1射精あたり約30円(税込) [えーすけ] 搾精系彼女の宣伝的な何か (X-EROS #101)

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搾精系彼女の応援的な何か

単行本の発売に合わせて内容に合わせたちょっとした短編を載せるのはエロ漫画雑誌あるあると言える。しかしまあストーリーガン無視でそのまんま宣伝を載せるのは中々にメタいし、それはそれとして目次に載せて作品カウントするのも珍しい。それもこれも当代一の実力派作家えーすけ先生なればこそ。どこで切り取っても、キャラの紹介をするだけでエロいのだから仕方ない。単行本「搾精系彼女」というタイトル通り、竿役の射精シーンに焦点を当てリビドーを注入した作品集である。えーすけ先生自らあとがきでそのように解説しており、前単行本の「ひみつのつぼみ」では純愛和姦をテーマにしたために射精数が少なかったという反省の弁を述べておられる。「ひみつのつぼみ」も凄まじいエロさで射精数が少ないとは思わなかった、いやそれ以前に和姦はともかく「純愛??」とツッコみたくはなるが、その前の妻寝取らせ「DOLLS」シリーズとの対比だと思われる。

エロ漫画の射精数は「2発」

セックス、性行為、男女関係、なんなら恋愛の男性から見たときの究極的目的、それが射精である。射精があってこそ性行為には区切りが付き、エロ漫画が締まる。当ブログでは各作品の射精数を追いかけており、標準値は明らかに2である。射精があったことを物語る描写(使用済みゴム、顔とか舌とか)があれば良いというものではなく、男性器から直接放出されているシーンが無いと原則射精カウントできないと考えている。射精行為そのものに音はしないはずなのだが、エロ漫画を読み慣れた男なれば少なくとも射精を感じさせる擬音が脳内にこだまするだろう。大別して「ドピュなどのD音派」「ビュルなどのB音派」があるがここでは言及しない。

数えてみた！

本題に入る。「搾精系彼女」の搾精数はどんなものか、実際に正の字書いて数えてみた。

搾精数のカッコ内は中出しの内数(ゴム中を含む)。総計39発となった。直接の描写がなかったが回数が記載されているものが4発あり、「あうとろ♡」では冒頭の「もう2回もしたじゃん」というセリフ、「クロール」は20分後の「3回分♡」という説明書きから算出した(どちらも腟内だと思われる)。これを追加すると総計43発である。夢見るアプリの冒頭は俊太の妄想だが、射精が描かれているのでカウントしている。ゴムが散乱しているだけのシーンはカウントしていない(これを入れてしまうと何でもアリになってしまうと思う)。集計して分かったのは、意外と腟内ではなかったという事だ。膣内射精は男の野望であるが、描写そのものとしては深掘りしようがない。「room022」に至っては、開幕3発が「服出し」ときている。

既読者の方へ

さて上記の集計だが、既読者の皆様の印象と整合しただろうか?ハッキリ言ってエロ漫画としても規格外の発射数と断言できる。本当に凄いと思うのは、全ての作品で竿が一本しか無いことだ。竿役が複数いれば発射数は一気に跳ね上がる。何ならぶっかけ乱交してしまえば1コマで回収できてしまう。えーすけ先生は逆に、1発の射精を複数コマで描いているものもあり、先述の通り射精の快感に並々ならぬ情熱を込められている。極めつけは、「あうとろ♡」を除いて、単話作品は全て「男1人」の「女1人」に対する「1日」の発射数という点だ。雄のニワトリは同じ雌とばかり交尾していると回数が徐々に減ってくるが、雌を変えると交尾数が回復するという研究があるそうだ。理性ではともかく本能的には男性諸氏には言わずとも分かることであろう。「夢見るアプリ」の俊太君に至っては、2話の途中から3話エンドまで数時間程度の出来事と思われる。つまり2話の後半2発を含めて計12発! しかも偉いのがこれだけヤッて危険日のひとみの中には一発も出していない。そもそも俊太君もヒロイン二人ともこれが初体験だったはずで、現実ならギネス申請して破局するレベルと言える。

未読者の方へ

本単行本未読者の方でここまで読んでいただけた方には本当に感謝しか無いが、X-eros編集かつワニマガジン社に成り代わり、本作は本当にオススメできる。1射精あたり約30円(税込)とコストパフォーマンス?抜群である。これでも悩んでいる方に、実はさらに巻頭カラーピンナップが2作品分ついており、ここでも2発出している。総計45発!! 

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