汁だくおもちゃ系 [fu-ta] りぷれい (快楽天2023.3)

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copyright 2023 ワニマガジン fu-ta

上は大火事、下は大洪水

私が勝手に「汁だくおもちゃ系」と呼んでいるfu-ta先生女子だが、もちろん本作でも遺憾なく発揮されている。とにかく股間の責めに弱い。すぐのけ反り、奇声をあげ、だくだく潮を噴きまくる。そしてもっと苛めてほしそうな実にイイ表情をする。これの繰り返しで構成されている。半ばギャグっぽくもなるのだが、気持ち良さというものを全力で表現していて見るものを幸せにする魅力のある作品群である。本作の秋人ちゃんはメガネにアヒル口という出で立ちて登場する。過去の回想も似たような感じだ。fu-ta女子は上記の習性のため、平時は竿役に対してウエメセで攻めてくるか、ウザそうな顔をしていることが多い。初めから従順だと単に虐められているようにさえ見える。よく感じるからこその「ギャップ」と「逆転感」が欲しいのだ。

イエスノー枕

かつて「新婚さんいらっしゃい」という番組で、参加した夫婦にイエスノーまくらというものをプレゼントしていたのをご存知だろうか?この番組は日曜昼時に放送しているにも関わらずエロシモネタを言っていいという謎の既得権益を持っており、子供の頃から見てはいたが今から思うとよく分かってはいなかった。イエスノーまくらもその一つだ。というか大人でも誤解している人がおり、同人などでイエス枕とノー枕をそれぞれ別々に描いてるのを見ると思わずイスごとコケたくなる。イエスノーまくらは、表面にイエス、裏面にノーと書いてあり、その日セックスしても良いかどうかを口に出さずとも伝えられるのが本来の使い方だ。番組オリジナルというわけではないのでドンキなどでもたまに見かけるが、実際に運用している夫婦がどれだけいることやら。

マムシュカ!

セックスにおける両性の同意を(たとえエロ漫画でも)不可欠と考える令和においてさえ、万人受けする同意形成手段は未だ存在しない。法的に何の問題もない夫婦間でさえ難しいのに、その手前のカップル、まして元カノとのきっかけの定番などあろうはずもない。だが結局は本作のように、何だかんだ燃え上がる過程でキーとなる出来事が、パブロフの犬が如くに二人の間で恒例化することはある。「映画を一緒に見よう」はその中でも人気上位に属すと言える。私は映画に決して明るくないので間違っていたら申し訳ないが、タイトルチャプターの絵を見る限りではこちらの作品だと思われる。
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copyright 1991 パラマウントピクチャーズ
名作であるし、主人公はイチャイチャしていると言えるが、これを再生しながらエロいことをするのはなかなか尋常ではない。ギャグホラーなのだが、テンポが速く劇伴音楽も実にキャッチー。家族愛のようなものがテーマなのでエッチな気分にならないとは言い切れないが、途中は人外オンパレードでそれどころではない。やりおる。
秋人が髪を整えつつDVDを再生する傍ら、いっくんがゴムと大量の敷タオルを用意する、かつてはそんな間柄だったのだろう。二人に幸あれ!

あらすじ

津田(いっくん)は、レンタルビデオ店での雨宿り中に元カノの藤本秋人と再開を果たす。元カノとの突然の別離に心の整理ができていなかった津田は秋人を部屋に上げる。風呂上がりの秋人が言った「借りてきたやつ見ない?」は、かつて二人がHのきっかけとしていたフレーズだった。

fu-ta先生の作品はこちら!

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