copyright 2023 ワニマガジン あおむし
タイトル | 酩酊プレデター |
作者 | あおむし |
掲載誌 | 失楽天 2023.04 |
ページ数 | 8 |
ヒロイン | 西条 |
竿役 | 悪い男ら |
エロページ位置(割合) | 3 – 8 (75.%) |
発射数 | 4 |
公式タグ | アナル / ニーハイ・ニーソ / 乱交 / 巨乳 / 複数 |
修正 | 白抜き修正 |
送り狼はやめましょう
何度も書いているように、性的同意のない性行為に対する風当たりは日々強さを増している。もちろん悪いことではない。女子に酒を飲ませて酩酊状態にした上でよくわからないままセックスさせた場合、刑法178条の準強制性交等の罪に問われる。かつて準強かんと呼ばれていた罪で、心神喪失もしくは抗拒不能(頭では拒否っていても身体が動かないなど)にした状態でスケベなことをすると該当する。「等」と入っているところに、従来のワードでカバーされていなかったアナルやフェラが含まれている。従って男性でも被害者になれるところが大きな違いらしい。いわゆる「送り狼」ネタは青年漫画でも使われており、行為の描写をせずとも流されてHした感が出せる(+Hした・してないで引っ張れる)ところが大きい。エロ漫画では上記の通り触法行為に当たるので穏当な表現に変わりつつあるが、本作はストレートな意図的組織的犯行である。
時間操作系? 記憶改ざん系?
ただ本作のテーマはどちらかというと、「酔って記憶を無くすって恐いね」と表現できる。ヒロインの西条さんは酔って男の家に連れ込まれるのだが、いきなり口元に差し出したチンコを二本とも躊躇なく受け入れている。2本とも抜いたところで服を脱げというと脱ぎ、あそこも準備OKとなっている。とにかく展開が早い。そして前後で2本挿し。この竿役はよく喋るのだが、竿役も言っている通り泥酔してる割には喉を突き倒してもオエッとえずく様子がない。普通このパターンは睡眠姦と同じで仰向けに寝たまま動かない女をオモチャにする展開が一般的だと思うが、四つん這いバック前後二本差しからのアナル二本差しでも平気な顔である。見当の定まらない瞳の西条さんに「まだまだこれからだぜ西条サン」と竿役が予告する。なんとここでこの漫画は、終わるのだ。
ラスゴマでは「男根」というシャツを着た西条さんが搾りカスの男二人を殴りつける描写で終わっている。送り狼のダチの家だったはずなのだが、このシャツはどこから出てきたのか? 西条さんの私物か? 男が持っているとしたらいい趣味である。諸々勘案すると、この男たちは心神喪失状態で西条さんの自宅に連れ込まれてキッチリ絞られたと見るべきか。西条家の異能なのか、男どもも意外と酒に弱いのか、真相はわからない。しかし、男どもも朝起きて記憶がない状態であることは間違いなさそうだ。プレデター(predator)は「捕食者」という意味である。肉食動物である狼が狼を送り合う。食うか食われるか。プレデターかプレイ(prey, 獲物)かという駆け引き、それらは全て酩酊により記憶から抹消されたらしい。ぶっちゃけ本当に8ページのネームだったのかは定かではないが、記憶がなくなるというのはそういうことである。昨晩のヤンチャの記憶がなく隣のよく知らん人と気まずい空気で目覚める朝のことをリアルに描写した怪作といおう。
あらすじ
普段からお高いお嬢様として通っている西条を酔い潰した男が、ダチと一緒に西条を手籠にする。意外とノリ良く言うことを聞く西条に二人は抜かれまくる。
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