copyright 2024 コアマガジン 霞雪誠
タイトル | 学園裏サービス最終話 |
作者 | 霞雪誠 |
掲載誌 | HOTMILK 2024.10 |
ページ数 | 44 |
ヒロイン | 滑砥矢庫 |
竿役 | 坦耕大 |
発射数 | 3 |
公式タグ | フェラ / パイパン / ショートカット / 中出し / 学生 / 恋愛 / 淫乱 / 潮吹き / ぶっかけ・顔射 |
修正 | モザイク修正 |
本日はHOTMILKから、霞雪誠(かせつまこと)先生のシリーズ完結話をご紹介したい。
全6話+EX
「学園裏サービス」シリーズは本作6話目で完結となる。各話のあらすじは下に記しているのでお読みいただきたい。舞台は進学校である怜蘭学園。ヒロインの滑砥矢庫は風紀委員を務める傍らで生徒会長直属の謎組織「学園裏サービス」の構成員だった。結局学園裏サービスが何なのかは最後までよく分からない。多分だがエロサービスを奉仕するのが目的ではなく、場合によっては武力行使や搦め手からの裏交渉など色々やっているのだろう。たまたま不登校の坦耕大くんに対する最善の手段が「性煩悩の解消」だと矢庫さんが判断したと思われる。とはいえ本作には番外編である「EX」があり、葉刃桐(はばきり)くんと鷹爪真執委員長の直結ラブストーリーになっている。そこも含めて性奉仕はイレギュラーでもなくスタンダードメニューなのだろう。かけて加えて、滑砥矢庫さん自身が非常に性行為に貪欲であり、事務的なスタンスで始めた「指導」だとしてもいつしか本気の顔をするのが実用面でも大変そそられる。全体として霞雪誠先生のエロシーンは多彩かつ温かみがあって個人的にとても好きである。1つの絡みの中でも幾つかのワザを組み合わせての畳み掛けが素晴らしい。そして包容力と甘えを両立したような熱い目線を注がれるのがたまらない。本シリーズに限って言うと矢庫さんのハネっ毛ショートと右目を周回する個性的な前髪がチャーミングである。
シンデレラストーリー
本シリーズは竿役である坦耕大の更生を建前とした、ヒロイン滑砥矢庫の成長物語である。坦耕大は特進クラスでの成績不振から不登校に至ってしまうのだが、なんと2話にして不登校は解消している。冒頭の言葉の自信の無さは性経験のないチェリーなら誰しも抱えているものであり、結果的にそんな深刻なものでは無かった。それより何より鉄仮面の裏の滑砥矢庫さんのほうが根が深かった。最終話で、彼女は成績優秀で学園の風紀委員長の後任にも押されるという表舞台での活躍が顕著なため裏活動がやりにくくなるほどだったと明かされる。つまりは彼女もまた普通の学生であり、激務のいっぽう友達付き合いも下手で一歩間違えれば不登校になっても何ら不思議のない境遇だ。そんな彼女を一人の同級生として、それ以上の女性として見てくれたのが他ならぬ耕大だったのだ。矢庫はもともと登場時点では裏サービスを含めて任務を淡々とこなすことを生き甲斐とみなすような性格だった。耕大に「もっと自分を出していい」と言われ(2話)、実際に欲求を出してみて(3話)、任務と自分との板挟みに苛まされる(4-5話)。そして任務と言うしがらみを自ら解き放ち、耕大と自由に歩くことを決意したのが本作最終話である。
滑砥さん今までありがとうございました
5話からの続きなので、冒頭生徒会室の回想から始まる。任務を解くと言った生徒会長兼裏サービス統括の矢永薙穂(やながなぎほ)からシティーホテルのペア宿泊券を賜る。更生を二人三脚で頑張ったことに対する労い、かつ「後腐れのないように」という言葉を残され、週末二人はホテルに宿泊する。矢庫さんには別途ドエロいランジェリーを会長から貰っており、玄関入るなりご披露する。生成AIのように検索ワードをつないでみるのだがなかなかこの感じの商品が出てこない。私が検索した中で最も近いのはplay-zone様のこちらだった。お値段1380円である。会長のセンスが光る一品だ。
冒頭キスを迫る耕大をまたしてもかわす。「こんな時に、あまり困らせないでください」と囁く。それでもなお矢庫を大事だと思っている、だからこそキスをしたいと迫られ、8ページ、連載足掛け4年でついに二人は唇を交わす。テレまくり真っ赤な顔を逸らす矢庫さん。ラブコメとの違いは、テレかくしでチンコをしごきにかかるところだ。セルフ口内射精から抜かず?の2発目を絞りにかかった矢庫さんに、耕大もまた首ごとベッドに押し倒して喉奥ピストンからのハードな2発目を打ち込む。ここで仕切り直し。一旦ハードプレイが落ち着いたところで、矢庫は「これが最後」であることを思い出す。「この熱も」「この感触も」「この鼓動も」すべて任務として得られたものであり滑砥矢庫の持ち物ではない、その事に気付いた矢庫はキスしながらボロボロ涙を流した。最初ははぐらかそうとしたが、25ページ、「終わりたく…ないですっ」ようやく矢庫本人の心からの願いを口にすることができた。26ページ、これに対して耕大からまさかの「滑砥さん今までありがとうございました」(下線部に傍点)と突き放すような言葉が飛び出す。任務を押し切って、耕大を信じて信じてやっと紡いだ願いを反故にされたと感じた矢庫は涙を止められず、絶望を押し殺そうとして押し殺せない表情を見せる。