスする。結果的には割れ鍋に綴じ蓋的なお似合いプレイメイト、そして対外的には真面目水泳部長がヤリ潰されているという実にウラハラな展開でオチる。komifloのボリュームゾーンはイチャラブ至上主義的で、世間知らずな少女を無理やり染め上げるようないわゆる胸糞展開はいいねが伸びない傾向にある。とはいえエロは多様性であり、少なくとも被害者のいないフィクションでの胸糞展開を好む人を責める権利などない。本作はサムネイルで典型的な胸糞展開を予見した読者は、まず1ページ目から裏切られる。しかし読み進めると本作は誰あろう竿役が性的に脅され搾取されるある意味で胸糞感のある話である。そして肝心のプレイを見るとなぜかヒロインが無理やりヤられている構図に見える、という不思議な読後感のある構成になっている。胸糞とも読めるし、何ならイチャラブプレイとも読める。美味しい作品である。あと単純に褐色水着好きにおススメできる。
 

あらすじ

強豪校の水泳部部長の赤嶺は、日ごろのモヤモヤした性欲を裏アカwaninaoに投稿して晴らしていた。特に川本という男子部員の態度が悪く、暴力やヤリチンなどよからぬ噂も耳に入ってくるのがストレスになり更衣室で自撮りを晒してしまう。それをあろうことか川本本人に見つけられてしまう。

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