copyright 2023 文苑堂 嶺本八美
タイトル | 悪い先輩とHしないと出れない部屋 |
作者 | 嶺本八美 |
掲載誌 | COMIC BAVEL 2023.05 |
ページ数 | 22 |
ヒロイン | あおば |
竿役 | 先輩 |
エロページ位置(割合) | 14 – 21 (36.4%) |
発射数 | 1 |
公式タグ | ローション / JD / 処女 / 羞恥 / 貧乳・微乳 |
修正 | 白抜き修正 |
団塊ジュニア世代の新入生?
2022年で画業25年を迎えた大ベテラン嶺本八美(りょうもとはつみ)先生の作品である。嶺本八美先生の主戦場はLOだという認識で、今から見ると比較的レトロな作風を今に残されている。解釈は様々だが商業エロ漫画の全盛期を戦ってこられた英雄である。昨今の高精細ハイカロリーな作画と異なり、コミックタッチな女の子が私は好きだ。本作のはわわ感とは大分違うのだが、この方(6代目)をイメージしていただければお分かりいただけるだろう。
copyright 2017 学文社 服部昇大
本作はいわゆる「Hしないと出られない部屋」という都市伝説のようなネットミームを題材としている。なぜ出られないのかが語られることは皆無だが、とにかくHしないと出られないという単純明快さとヒロインの退路の断ち方、それに伴う感情の揺れ動きがエロ漫画的に便利なため各所で利用されている。ロリ漫画では逆にヒロイン側に責任を負わせるのが理不尽なためあまり使われない。嶺本八美先生におかれても、本作のいわゆる「身体は大人、頭脳は子供」の合法ロリとして持ってこられたようだ。
Hしても解けない謎
冒頭に出てくる時刻表が気になる。少なくとも東京都内であり、目的地表示に「三」「八」「大」「中」とある。直感的には中央線快速であり、三鷹・八王子・大月・中野、無印は高尾行きと思われる。中野行きがあるのだから、現在地は新宿以東と考えられる。過去この辺に住んでいた時の感覚ではこんなものだと思うのだが、実際に時刻表を見てみると、新宿発最終は武蔵小金井行きらしい。そもそも18時台に三鷹行きの快特などあるはずがない。次にタクシーを見てみる。あおいちゃんの家までは概算「にさんまん!」らしい。新宿発で深夜料金、高速不使用と仮定した場合、中央線沿線だと、国分寺: 12,000円、立川: 16,000円、八王子: 20,000円、高尾: 22,900円、大月: 45,900円となる。この先輩を信じる必要があるどうかはさておき、八王子から高尾界隈にお住まいと思われる。自分なら間違いなく新宿に一泊するだろう。
そんな二人が逗留したホテルが「HOTEL Red shoulder」である。私はあまりボトムズに詳しくないのだが、訓練の過程で味方同士の殺し合い(共食い)をさせてサバイバーで編成した凶悪な精鋭部隊らしい。ホテルの看板にエムブレムも入っているので間違いない。ボトムズファンの意見もお聞きしたいが、少なくとも性欲が沸き立たないネーミングではあると思う。
すでにメチャクチャなのだがここで先輩はミスを犯す。読んでいただくと分かるが、「Hしないと出られない」はあおばちゃん側の誤解であり、先輩はあくまで「フロントにHが終わったことを報告しないとドアが開かない」と説明している。つまりHなことを実際にはしていなくても報告すれば良いだけであり、わざわざ「このルールは女同士のラブホ女子会でも適用される」=つまりセックスは必要条件ではないと明言してしまっている。痛恨のミスだが、あおばちゃんのミラクルフォローにより茶番は続行する。ここから先はめくるめく無知シチュの世界でマットプレイからの抑え込み一本で決着する。
本作の悪い先輩くんは名無しである。あおばちゃんというネーミングは東京初心者=わかばマークから来ているのかと思ったが、それならわかばちゃんで良い。適当な嘘にホイホイとついていく警戒心の薄さ、システムへの疎さ、羞恥心の高さのわりに何だかんだの愛想の良さ。まさかとは思うが「おばあちゃん」のアナグラムという可能性はいかがだろうか? 合法ロリからロリババアへの転身、それもまた四半世紀のエロ漫画描きのマジックではないかと考えてしまう。
あらすじ
田舎から上京して間もない純粋無垢なあおいちゃんは、家族の心配どおりに悪い先輩に騙されてホテルに連れ込まれてしまう。何も知らないあおいちゃんは、「間違えて入ったが、ラブホテルはHしないと部屋から出られない」と嘘を教える。何でも信じることをいいことに、先輩はあおいちゃんにマイクロビキニを着せてローションマットプレイに誘い込む。
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