copyright 2024 文苑堂 蛸田こぬ
タイトル | 控えめリクエスト |
作者 | 蛸田こぬ |
掲載誌 | COMIC BAVEL 2024.06 |
ページ数 | 24 |
ヒロイン | 内野鈴 |
竿役 | 進藤 |
発射数 | 2 |
公式タグ | フェラ / シックスナイン / ショートカット / 中出し / カップル・夫婦 / 学生 / 恋愛 / 淫乱 / 潮吹き / 陰毛 |
修正 | 白抜き修正 |
ザッツお弁当
本作竿役の進藤君は、文化祭の準備を押し付けられている内野鈴のことが気になり手を貸すことにする。彼女はいわゆる「断れない地味女」キャラなのだが、話してみると進藤に対しての照れた笑顔が可愛く、二人は急接近する。少女漫画的には進藤君がモテキャラであってほしいのだが、そこは一切言及がない。あまり紆余曲折もなく二人は結ばれる。おそらくクラス公認であろう二人は今日も階段室でランチタイムを過ごすというところからスタートだ。「彼女の手作り弁当を食べる」という実績解除率は比較的高めなのではないだろうか。料理男子がいくら持てはやされようが、女子の手作り志向、そして一度は彼氏に食べてもらいたい欲求はかなり根が深いように思う。モノクロで残念だが、鈴さんのお弁当は「焼き鮭、肉巻き、卵焼き」そして彩りにミニトマトと完成度が高い。進藤君は肯定的に「ザッ弁当って感じ!」と表現するのだが、現実にはトリカラ、ウインナー、卵焼きでも男子の胃袋は掴める。しかもJKのお弁当作りで重要なのは「材料の調達」であり、人数分必要な鮭の切り身、そして朝から匂いが立ち込める焼き魚は親公認感が強い。もちろん冷凍食品でも何ら問題ないのだが。肉巻きも前日から仕込んだのだろう。卵焼きの味付けは地域差があり、進藤家では「しょっぱい系」つまり関西テイストだと思われる。彼のセリフは鈴の卵焼きの味付けが「(同じだから)うれしい」「(違うから)うれしい」どちらでも取れるので鈴の卵焼きの味は分からない。ちなみに私は甘いほうが嬉しい。
黄金律の実践
食後には彼女の膝枕でお昼寝である。むしろこちらの実績解除の方が難易度高そうだ。学校や職場で手弁当を食べるのは傍から見て別に違和感は無いが、見られるかもしれない場所で女子の膝枕というのは勝ち組も勝ち組であろう。「すごくいい彼女だ」と悦に入るのも当然だ。先にオチに触れるのだが、実は鈴が彼氏にしてほしいことが「膝枕」だと事後に判明する。進藤君のエロリクエストはちっとも控えめではないので、タイトルの「控えめリクエスト」はコレのことだろう。「自分がしてほしいことを相手にしてあげる」これこそキリスト教における黄金律(Golden Rule, マタイの福音書7章12節)の実践であり、真善美の最たるものと言えよう。別にアカンことはないのだが、このところ変態彼氏やらパンツを嗅ぐ女子の話を続けてきたので心が洗われるようだ。
黄金律の恩恵
「なめたりとか…できる?」エロ漫画ではあまりにも一般的だが、性行為の目的から外れる第一歩といえるオーラルである。何でも言う事を聞いてくれる大切な彼女だからこそ言いにくいことは溜まっていくものだ。しかしここまで悦に入ったらもう一歩、実績解除を狙いに行きたいのは分かる。ここで黄金律に触れるのも申し訳ないが、進藤君もまた舐めようとする。鈴を気持ちよくさせたいという一心なのだが鈴の方が一枚上手だったのか、口に出してしまう。そのまま服を脱がせてHに持ち込むのだが、なんとかして鈴に感じてもらいたいと考え、本人にも聞く。鈴ちゃんは本当に良い子で、恥ずかしいながらも彼氏の質問に何とか答えようと快感を探す。進藤が強く突いたはずみに少し吹くのだが、ここまでくると都合が良すぎるほどに全てが噛み合ってくる。そして進藤の手を自らの乳にあてがって揉んでと促す。進藤がしたそうなことを先読みするだけでなくしっかりと自らも感じてゆく。黄金律の恩恵であろう。進藤は鈴を最高の彼女と改めて讃える。少なくとも男性向けエロ漫画として100%いい話だった。当ブログには「胃に優しい」というカテゴリがあるのだが、まさに心が少し疲れている時にチルできる押さえておきたい作品だ。
あらすじ
進藤君は文化祭の準備を頑張る内藤鈴の手伝いをしているうちに仲良くなり付き合うことに。手作り弁当に膝枕と何でもかなえてくれる理想の彼女と甘い日々を過ごす。進藤の部屋でHな雰囲気になって始めようというとき、進藤は今まで言い出せなかったエロいリクエストを鈴にぶつける。
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