copyright 2024 ワニマガジン オオサキ
タイトル | 夏の日の六畳間 |
作者 | オオサキ |
掲載誌 | 失楽天 2024.05 |
ページ数 | 40 |
ヒロイン | 由美 |
竿役 | テツ |
発射数 | 5 |
公式タグ | フェラ / パイパン / ムチムチ / おもらし / 中出し / 巨乳 / 恋愛 / 手コキ / 淫乱 / 潮吹き / 背徳・インモラル |
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白抜き修正
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皆様のご愛顧で当ブログはFC2アダルト漫画部門でランキング2位に上昇することが出来た。引き続き「過ぎ去りし日の良作」を思い出すよすがとなれば幸いだ。本日は失楽天からオオサキ先生の40ページの大作をご紹介したい。
欲しがり系隠れビッチ
失楽天5月号は「欲しがり系隠れビッチ」と銘打っている。どこがやねんとなる事も多い月間テーマだが、今号はなかなかコンセプト通りの良作が多かった。本作も後述するある一点を除くと非常に「欲しがり系隠れビッチ」感が出ていてインモラルな感情の機微が楽しめる重厚な作品だ。読んですぐ判ることとして、本作は叔父と姪の近親モノである。3親等であり兄妹以上いとこ未満の続柄だ。本作で描写はないが結婚は4親等以上なのでテツと由美は結婚できない。komifloには「姉」「妹」「お母さん・義母」というタグはあるが、近親全般を指すものは無い。「背徳・インモラル」タグとして不倫などと同じカテゴリに入っている。なお途中で明かされるが、既に亡くなったテツの姉の娘が由美である。
時系列の説明
本作の時系列は12ページで説明されている。とあるアパートに一人で暮らしているテツの隣の部屋から、姪の由美が出てきたところから始まる。理由を問いただすと、由美は「デリヘル嬢」として隣室に派遣されてきたことを仄めかす。上述の通り由美の母親は既に他界しているらしく、金に不自由している。対する竿役のテツは結婚して家を持っていたらしいのだが、何らかの理由で離婚。家を売って今の6畳間に逼塞している。察するに嫁有責で慰謝料を取ったのだろう。定職につかず貯金を切り崩して暮らしている。この二人の回想はダイジェスト風味なのか話題が唐突に飛ぶ。どうも由美は住処から立ち退きを食らったらしく、次の住居確保まであと1週間ネカフェ暮らしを強いられていると愚痴る。母親の逝去や元カレの性癖暴露と立ち退きがリンクしてるようなしてないような話だが、テツとしては苦労している姪を自室に住んでも良いと提案し、由美も快諾する。夏の6畳間に戻り再び缶入りの酒を空ける。暑い中、肌着に近い格好で寄り添う由美。回想はここで途切れ、冒頭のシーンに繋がる。
叔父と姪の一線
私が冒頭で「ある一点を除くと」と思うシーンがここだ。5ページ、由美がおもむろにテツのパンツをおろしてチンコにかぶりつき、このまま射精を迎える。近親間の肉体関係という本作のテーマにおいて、少なくとも私はフェラ抜きした時点で一線は超えているという理解をした。しかしこの前提で読むと本作はしっくりこない。あくまでこの時点では「叔父と姪の一線は超えてない」というのが本作の認識だ。この後、テツは姪の大きく育ったおっぱいに見入りつつも「姪を性的な目で見てはいけない」と自重する。リラックスした肌着姿を見ても「ちょ無防備すぎない?」という感想を漏らす。朝起こしに来た姪のパンツを見て喜ぶ。そして18ページ、同居する無防備な姪の姿に我慢の限界を迎えたテツは夜遅くにスマホでAVを観ながらシコり始めるのだ。由美がここまで無防備な理由は分かる。デリヘルをやっている事がバレている上に、既に口で一発抜いているのだから。対してテツはムッツリながら妙にお行儀が良い。自分から切り出しにくいまでは分かるが、だったらヌかれる前に止める選択肢はあったろう。まして部屋を貸しているテツの方が立場が上である。「挿入しなければ貞潔」という貞操観念は無いわけではないのだが、近親というテーマでは別にBまでならセーフともならないだろう。さらに言うと、テツは覚えていないものの由美は初日に酒でつぶれた夜に既にヤッたと証言している。由美としてはセックスを待っていたからこその無防備だったわけだ。そしてテツもそれを聞いて踏ん切りがつく。セックスする気なら壁に向かって一発空撃ちする必要は無かったのだが、結果的に溜まっていたテツはこのあと3発ブチ込むので何の問題もなかった。
別にいんじゃね
事後、テツの姉であり由美の母の墓に二人で今回の顛末を報告に来る。由美は前からテツへの好意を母に相談し、「別にいんじゃね」という回答をもらっていたという。この話と、上記の「既にヤッていた」のところは由美の出まかせである可能性はある。でもまあ結果オーライなのだろう。既に書いた通り二人にこのままストレートに結婚というルートは無い。方法がなくは無いだろうし、子供を設けないなら親戚同士が同居することにも問題は無い。オオサキ先生らしい直情先行型の、実用性の高い一作だった。ちなみに本作の舞台は六畳間にしては少々大きく感じる。何なら間仕切りがあるのだが、「六畳一間」とは言っていないので間違ってはいない。
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