そんな矢庫を抱き寄せ、耕大は続ける「これでやっと滑砥さんに告白できます」。更生と言う目標を果たし矢庫を支えられる準備が出来たら告白するつもりだったと続け、愛の告白をする。矢庫さんの落涙きっかけなのはたまたまなのか良く分からないが、落として上げる、読者の心にも刺さった熱いシーンではないだろうか。事後、二人はケジメとして「滑砥矢庫が学園裏サービスを辞める」ことを会長に直訴した。これは本来なら許されない事らしいのだが会長はあっさりと「寿退任」を承諾した。彼女自身の貢献度と目立ちぶり、そして何より「滑砥矢庫の更生もまた完了した」という会長の英断なのだろう。冒頭にも書いたが、結局「裏サービス」とは何なのかはよく分からないままだ。真相は9月27日発売の同タイトルの単行本で明かされるのかもしれない。楽しみである。
全話あらすじ
[第1話](HOTMILK 2020.12)
ある日、怜蘭学園2年特進クラスに在籍しながら成績不振で不登校に陥った坦耕大の家に風紀委員が訪れた。彼女は滑砥矢庫と名乗り、「指導」と称してズボンを下ろしに来た。「不健全な性生活を充足して学園に復帰してもらう」ために性処理を行うと説明しながら、自らの手袋を被せて手コキを行う。手袋に射精しても納まらない耕大のチンコを見た矢庫はチンコに食らいつき、喉奥で、そして膣内で射精を促す。耕大は噂で聞いた手に負えない問題をあらゆる手段で解決する謎の組織「学園裏サービス」の事が頭をよぎる。
[第2話](HOTMILK 2022.8)
登校できるようになった耕大は放課後、矢庫から遅れている勉強の補習を受けていた。献身的かつ情熱的なサポートで順調に成績を戻す耕大に、矢庫はご褒美として「私の身体で何をしても良い」と言う。遠慮する耕大に、矢庫は机の上に仰向けになり口を開ける。その姿にたまらずチンコを叩き込む耕大。自分に自信を持てない耕大だったが、矢庫もまた不愛想な性奉仕しか出来ない自分にコンプレックスを抱えていた。耕大の素直な感謝の想いが矢庫の心にも届き始めていた。
[第3話](HOTMILK 2023.3)
テストを無事にこなした耕大は、サービスに関係なく矢庫を「寄り道」に誘った。NEON MALLで参考書を買いお茶を飲む。デートの空気にあてられた矢庫は、「想い出になるものが欲しい」と可愛い服を試着して耕大に見せる。赤面しながらも「似合う」と言ってくれた耕大に矢庫は発情し、試着室で耕大を押し倒した。帰り際、耕大は矢庫に手袋をプレゼントする。矢庫の中に特別な感情が芽生え始める。
[第4話](HOTMILK 2023.10)
裏サービスの更生計画の一環として、矢庫を恋人として扱う「恋人実習」を提案される。制服を変えフランクな口調で接してくる矢庫に照れっぱなしの耕大。役に入り切った矢庫は耕大を呼び捨てにして距離を縮めてくる。タジタジの耕大も思い切って矢庫を下の名前で呼んだところ、彼女の様子がおかしくなる。名前を呼ばれるたび真っ赤になって発情の度を深める矢庫。グチョグチョになって甘えてくる矢庫を胸に抱いて、耕大は「キスしたい」と告げた。
[第5話](HOTMILK 2024.1)
(4話の続き)キスを求める耕大を、「私には勿体ない」と突き放す矢庫。「矢庫さんは俺のこと好きじゃないの?」という耕大の問いかけに、矢庫は精一杯耕大の好きなところを並べ立てる。心が好き、そしてチンコも好き、「だからもっと耕大くんとエッチがしたいです」。激しく抱き合いながら耕大もまた矢庫の好きなところを囁くが、矢庫はどうしても素直になれなかった。事後、耕大が強引に唇を奪おうとした瞬間、生徒会長の矢永薙穂から「更生は完了した。滑砥矢庫を担当から外す」と告げられる。
[最終話](HOTMILK 2024.10)
矢永薙穂の計らいで、二人は「任務最後の日」をホテルの1室で過ごす。「思いつく限りのことをしましょう」という矢庫に耕大は再度キスを求める。かわそうとする矢庫だが、「俺の初めては全部滑砥さんがいいです…!」という口説きに彼女は全てを許した。キスしたことで耕大への想いが止められなくなった矢庫は、今日が最後と言う事実に落涙する。耕大は感謝の締めの挨拶をした上で、改めて任務と関係ない矢庫に告白する。恋人になった二人は矢永薙穂に「矢庫の裏サービス引退」を願い出る。
[EX 性活指導編] (HOTMILK 2021.5)
成績優秀ながら遅刻など素行が悪い葉刃桐(はばきり)に対して、遅刻の違反切符を切る委員長こと鷹爪真執。真執は葉刃桐に「放課後の体育倉庫備品チェック」に、来て手伝ってくれたら「おっぱい触らせてあげる」と呼びかける。放課後、体育倉庫の片づけを始めた二人だったが、真執の体操着姿にドキドキする葉刃桐に、真執が「なんで勃起してるの?」と問いかける。そして真執は葉刃桐が根はイイ奴であること、そして裏サービスの規定で30枚チケットをさばくと好きな男を一人喰っていいこと、それが真執にとって葉刃桐であることを告げた。
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1,180円
霞雪誠先生の作品はこちら!!
440円