copyright ワニマガジン 橙織ゆぶね
タイトル | 平日のクラスメイト |
作者 | 橙織ゆぶね |
掲載誌 | WEEKLY快楽天 2023 No.07 |
ページ数 | 10 |
ヒロイン | 木野 |
竿役 | 高田 |
エロページ位置(割合) | 5 – 10 (60.%) |
発射数 | 1 |
公式タグ | JK / カップル・夫婦 / 巨乳 / 恋愛 / 淫乱 |
修正 | 白抜き修正 |
本作は2022年下半期いいねランキング45位入賞の橙織(とうしき)ゆぶね先生の作品「休日のクラスメイト」の続編という立ち位置である。ランキング紹介のときに書いたように、ヒット作のおまけ的なアフターストーリーは読者側制作側双方にとってメリットが大きく、今後伸びてほしいジャンルと願っている。
前作の時点でざっくばらんに接してくれる、でもギャルではない「オタクに優しいクラスメイト」がヒロインである。映画の話で意気投合した木野さんの部屋に連れ込まれた高田は、映画鑑賞の間に寝てしまった木野さんのおっぱいを触ってしまう。現実世界では良くても醒めてバイバイ、最悪学校で爪弾きである。エロ漫画のテンプレでは、「目覚めずされるまま」「狸寝入りを続ける」「無知シチュ」「高田くんにも性欲あったんだ?」「さっさと襲ってこいや」などの都合よい分岐がある。ただ本当に童貞男子が欲しているのは、「悪いことは悪いと叱ってくれた上で、性欲自体は受け入れてくれる」女子だと思われ、まさにそれを木野さんが体現してくれている。高田くんは正直自分の無い愛想のない男なのだが、木野さんの積極性と包容力で高い人気を集めたと考える。
ちなみに前作エンドで二人はセフレ感を出しているのだが、付き合っているとは明言していなかった。ひとえにクラスメイトと意気投合しただけで即日セックスまでしてしまう木野さんの天使ぶりのために、仲の良い男子にはカジュアルにセックスを許すタイプに見えたのが原因と思われる。しかし本作で二人は付き合っていると明言されている。そして一皮むけた高田くんが、彼女の男遊びを認める器のデカさと彼女への信頼を告げる。これにキュンと来た木野さんと、キュンとした顔を見て幸せを感じる高田くんが本作のクライマックスと言える。前作からの二人の時間の積み上げと人間の成長が感じられる、これこそ漫画の醍醐味であり、エロにページを割かないといけないエロ漫画で関係性というフレーバーを存分に嗅げる至福と言える。とにかく木野さんのキャラクターが良い。エロ漫画に出てくる女性は、エロ100%かエロ0%の二択になりがちなのだが、木野さんの絶妙な友達感と人の良さが短いページながら伝わってくるのがとてもよい。
あらすじ(前作「休日のクラスメイト」)
前作にて親密になったクラスメイトの木野と高田は、高田の家でテスト勉強に勤しんでいる。男女問わず気さくに接する木野のことを高田は尊敬しつつも、彼氏として流されはしないと信頼している。まんざらでもない木野はいつものようにHに誘う。